イザベル&ジェード

しぇりこ@Isabel > 「(自分の耳を指でなぞり、おじさまとの待ち合わせに向かう13時と半刻。食事処が賑やかだとどうしても気になってしまうので、いつも昼食はこの時間に。いつも通り白いリボンで髪を結って、靴をたんたん、と2回慣らして。ぱたぱたと足早に向かってしまうのは楽しみだからか、お腹が空いたからか。)今日のメニューは…カロリーが少ないものがいいですね。(乙女なら誰しもが気にする体重、せめて可愛らしいと笑ってくださいまし。ああ、今日も今日とて柄物に柄を重ねて、サングラスをつけて…それはまあ、見つけやすいことでしょう、と。待ち合わせ場所は中庭の入り口前、おじさまのファッションならとても目立つはず。場所が近づくにつれ早まる足音、貴方様ならもう着いている頃でしょうか。姿を見つければ、)おじさま、お待たせしました…っ!(と、満面の笑みで話しかけるのです。)」   (1/7 21:23:33)

翠緑@ジェード > 「いッ............や ッ ほぅッ!!!ひッ..めッ!!!!!いやー!!!!!オレちゃんってばさぁ!!!!!!!!!!!!!!!時間をすぅぅぅぅぅっかり間違えてて〜!!!危うくオレちゃん姫が恋しくて泣いちゃいそうだったよ〜!」赤地に白い花柄の鯉口シャツとその下から見える青地になっただけの鯉口シャツ。それがイザベルの視界いっぱいに広がるだろう。そしてきっと気づく頃には、「ん〜!!!!昨日以来の姫だ〜!元気だった〜???あッ!!!もちろんオレちゃんは今日も元気だよ!!ご飯も食べれるし、ちゃんと寝れたし!!!それに姫と会えたから〜!!!」だなんて賑やかしいセリフと石鹸のような淡くて柔らかい匂いと共に抱擁されることだろう。   (1/7 21:59:11)
翠緑@ジェード > 彼はイザベルの推測通り今日もいつも通りに派手やかである。キラキラと輝くピアスやら、ネックレスやらの装飾品はどこから見ても曇りなく鋭いくらいまでに光を殺傷的に反射、縁の青いサングラスや彼の笑顔から覗く白い歯もまたそれらの光を受け止めるどころか跳ね返してしまいそうな程に明るい。そしてなによりも、それらが霞とも言えてしまう程に彼の声や仕草、言葉のそれぞれが太陽のような赫々たる光を宿していることはもはや誰の眼にも明らかであった。そのまま彼はいつものように一通りイザベルを抱きしめて頭を撫でる。リボンで綺麗に結ばれた髪の毛を崩してしまわぬよう、新芽から霜だけをかすめ取るような繊細さで。されども、その手は肥沃で磐石な地面を彷彿とさせるくらいに力強く、そして揺るぎない。だが、「あー...やっば...オレちゃんなんか...泣けてきたな...。姫が今日も無事でよかった〜...!」だなんて言う彼はどこからどう見ても不審者の類であり、人目があるにも関わらずしきりに己よりも圧倒的に小さな少女を抱きしめるその様は奇妙奇天烈と言うよりかは、もはや摩訶不思議と言ったような有様であった。   (1/7 21:59:24)

しぇりこ@Isabel > 「なっ、な…!!(視界一杯にひろがる五月蝿いファッション。それががばっ、と覆うように近づいてくるのにも驚きましたが、ここで一番気にすべきは周りからの視線。熱い抱擁を交わす…というより押しつけられつつ、おじさまの腕から逃れようと。もちろん痛くも痒くもなく、ちゃんと潰さないようにと気を遣ってくれているのでしょう。…しかし、余りに今の状況を他の人に見られるのは好ましくないのです。普通に恥ずかしいのです。)おっ、おじさま、私、潰れてしまいます…っ!!(身長差からか踵がほんのすこし浮いていました。厚い胸板をべしべしと手のひらで叩きながら訴えます。)おじさま!!もう少しお静かに!!!(子供ならではの、保護者との接し方の羞恥とでも言うのでしょうか。文字通り耳まで赤くしながら、貴方に抱きしめられています。側から見たら極道とそのお嬢と言うやつです、と付け加える。そう言いつつも、おじさまはそのファッションをお止めにならないのはわかっているのですが…。)きゅっ、急に泣くような事ではありません…っ!!   (1/7 22:12:28)
しぇりこ@Isabel > (と、言いつつも。貴方はお優しいのです、距離が縮まってからほんの少し小さな声で喋るようにしてくれたでしょう、髪が乱れないようにしてくれたでしょう、私が痛がらない強さで、抱きしめてくれたでしょう。これを伝えたら離してもらえるなんて甘い考えは持っていませんが____)わっ、わかりました!おじさまの親愛は伝わっております!!なので、なので食事に…!!」   (1/7 22:12:39)

翠緑@ジェード > 「泣くさ!!!!!!!???????!!!!!!????だって!!!つい最近まであぁぁぁぁんなに!!!!やっぱりお兄ちゃん嬉しいよ〜!!!オレちゃん感激だよ〜!!!」あろうことか。彼は本当に泣いていた。声をあげて泣く訳じゃないが、号泣する訳じゃないが、本当にサングラスの隙間からは雫が垂れていたのだ。彼の言葉は賑やかで、仰々しい。されども彼にとって嘘なんかでは無いのだ。少なくとも彼にとってはイザベルに成長は涙を流しながら歓喜せざるを得ないようなことなのであろう。イザベルが言っていた極道とお嬢。この男に極道が務まるとは到底思えず、されどもその見た目はこれ以上ないほどの適役という2つの極端、性質を持ち合わせる彼。そういう所を合算してもやはり彼はイザベルが思う通りの騒々しい男であるようだ。彼は数十秒の間黙ってイザベルを抱きしめていたが言葉を止めると同時に涙も止まったようで、   (1/7 22:38:27)
翠緑@ジェード > 「も〜!!!ちょっとくらい良いじゃん〜。...んでも、愛しい愛しい姫を腹ぺこにさせるのもあれだし〜...わかった!!早く食べて後でまたお話しよっか!!ん〜!!やっぱオレちゃんって〝お兄ちゃん〟だからなー!!!」だなんて言いながらゆっくりと腕をイザベルから離した。そうして「それじゃあ行こうか。おデート♡」なんて言いながらイザベルの自分から遠い側の肩甲骨辺りにそっと手を添えてエスコートしようとするのだった。これも彼なりの『手を繋ぐとイザベルにずっと手を上げさせてしまうから。』なんて言う配慮である。   (1/7 22:38:35)

しぇりこ@Isabel > 「ううううっうっうるさいです〝おじさま〟!!!!(慣れた声ともあって耳が痛くなるほどの声量ではない…のですが。周りの方々の事を配慮してと言わんばかりに貴方の背中を叩きます。…その、歳がとても離れていなくとも目線は親と子供、成長を喜ばれるのはとても嬉しいのです。口に出すとまたおじさまが騒がしくなるので言いませんが。それに本当に泣かれてしまって…喜べばいいのか慌てていればいいのか。麗かとは言えずとも清廉な少女はいつも通り貴方に振り回されます。それでも、心の底から嫌がらない、嫌がれないほど貴方を好いてしまっていますが。)食事しながらでもお話はできます、ええと、その…食事をする私も可愛らしい、でしょう…………とか……………   (1/7 23:00:20)
しぇりこ@Isabel > (どんどん言葉を小さく、小さく。いつも可愛がられている為、所謂調子に乗ってしまった、と言うものです。ツインテールを手に持ち、それで顔を隠しながらまた顔を赤くして…まあ、忙しい事。)と、とにかくっ!!なにを食べますかっ、その、でっで、でーと…!(と墓穴を掘るように。ぴしゃっと背を伸ばして、気遣いに感謝して、貴方に問いかけるのです。)」   (1/7 23:00:30)

翠緑@ジェード > 「うん。すっっっっっっっっっっっっっっっっっっっごく可愛い。超可愛い。ウルトラ可愛い。スーパー可愛い。ハイパー可愛い。宇宙一可愛い。天地神仏がなんと言おうともオレちゃんの中ではいっちばんに可愛い。なに〜?ついに姫もようやく姫の良さに気づいたー??気づいてくれた〜!?」彼はそんなふうにまくし立てながらも、歩幅を合わせ、道を選び、なるたけ彼女のその上等な聴覚が仇とならぬように心がけていた。「いいねいいね!!オレが好きなものを姫が好きになってくれるのはとっても嬉しいし、オレはそういうのが好きだよ。」そういった彼の言葉は少しだけ落ち着いていた。激しくもなく、また陰気でもなく。口端を綻ばせて笑うその横顔を顔を隠したイザベルが見えるかどうかは別として。春にはまだ遠く、可愛げのない風が彼の髪を揺らす。なんだかんだで世間一般のお昼時からは遅れた時間帯の今、既に人の群れは昼食の余韻を腹に引っさげて横たわっているようだった。   (1/7 23:34:32)
翠緑@ジェード > 「そうだねぇ...せっかくのデートだから、やっぱりお高いもの〜...って行きたいんだけどさ。姫は何が食べたいよ?寒いから暖かいものがいいかな〜?ちなみにオレちゃんはイケメンを保つためにヘルシーなのがいいかも!ほら、やっぱり太いとかっこよくはないじゃんかさ〜。」なんて隣で背伸びをするイザベルの顔を覗きながら、そっと肩の上をポンポンと叩いた。もっと気楽になっていいと、もっと緩くてもいいと。笑い飛ばすのではなく、笑いかけた。   (1/7 23:34:44)

しぇりこ@Isabel > 「あ、あああっあうっうるさいです!!お静かに!!(ぐいい、と貴方の服を引っ張りながら可愛いの嵐に対抗しようと。気遣いに音は、色はない、匂いはない。そう言われるかもしれません。けれど私には、優しい滑らかなハミングに、優しい温かみのオレンジに、聞こえ、見えるのです。ああ、焼きたてのパンの美味しい匂いかもしれません。沢山の貴方の優しさが私をハグして、離さないのです。雨雲に覆われた様な物とはめっきり違う、雨上がりの虹空のペトリコール。雲は氷を反射し、妖精の粉の様に輝いているような、貴方の優しさ。それにときめきを覚えて、ほんのり染まる頬に熱を覚えました。)   (1/7 23:49:28)
しぇりこ@Isabel > …あっ、あの…!た、食べたいものが…ありまして…っ!(カロリーを気にしているのは偶然?それとも…でも、ここで口を挟むのは貴方に失礼かと思って。おじさまとの食事はとてもたのしくて、つい時間を忘れて口に料理を運んでしまうものです。だから、今日こそはヘルシーに済ませようと事前に下調べをしたのです。)ガレット、というのですが…蕎麦粉でできたクレープのことなのです、ヘルシーでおいしいと聞きまして…」   (1/7 23:49:39)

翠緑@ジェード > 「はいはい。ごみんに〜!!!姫〜!!」だなんておちゃらけて謝るがその顔はやはり笑っていた。相変わらず風は素っ気なく、街は騒がしい。それでもここにあるものは。ここにある大切なものは煩雑ではない。口に出さずとも、言葉に出来ずとも、声にならずとも。2人共にただふんわりと漂う共通の感覚が。何にも変えられない溢れるような心持ちが一等に貴く、また愛おしかった。「ふぅーん?ガレット...?ねぇ。オレちゃん、そんなの食べたことないし聞いたこともないや〜。でも姫が言うから、食べてみる価値しかないじゃんね!!全く、可愛いだけじゃなくて僕が食べたいものもわかるなんて、姫は天才だなー!!!!!あはッ...!ははははッ!!!!」なんて彼はまた笑う。笑うことをやめられず、ただ笑う。笑って笑って、しまいには隣に行く人々の視線をさらってしまうほどに笑っていた。「あー!!!全く、姫といると本当に楽しいなぁ!!んじゃあガレット食べに行こっか!道わかるかな?」なんてある程度アルマデルの敷地から離れ、大きな通りに入ると彼は足を止めてイザベルの顔を再び覗き込んだ。   (1/8 00:11:00)

しぇりこ@Isabel > 「(一人でいると、風が草木を撫ぜる音が自分の鼓動より大きく、大きく聞こえるんです。人々の喧騒はもっと大きく、車が走る音は、もっともっと大きく。まるで、私なんて存在がそこに無いみたいに。)(…でも。)(おじさまがいると、私はちゃんとここにいる、と意識できるのです。弾ける笑い声に釣られて笑いをこぼす時、抱きしめてもらうときの石鹸の香りと___、目に痛いファッションも、なんて。)……ふふ、ふっ…(口元を押さえて、一人で小さく笑ってしまうんです。気づいても…教えて差し上げませんけれどね。)大丈夫です、ちゃんと、エスコート…します…!(自ら望んで手をとり、足早に歩き出す。ぱたぱたと鳴らす足音が木の葉を踏みつける瞬間、音さえ、それだけで安心できました。ほんの数分に満たない時間がより短く感じる中、お店のドアを引いて、指を二本…いわゆるピースをして。手を繋いだまま、すこし緊張しながら一言。)二人、です…!おねがいします…!」   (1/8 00:22:51)

翠緑@ジェード > 「そっかぁ...。姫もエスコート出来るような歳かぁ...。いやぁ...お兄ちゃん冥利に尽きるってものだね。」なんて誰に言うでもない独り言を呟いては、イザベルに手を引かれていた。やや後ろから見るイザベルの姿は彼には少しだけ新鮮であった。だがそれと同時に、安心感を覚えてしまうには余りあった。それはイザベルの保護者として、そして唯一の身内としてのえも言われぬノスタルジックと共に訪れたことは彼の心の内にそっと隠されたことのひとつであろうか。店内に着いてもその心持ちは依然として変わらなかった。店での当たり障りのない注文。だがそれが出会った当初の彼女に満足にこなせるかと聞かれればそうでも無い。   (1/8 00:47:12)
翠緑@ジェード > 成長というものは自分には遅く、他人には早い。席に着けばきっとこの手は離れてしまうだろう。別にそれでいちいち杞憂にはなりはしない。ただ、何となく、どことなく。この手を今離すには少しだけ惜しい気がした。まだ少しだけ握っていたかった。彼は珍しく心の中に迷いをほんの少しだけ浮かべて、それ諸共を砕くかのように手を少しだけ強く、しかし相手には決して痛くないように握った。そうしてこちらを見つめてくる少女に向かって「ナイスエスコート。イザベル。」なんて微笑んでは空いてる手でグッジョブ、と言わんばかりに親指を立てて見せた。   (1/8 00:47:26)

しぇりこ@Isabel > 「(つらつらと注文を述べる…というにはまだ足りないかもしれません。けれど、最初に比べてなら、成長できたのではと。世間知らずで、一人で電車も乗れない様な子供は____貴方のおかげでここまで大きくなれました、なんて。貴方の気持ちをさて置いて、イザベル自身はもっともっと、自分の知識の繁栄を、行動の成長を望みます。親鳥の気持ちはなんとやら、親の心もなんとやら。ほんの少し握られた手に反応して振り向き、笑顔で応えます。)__おじさま…なまえ、今日…初めてしっかり呼んでくれましたね?(貴方の手を引いて、席につく。惜しさも何も感じずに手を離せるのは、〝もう一度でも、何度でも手を握れる〟と信じているから。理解してとは言えないけれど、僅かに手に残る温かみに安心しているのは確かなんです。)__あっ、お、おじさま!同じものを注文してしまいましたけど、大丈夫ですか…?(気を取り戻して。頼んだのはスモークサーモンにベビーリーフ、野菜が挟まれたガレット。貴方には少なすぎるかもだとか、勝手に決めてしまっただとか、貴方の気も知らず呑気に慌てています。)  (1/8 00:57:39)

翠緑@ジェード > 「ハハッ。かもね。」誤魔化した。誤魔化すことの無い彼が初めて言葉を濁した。彼は嘘をつかない。彼は言葉を選ばない。彼は彼であり、それは揺るぎない。だからこそ、そんなある意味純新無垢な彼であるからこそ。初めての嘘は口が排水溝になるようだった。でも。だけれども。それでも。彼は迷うことはもうしていない。ただ己の信念を持って、己の意志を曲げた。目の前のまだ何も知らない少女の淡い夢と期待を守る幸福に比べれば。プライドなんぞ、どうでもよかった。「ん?あ、あぁ。うん。大丈夫大丈夫!ほら、オレちゃんてばさ、♡アイドル♡だからさ!!少食でもへーきへーき!!それに、姫が食べるならオレちゃんも食べてみたいのよ!!!」最初は鈍く。されど活気ある返事を。慌てる少女を落ち着かせる為に。   (1/8 01:24:14)

しぇりこ@Isabel > 「…おじさま…?(ぽつり、と一雫が落ちるより小さな言葉。なんの変哲もない違和感に、同じく言葉を濁した。いつも通りの会話…のはず。口に出すには小さすぎる違和感、日常の1ページに落ちた2ミリのインクの染み。けれどインクの色はページの色に酷く、痛いくらい馴染んでしまって、そのまま言葉を、口を噤む。数秒の間奏を経て料理が運ばれてくる。なにも、おかしなところはない。だから、だからこそ、もう一雫こぼす事を許してください。)…ずっと、こうしていられたらいいですね。…ジェードさん。(叶わない事はわかっています、手を握れなくなる日が来るのもわかっています。だから、願うことだけでも許してくださいと。____この罪を、赦してくださいと。小さな呟きはカトラリーが奏でる金属音にかき消された。軈て、小さく痛ましい様な「いただきます」が聞こえれば、二人の日常を綴る本はインクの染みを残したまま、閉じられるでしょう。)」〆   (1/8 01:33:41)