ジェンヌ&日満寺百貫

インボルバーver.1

Pinky@Jenne > (ホワイトムスクの甘い香りが、彼女の身を包むの。真っ白な香水に真っ黒な人生に、真っ赤な嘘。入り乱れてマーブル調になって、彼女の人格は構成されている。)「......................やぁ、オワンくん。相変わらずな顔つきしてるじゃあないかァ.........」「変わりないようで何よりだよ。」(────────カツン、カツン。)(ガラスのハイヒールを高く鳴らしながら、彼女は君の元へと現れる。綺羅びやかな夜を纏って、ね。)「インボルバーの探索だったかな。この13番小隊隊長と8番隊雑務という堅苦しい肩書は忘れて、一人の友人として共に戦おうじゃないかァ。」   (1/7 21:40:51)
Pinky@Jenne > 「──────────昨今、Atkの内通者がこのアルマデル第8支部に紛れ込んでいるという噂が流れているそうだが。」「....................君も気をつけ給えよ。少なくとも、こうして探索に行っている間は本部にデータが送信されつづける。録音機も映像もカメラから全て発信されている。こうして共に戦うことができる、背中を任せることができるというよは、私達が思うより、よっぽど価値があることなのかもしれないね。」「さぁ、行こうか。」(彼女の唇からは、微かにミントが。香った。)   (1/7 21:41:00)

日満寺 百貫 > 「あ、相変わらずな顔…?そ、そですね。足手まといに成らない様に頑張ります…ッ」(ぼてぼてとたぷたぷの肉付きを揺らしながら短い脚で君の長い脚の歩幅に着いていこうとほんの少しだけ小走りになって君の後ろを歩く。今回調査するのはインボルバー、大体の職員が現地での調査をするに当たって一度は見た事のある個体。どこにでもある人間の屍から派生したカミサマだけあってやはり旧市街地などには1体は必ず見られる初任務にお誂え向きな対象である。)「……そのォ、Arkの方がもしも本当にアルマデルに潜り込んでいるとして、危害を加える職員ってどうやって選んでいるんでしょうね……?」   (1/7 21:55:16)
日満寺 百貫 > (かちゃかちゃと手元で何かを弄り回しながら時折顔を上げて君の後ろを懸命についてくる。ピピッ、と機械的なアラートが鳴ったかと思えば、彼の手元から小型のドローンが飛び立つ。fre_0633_CAF、フレデリック・バートンの追跡に使われているドローンと同様の映像及び音声情報と位置情報をリアルタイムで送信され続ける仕様のその機械は自動操縦で二人の周りを静音を維持しながら飛び続ける。)「あ、あの、ほら、僕みたいな職員を標的にしても組織にあまり影響はありませんし、かといってコントレイドさんみたいな人を狙うのは骨が折れるわけで……丁度中間、とか、その、ええと、つまり、……僕らは、大丈夫ぅぅ…………ですよね?」(彼は君の反応を待たずに急に自身の放った言葉が相手の気を害してしまわないか不安になったのか言い訳じみた言葉を羅列してにへぇ、と媚びた様な不細工な愛想笑いを浮かべるのだ。)>ジェンヌ   (1/7 21:55:21)

Pinky@Jenne > 「そうだねぇ、君の顔つきは少々なんというか................自信に欠けるところには間違いないのだけれどね、だけど。それだけではない何かが見て取れるんだよ。足手まといになるなんてこれっぽっちも思ってないから気にしなくていいよ。」(彼女はカツン、とそこで歩みを止めた。うねり続ける肉塊のようなカミサマが、姿を表したからである。)「さて、今回の目標はサンプルの一部の摂取であるわけだけれど。何かいい案はあるかい?なければ、走って近寄り、サンプルを小型ナイフ等で切り取り、戻ってくるだけだが。」(彼女は微笑しつつ、君に助けを求めるだろうね。見せ場だよ、なにかしたいことはあるかい?とばかりに。)   (1/7 22:26:05)
Pinky@Jenne > 「それから。」「私達の中にはは誰一人として『不必要』でない人間などいないことを忘れてはいけないよ。どれだけ辛い環境にあったとしても、私達はアルマデルに必要とされているからこそ、こうして探索に向かって、世界復興をしているんだ。」「自分を『組織にとって重要ではない人』なんて言い張るあたり、君もよっぽど自分に自信がないのだろうけれど。」「大丈夫だよ。確かに潜入者に殺されるのは恐ろしいが、最も恐ろしいのはそうして自分で自分を殺してしまうことさ。」「少なくとも、私には君が必要だ。(彼女は目を細めれば、貴方に目線を合わせるかのように、かがんで貴方の黒い瞳を見つめるのさ。サラリとナイフを取り出せば、彼女は切っ先でカミサマを差す。)「行こうか。彼らが待ってるよ。」   (1/7 22:26:17)

日満寺 百貫 > 「それは、……どうなんでしょう、はは、ご期待に添えられる様に頑張りますよォ…、ぉヒッ!?」(君の言葉を聴き取ればまるでそれを肯定しきれないとばかりに視線を泳がせてへらへらと笑みをこぼしてそんな言葉を吐いた。画して、『さて、』に続く言葉はしっかりと聴き取れていたが、彼は耳を疑わざるを得なかった。微笑む君の奥に見えるのは確かに今回の対象であるインボルバーではあるが……デカい。保護サイトで一度見た事のある幼体の数十倍はあるだろう。大きさを例えるのならばそれは成人男性5,6人分くらいだろうか。アレに走って近付いてナイフで切り付けて帰ってくる?冗談じゃない。いくら機動性皆無だと云ってもそれは逃走可能かどうかであって至近距離で一発も食らわないという証明ではない。) 【た_ぅ”_ゲて__】 (彼がその作戦に意を唱えようとした途端に二人の鼓膜を揺らす音が現れた。否、それは声と呼ぶべきなのだろう。何を伝えたいのか、そこに意思や感情が介在しているかはわからない。)    (1/7 22:49:33)
日満寺 百貫 > 【い"____ガィ】 (無数の人体が溶解し癒着しぐちゃぐちゃに混交としているそれは確かに言葉と認識できる音を発していた。) 【イ_だァ"_ヒ__】「あ、あ……ッ…コン、ト、…レイド……さん?」 【ダ_ず___ぇ”ゲ___デ_____】 (引き攣った表情で彼は君の名を呼んだ。それは恐ろしく理解しがたい何かを目前とし、救いを求め縋る様な弱弱しい声として君の存在を確かめる様に頼りなく放たれる。が、そこまでだった。)  【ぉ___か_ぁサ__】  (ぎちち、とゴムや革が擦れるような耳障り音を立ててうねる様に蠢くそれと、彼は目が合ってしまったのだ。そこが眼球として機能しているかなんてわからないのに、確かに、幼い少女の原型が残るその顔に着いた眼球と、視線を、交わしてしまったのだ。)   (1/7 22:49:38)
日満寺 百貫 > 「  う  、  ぁ”  ァ  ぁ  あ  あ  ア”  ぁ  ア”  あ  ア”  ア”  ァ”  ア”  ア”  あ  ア”  ぁ  ア”  あ  ア”  ア”  ァ”  ア”  ア”  ア”  ッ  ッ  ッ  !  ?  !  ?  !  」    (彼は駆けた。君が居る方向とは全く別の方向へ、そして目の前のインボルバーが居た方向とは真逆の方向へと。だぷだぷと贅肉まみれの身体からじっとりとした汗を流しながら汗か涙か鼻水かすら判別の付かなくなった液体でぐしゃぐしゃになった顔を恐怖に歪ませながら逃げ出したのである。向かう先は、隠れられそうな廃墟だ。彼が恐怖したのは人間の成れの果てを理解してしまったからでもなく、小さな少女がこんな結末を迎えてしまった事への戦慄でもなく、今ここで自分が死んでしまえば、自分もああなってしまうかもしれないという酷く自己中心的で傲慢で、凄惨な程に身勝手な感情による逃避であった。)   (1/7 22:50:37)

Pinky@Jenne > 「オワンくん?」【た_ぅ”_ゲて__】「オワンくん、どうしたんだい。」『あ、あ……ッ…コン、ト、…レイド……さん?』【い"____ガィ】【イ_だァ"_ヒ__】【ダ_ず___ぇ”ゲ___デ_____】【ぉ___か_ぁサ__】『  う  、  ぁ”  ァ  ぁ  あ  あ  ア”  ぁ  ア”  あ  ア”  ア”  ァ”  ア”  ア”  あ  ア”  ぁ  ア”  あ  ア”  ア”  ァ”  ア”  ア”  ア”  ッ  ッ  ッ  !  ?  !  ?  !  』「おや、あら、まぁ......................。」(【予想を裏切らない】というか、なんというか。駆け出していく貴方を見守りながら、彼女は微笑んでいた。言ったろう?『足手まといになるなんてこれっぽっちも思ってないから気にしなくていい。』って。【そもそも、『足手まとい』にカウントできるほど役に立つなんてこれっぽっちも思ってない。】だけど、そうだね。別にこの場で一人でカミサマを採集して帰るのも、いいのだけれど。)   (1/7 23:37:39)
Pinky@Jenne > (彼女は、廃墟にカツン、カツンと足を踏み入れた。)(ぎぃぃぃいいいいいいい、軋む扉がゆっくりと開く。)「怖いんだね。」(カツン、カツン。)「ああなってしまうのが、怖いんだろ。」(カツン、カツン。)(ぎゅっっ。)(ねぇ、"青年"くん。眠れない夜があるのなら、目を開けてごらん。そこには、お化けなんていない。そこにいるのは。)(夜色のドレスを纏った、彼女なのだから。)(君が目を開けば、彼女は縮こまって震えている君を、優しく抱きしめているだろうね。)「私も、怖いよ。二度と誰にも自分を自分と認識してもらえることなく、悠久の時を死に続けるなんてのは。」「恐ろしくて、たまらない。」(彼女の腕は、小刻みにふるえているのが、抱きしめられている君には分かるかもしれない。)   (1/7 23:37:56)
Pinky@Jenne > 「でも、ね。」「君となら、私は怖くない。君が隣りにいてくれるからこそ、私は安心して戦える。」「逆に、君がいなくちゃあ、私は戦えないんだ。一人は、怖いんだよ。」「..................『分かるだろ?』」(君ならわかる筈だ。孤独の苦しみが。誰にも相手をされず、自分ひとりが孤立していく感覚。そんな君に、ちょっぴり特別な魔法を。)(彼女は、未だに目をギュッと瞑ったままの、君の唇にそっとキスを落とすのさ。)「落ち着いたかい。」【能力発動】『『吸涙鬼』より、『異端児の欲抑焼心』。君のライセンス【執着】を+2。』   (1/7 23:38:10

日満寺 百貫 > 「___こ、コントレイド、さん……ッ、ご、めんな、さ…い……ッ、ごめん、なさ、…い……ッ………ごめ、な……さ……ッ、ちが、ちがう、ちが、うんです……ッ、」(否、何も違くなんてない。君が視界に入った途端に自身が責められないように言い訳をしようと必死に謝罪の言葉を命乞いの様に口走るも、気付けば彼は抱き締められている。そう、そうだ。恐ろしかった。怖かった。ああはなりたくなかった。君の唇から零れる言葉達は全て彼の心を汲み取って溢れた愛にも見える。少なからず彼にはそう見えたはずだ。抱き締められれば不格好さなんて微塵も気にせず、縋る様にぎゅっと汗でぎとぎとになった手を君の服へと伸ばして、掴みしがみつこうとするだろう。互いの身体が震えている事を認識しながらも、それをしっかりと理解できるのはもっと後の事になるだろう。)「わ、……わかり、ます………っ、でも、___________ッ!?、…い、嫌です……い、や、嫌だ……ッ、嫌だ嫌だ嫌だ、嫌だ…ッッ、」   (1/8 00:04:38)
日満寺 百貫 > (彼はその唇に柔らかな感触が訪れて血の気が引くのを感じた。そんな事に無縁だった彼は思ってしまったのだ。これはまるで終わりに向かって加速するブレーキの壊れたトロッコか何かのようだと。坂を転がり落ちると同時に上がる速度に比例して抵抗が強くなるように、終わりに向かう自分と終わりに向かうまでに加速度的に厚く濃くなる空気はまるで、この瞬間に急激に嵩が増した人生の濃度の様だ。) 「ひ__ッ!!」 (彼のわがままなんて誰も待ってはくれない。軋む扉の音がもう一度鳴ったのは、二人を食らい更にその身体の肥やしにしようとする者の存在を告げていた。逃げ場のない袋小路に彼らは既に追い込まれていた。成人男性の何倍もの大きさのそれを目前に彼が出来る事なんてそう多くない。) 「うァぁ"あ"あ"ッッッ!?!?!」 (情けなくも泣き叫びながらもしもの為に持ってきた衝撃発電式電磁パルス型ビームシールド『ノヴァ』をインボルバーに投げつける以外に彼に出来る事は無かった。それも、衝撃を受け止めていないそれはただの金属板に過ぎず、べちゃりと嫌な音を立ててインボルバーに命中し、耳障りな金属音を鳴らしながら地面に転がるのが関の山だった。)   (1/8 00:04:59)

Pinky@Jenne > 「そうだよ、私がそばにいてあげる。もうどこにも行かないからね、大丈夫だよ。」(そのまま、彼女はそっと貴方の耳を塞いで。)「───────────(クヒ)。」(最後の、微笑とも嘲笑ともとれない、曖昧な笑みは君に届くことはないでしょうて。そうして、彼女は貴方から手を離せば、ゆっくりと立ち上がってね。)「嫌な事は、確かに嫌だよ。でも、私は君にこの場で死んでしまわれるのは、もっと嫌だな。(後処理面倒くさいからさ。)」「さあ、いくよ。この場でなんとかサンプルを採集して、いや.............................」(彼女はインボルバーが入ってきた方向とは逆に位置する、貴方でも余裕を持って通り抜けられるサイズの窓を指差すの。)   (1/8 00:36:42)
Pinky@Jenne > 『うァぁ"あ"あ"ッッッ!?!?!』(カランカラン、投げつけられる金属板。空虚な音を立てながら転がるノヴァを傍目に、彼女は貴方の瞳をじっと見つめる。)「オワンくん、確か君の能力は...........................」「いいかい、一度しか言わないからよく聞くんだ。今からわたしは、彼らに向かって投げナイフを投擲する。それをよく見ておくんだ。目を瞑ってはいけないよ。その要領で、私が合図したらそのノヴァを投げてみて欲しい。討伐、とまではいかなくても、きっと絶大な効果が発揮されるはずだ。」(『いかんせん、貴方の能力は不安定なところがある。何が起こるかは分からないけれど、その奇跡にかけるしか、今この場を切り抜ける方法はない。』そう、貴方が思いこむように。言葉を選んだ。)   (1/8 00:37:20)
Pinky@Jenne > 「さぁ、いくよ。」(言い放つと同時に。)(ヒュンッッッッッッッッッッ.....................................トトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトトト)(彼女は次々にマントから取り出してはナイフを投げていく。インボルバーに得物が突き刺さるたびに、悲鳴があがる。青い血が噴き出す。だけど、だけど。それくらいでは、彼らは止まらない。じわりじわり、彼女に近づいては、今にも攻撃を繰り出そうとしてきているんだよ。)「いまだ。」   (1/8 00:37:35)

日満寺 百貫 > 「む、無理…ですよ、そんなの…ッ、できっこない………ッだって、……ッ!!」(彼は君の作戦を否定する。逃げたくて、逃げたくて、どうしようも無かった。だって、死んだらああなっちゃうんだろ、なんで立ち向かえてしまうんだ。そう心の中でパニックになった心象を吐き出しながらぐるぐると君の動きが網膜にびっしりと焼き付いてたったコンマ数秒の間にその同じシーンが何度も、何度も、何度も、何度も、数えきれないほどに再生され続ける。投げる?何を、ナイフは渡されてない、護身用に投げつけたノヴァは走って取りに行かなきゃ届かない位置、今から駆け出して拾い上げて思い切り投げたって君がインボルバーに襲われてしまうよりも明らかに遅れをとるのは誰から見たって明らかだ。嗚呼、もっと、ちゃんと、自分の足で立てていたのなら、こんなことにはならなかったのかもしれない。君を待つ人は居る筈だ。きっと自分を待ってくれている人も…親くらいは…居る、と…思う。だから、死にたくはないけれど、でも、この世界に必要なのは誰がどう見たって優しくて勇猛で自分なんかの事すら信じてくれた君の方だと思うのだ。)   (1/8 01:08:43)
日満寺 百貫 > 「う、ひぃぃいぃぃいいいッッッ!!!」(彼は酷く歪んだ表情のまま悔しさや悲しさや虚しさやそれら全ての劣等感に押しつぶされながらも、最期に【執着】を見せつける。) 「 ご 、 め ん … ッ な ざ ァ” ぁ あ" ぁ" い" ッ ッ ! ! ! 」 (彼はその思い身体を持ち上げて咄嗟にインボルバーに組み付いた。重量で言えば2.5倍以上あるインボルバーの動きはそれだけでは止まるはずはなかった。そんなことは彼だって分かってた。これでどうにかなるなんて思っていなかった。) 「逃げで…ッ、ごべんなざい"……ッッ!!! 役に、立でなぐで…ッ___ごぇ"、なざ____っ___!! ぢゃんど、じだ…っ、大人に成れなくっでェ……!! ごェゲホッ…な…さい……ッッ!!!!!」    (1/8 01:09:04)
日満寺 百貫 > (そうか、と彼はその瞬間に冷静になってしまった。今までの人生が全て映し出された脳裏には彼が今まで逃げ続けてきたしょうもない生涯が映し出されていた。優しくも厳しいどこにでもいる両親と兄弟、どこにでもある様な些細な悩みと誰が悪いわけでもなく馴染めずに何度も逃げ出した学生時代から今に至る全て。のしかかるカミサマの重みを受け止める筋力何て彼にはない、ギチギチと死にたくないが為に脳のリミッターがバグった肉体でもその圧倒的な差を覆すことはできない。) 「ごめ_________かぁ____さ_______________________」 (彼の肉体はそのまま、【巻き込む者】にゆっくり、ゆっくりと吞み込まれながら、__________日満寺 百貫、【ロスト】___________)   (1/8 01:09:13)










日満寺 百貫 > (____して、堪るか。) 「 あ" ぁ" ア" ァ" あ" あ" ァ" ぁ" ぁ" ァ" ぁ あ" ぁ あ" ァ ア" ぁ" ァ" ッ ッ ! ! ! ! 」 (彼は支えきれずに後ろへと崩れ落ちる一歩手前で片足を後ろにドガァァアッッと突いて踏み止まり重心をそのまま後ろへと移動させ、身体を捻りながら、君が指差した小窓へとインボルバーを【投擲】して見せたのである。それは【忍耐】であった。自身の身体を酸の様にとかしながら取り込むイーコールによる浸蝕の激痛に耐え続ける彼の忍耐であった。そしてそれは【我慢】であった。自身を超える重量に骨が軋む鈍痛に耐え続ける彼の我慢であった。痛みが過ぎ去るのを待つだけの甘受でも、痛みから逃げ去るだけの逃避でもなく、それは【辛抱】であり、【根気】であり、何より、此処で終わってしまう事への終わりへの恐怖と、終わらせたくないという【執着】であった。彼の瞳は確かな輝きを涙で滲ませながら確かに意思の灯火がその軌道に軌跡を残した。)   (1/8 01:09:43)

Pinky@Jenne > 「無理じゃないよ。」「私には、君がいるから私は立ち向かえる。」「それと同じように、ね。」(彼女はナイフを投擲し終えれば、貴方に向かって"笑う"のさ。)「君だって。」「──────立ち向かえる。」『 ご 、 め ん … ッ な ざ ァ” ぁ あ" ぁ" い" ッ ッ ! ! ! 』(ニマリ。)(ああ、見たかったのはその表情。一人で採取して、廃墟に残った君を連れて帰るだけでも"別に良かった"。それでも、彼女が貴方に語りかけたのは、ね。)(【死にもの狂いで、外見なんて気にせず、"誰かの為に戦う"貴方の姿】が見たかったからさ。)(そういう、惨めで可哀想で救いのないヤツを見るのが、楽しくて愉しくてたまらないんだよ。)   (1/8 01:41:03)
Pinky@Jenne > (彼女は、悲壮な顔をしながら叫ぶ。)「オワンくんッッッ!!!!待っっっッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」(待たなくていい、君はもう『用済み』だ。愚図にしては楽しませてもらったよ。必死に何かを叫ぶ君の姿が、惨めで惨めで可愛くて可哀想で堪んないって、なんて、思っていたときだった。)『 あ" ぁ" ア" ァ" あ" あ" ァ" ぁ" ぁ" ァ" ぁ あ" ぁ あ" ァ ア" ぁ" ァ" ッ ッ ! ! ! ! 』「───────────────────おや、あら、まぁ....................................」(まだ。)("遊ばせてくれる"と、いうのかい?)(ヒマンジオワン。)   (1/8 01:41:20)
Pinky@Jenne > (彼女はひっくり返ったインボルバーから速やかに腕のようなパーツの一部をナイフで切り取れば、ビニール袋に詰め込んで。"それから"急いで、貴方の元へと駆けつけるでしょうね。)「頑張ったね、オワン。」「痛かったろう、苦しかったろう。」(彼女はあなたをぎゅうって、今度はやさしなんかじゃなく、強く抱きしめてさ。)「よくやったよ、君は紛うことなき私の"英雄"だ。」(彼女は微笑みながら、貴方の額に自分の額を触れ合わせて、涙をながした。)「少しだけ、休もうか。応急処置をしよう。」「『生きててくれて、ありがとう。オワン。』」【〆】   (18 01:41:39)