照焼@ダウノット > ……………えぇ……。 (『互いの衣類を交換しないと出られない部屋』 扉の上のプレートには、はっきりとそう刻まれていた。____事態は少し前に遡る。それはある晴れた日のこと。世界に代わらず救いはなく、かといって絶望にどっぷりと使っているわけでもなく。明日のために日々前進。文字通り命を燃やして職員達は働き続ける、そうこここそがアルマデル。外部調査の際は索敵班に当たる第6小隊の彼女は今日も今日とて、本業ではないが事務仕事のお手伝いに勤しんでいた。転機はその仕事の中、頼まれた1つのことにあった。Lay=Rabet 同じ第6小隊所属である、彼女からみれば年端もいかない、見ていて心配になる子供宛に伝言を頼まれたのだ。同じ小隊であるから、班の役割が近く連携を組むことが多いから、同じ様な___なんて、頼むための言い訳はえとせとら。そんなに言わずとも引き受けるのにと呆れたものだった。し、実際口にした。相手は唇を戦慄かせ、裏で何かしら言われかねないなぁとも思うが、どうでもよい事ではある。 (1/6 01:29:53)
照焼@ダウノット > それより何より、あんな子供に危険な場所へ行けと、そういった話をすることの方が何より憂鬱であったのだから。 ルクレルク人というだけあって、色々な頼まれ事をされているあの子供の所在を掴むのはなかなか骨の折れることだった。いっそ、言い難いのだからこのまま見付からなくとも………とは思うが、その時責任を負うのは何処かと思うとそうもいかない。事務棟のある一室で貴方の姿を見付けたとき、書類を片手に持った彼女はほんの少しだけ息を切らしていたことだろう。『 ………あぁ、こんな所に居たのかキミ。色々な人にたらい回しにされてしまってね、探すのに苦労したよ。ちゃんと休憩は…… 』ほっと肩を撫で下ろした。それは長時間の探索の末発見できたからであり、憂鬱を吐き出す為でもあった。部屋の中の貴方へ、目線を確りと合わせて声をかける。これで声をかけられたと思わなかった、なんて言われれば堪ったものではない。話しながら室内へと足を踏み入れ、扉を締める。 (1/6 01:30:01)
照焼@ダウノット > ───ガチャン。 休憩は取っているのかな、そう聞くはずだった声は鍵の閉まる音に隠された。______そうして、冒頭、『互いの衣類を交換しないと出られない部屋』へと話は戻る。鍵の閉まった音に振り返ったとき、扉の上にはそのパネルが存在していた。或いは、貴方であれば出現の瞬間をその目で捉えることが出来たのだろうか。知識として、このような事象を発生させるカミサマのことは知っている。知ってはいるが…………… ) …………………キミ、身長は何cmかな。( まずはこの事を聞かないといけなかった。 ) (1/6 01:30:04)
F@レイ・ラベット > (レイ・ラベットという少年の心の中に、小さな箱があるとしよう。それはミルクをまぜてつくったみたいにのっぺりと曇った薄い硝子で出来ていて、うれしいものも、かなしいものも、彼の見るもの感じるものはそこを介して招かれる、彼が持つちいさなちいさな心の部屋とも言えるだろうか。中へ届いた光は屈折せずに、けれどくぐもったものへ濾過されて、やがて外側のフォスフォライトの双眸へ、ぼんやりとした色を描き出す。彼への言付けをあずかってくれた同じ小隊のきれいなお姉さんへ向ける視線と、気をつけなさいと耳にした事がある扉の上の文字へ向ける視線とは、たいしてそう変わらず、やはり、どこか空漠としていた。「.....うんめいのへや。」問いかけられた言葉への返事をまともにしないまま、まどろみの中の猫みたいなひどく要領を得ないうすぼけた声色でつぶやいた。 (1/6 02:29:30)
F@レイ・ラベット > 「きいたことあります。.....けんきゅう、したほうがいい?」ぼんやりとした瞳が、ダウノットさんのほうへ向けられた。彼女もそう大きくはないはずで、華奢な身体も相まって小柄に見えるのに、お顔を見る為におおきく見上げなければならない彼は、少なくともひと回りくらい小さそうなのは自明だった。「......ダウノットさん、いそがしい?なら、ぼくの服、きてもだいじょうぶ。ぼく、身長はちゃんとはかったことないから、わからないです。」ためらうそぶりなどちっとも見せずに、レイはその場でエメラルドグリーンのパイピングがされたケープを脱ぎはじめる。「はずかしいなら、めをつむってます。それとも、だめならもういっかいノックしてもいいとおもうんだ。」 (1/6 02:29:42)
照焼@ダウノット > 正解。よく知っているね。……DES_5811_JPN、通称運命の部屋。運命の部屋と名は付いているが…… ( 趣味の悪い、悪戯箱のような部屋だ。カミサマのレベルが比較的低いものであるからか、或いは内部から発生しているものであるのか、度々研究員がその被害にあっている。指令をクリアしなくては出られないこと、命令は多岐に渡ることが一先ず解明されてはいる。『 ………1つ、遭遇しようと思って出来るカミサマでもないし、出来ることがあればするべきだろうね。2つ、忙しくないから此処でのんびりしていても大丈夫。3つ、……服を脱ぐことは恥ずかしくはないんだけどね、体格差からして恐らくボクはキミの服が入らないんじゃあないかと思う。 』1つ、2つ、3つ。貴方から掛けられた問い掛けに、彼女は彼女にしては簡潔に答え、この指令を見た途端に危惧したことである体格差に、ほんの微かに眉を寄せる。入らなくはまあ……なくは無さそうだ。無さそうだが、来ている途中で破いてしまう、だとか、そういった事態は単純に申し訳ないからなんて理由で避けたくあった。だからこそ脱がなくて良いと彼女は手で貴方の行動を制止した。 (1/7 22:09:50)
照焼@ダウノット > 『 ……もう一度ノックをしてみようか。あまりロクなものはないらしいけど、一生閉じ込められるよりはまだましだろう。 』──こんこん。【疑似セッ─コンコン!!!【被弾すると語尾がにゃんになる不思議な拳銃でロシアンルーレットしないと出られない部屋】一瞬の教育に悪い言葉は表示されしきる前にノックで流した。次の指令も到底マトモなものではなかったが、まだ、まだましと云えるだろう。室内の机の上には、初めからあったように一見ただの拳銃が横たわっていた。) (1/7 22:09:52)
レイ・ラベット > 「あっ....そう、なの?」[ダウノットさんにとめられたレイは、きょとんとした顔でケープを脱ぐ手をとめて、そのあと、顔をふいっとそらしてそそくさとケープのホックをひっかけてとめた。ダウノットさんからは見えない、そらされた顔はすこしほっとして、それからほんのり赤くなっていて。....実をいうとちょっぴり恥ずかしかった...だって、イーコールの影響で歪になってしまったこの不完全なからだを、ダウノットさんはどう思うんだろうって心配だったから。]「...のんびりしても、だいじょうぶなんですね。よかったあ。」[にへ、と少年のような笑顔を向けて、安心しきったみたいにダウノットさんがノックをするのを後ろから見ていた。二回目のノックのとき、やけに急いですぐに三回目のノックをしたから、何が書いてあるのか見えなくて、ダウノットさんの背中からひょっこり顔を出して長い睫毛をぱちぱちさせる。三回目のノックによって表示された指令は、『被弾すると語尾がにゃんになる不思議な拳銃でロシアンルーレットしないと出られない部屋』とのことだった。] (1/7 22:40:00)
レイ・ラベット > 「...ぁ」[そして、ご都合とばかりにそこにあった拳銃に目を向ける。突然現れたようには見えなくって、いつのまにかそこにあった不思議さは、まるで*奇術*みたいだなっておもったの。]「.....指令は、ものすごくこわいものってわけじゃないみたいだけど...このぶきって、ほんとににゃんになるだけなのかな。ちょっとこわいかも。」[レイは拳銃を手にとって、よく見てみた。見た目はほんもののピストルと変わらないみたい。...もしもう一回ノックしたら、このピストルは消えるんだろうか。そんな事が気になって、扉のほうへ歩いてみる。*こんこん*][指令が変わった。『互いに殴り合って勝敗を決しないと出られない部屋』___拳銃は_____なくなって、なかった。]「...ダウノットさん、みて。」「これ、なくなってないです。...時間がたてばなくなるのかもしれないし、もしかしたら、ただのおもちゃに変わっちゃったのかもしれない。でも、なくなってないです。」 (1/7 22:40:08)
レイ・ラベット > [拳銃をダウノットさんに手渡してから、レイはもう一度ノックをしてみることにした。ダウノットさんと殴り合うなんて、できればしたくないから。 *こんこん*]『ポッキーゲームしないと出られない部屋』[__ポッキなんて、どこに____いいえ、やっぱり、あるのです。ダウノットさんとレイの二人は、さっきは意識していなかったチェストの上のかごの中に、平然と佇んでいるポッキーの存在に気づくのでしょう。]「....」[そのポッキーを手にとって、袋を開けてひとつ食べてみる。そこにためらうそぶりは全くなかった。]「....ふつうのポッキーです。」[口をもぐもぐと動かしながら、もういちどノックをしてみる。『酔い潰れるまで晩酌しないと出られない部屋』....今度はお酒があるのでしょうか。]「ダウノットさん、これ、ほかに何があるのか、ぜんぶためしてみませんか。研究班のひとにほうこくしたほうがいいとおもいます。」 (1/7 22:40:15)
照焼@ダウノット > ……このカミサマと遭遇した後に容態が急変した、なんて話は聞きはしないけどどうだろうね。……何にしろ、怖いのなら止めておこうか。( プレートの文字といい、拳銃といい音もなく現れるそれらは部屋の一部であるからだろうか。人が呼吸をしているのと同じ様に、極々自然にこのカミサマは物を生み出す。判定もきっちり行われるということは、監視されているということでもあるのだろう。まるでカミサマの腹の中。そう思うとなかなか気味の悪いものがあった。ゴツい拳銃と小さな手の対比はアンバランスで、きっと小さな子供が好きな人が見れば卒倒してしまうかもしれない。こんこんと、4度目のノックの音が軽やかに響く。『互いに殴り合って勝敗を決しないと出られない部屋』いっそ、部屋の中も夕暮れ時の河原になっていたら、それらしくて面白さすらあったかもしれない。声を掛けられるまま貴方の方を向けば、指令が変わったにも関わらず、拳銃はそこに存在していた。 (1/7 23:18:36)
照焼@ダウノット > 『 これは驚いた。てっきり消えてしまうものだと思っていたけど、………弾は中に入っている。無くなってしまわなければ、研究の方に回せるだろうね。カミサマから生み出された物である以上、多祥なりともイーコールの反応はあるだろうし、………実際に撃ってみる物も居るだろう。…もう1度同じ指令が来れば増殖するのかな。 』受け取ったものの重みは、先日研究したゴールデンスランバーと比べれば幾らか軽いが重く感じられ、やはりひんやりとしていた。充填されている弾は1弾限り。一見普通に見えるが、中に詰まっているものが火薬とは限らないカミサマの弾丸。調べている内にまたノックの音が響き、今度はポッキーが現れていた。…俗世に詳しいカミサマらしい。『 ……よくやった、これは大きな発見だよ。 』褒めるのはきっと自分の仕事ではない。大きな発見かどうかも分からない。ただ、何かを為したのなら褒められたいものでしょう。大きな布は貴方の頭の上へと乗って、壁を隔てた手は一瞬貴方の頭を撫でて離れた。ひょいと摘まんだポッキーはサクサクで、甘い味。 (1/7 23:18:43)
照焼@ダウノット > 『 …おーけー、いいよ、やってみようじゃないか。…1度のノック毎に、ある程度部屋の中を調べることは鉄則としよう。拳銃やポッキーを用意してくれるのなら、1度目の指令も何かしらクリア出来るような何かを用意していた可能性がある。それから、指令によって出されるものは本当に消えないのかどうかも試したい。今拳銃やポッキーはボク達が認識していたし持っているけれど、認識も持ってもいないお酒はノック後も消えるのかどうか、消えていれば、認識されていなかった物は次の指令次には消えるということになる。…………それじゃあ行くよ? 』簡単に言えば確り部屋の中を見てみましょう、それだけのこと。理解できたか目配せで確認を取り、小首を傾げた。そうしてから、こんこん、と、7度目のノックの音。【 年上か目上を本気で罵倒しないと出られない部屋 】振り返り部屋の中を見渡せば、先程銃のあった机の上に、今度は酒瓶とグラスが鎮座していた。) (1/7 23:18:47)
レイ・ラベット > [桃色の髪をふわりと撫でられると、なんだかあったかくって目を細めてしまいます。ダウノットさんのほうも、ひょいっとポッキーをとって、ためらうことなく食べて。それだけで、なんだか頼りになるなあって思いました。]「ぇと......」[ダウノットさんの説明はちょっぴり難しかったけど、たぶん、お酒をあえて見ないままにしておいて、もういっかいノックしてみようということなのでしょう。ダウノットさんがドアをつつく音がして、プレートを見ると、]【 年上か目上を本気で罵倒しないと出られない部屋 】[レイは辺りをきょろきょろと見渡して、机のうえにお酒を見つけました。]「おさけ、あります。」[ダウノットさんと目を合わせて、レイはこくんとうなずきました。それにしても、この指令のいじわるなことったら。ダウノットさんにひどいこと言うなんて、想像しただけで少しむねが痛みます。こんな指令消えちゃえ、なんておもいながら、レイは8回目のノックをしました。]『相手の下着の中に1時間手を挿入しないと出られない部屋』「.......」[顔をあかくして俯いて、こほんと咳払いをして。 (1/8 00:43:27)
レイ・ラベット > 何事もなかったかのように、もう一度ノックをしました。]『年上か目上を本気で罵倒しないと出られない部屋』「....おなじ指令がでることも、あるみたいですね。」[そして、10回目のノックです。]『孕むまでセックスしないと出られない部屋』[ダウノットさんのお顔がみられません。11回目のノックです。]『孕むまでセックスしないと出られない部屋』「....あれっ、あれっ!?」[ドアを叩く力が弱かったのかな。そう思って、12回目のノックをします。今度はちゃんと______]『孕むまでセックスしないと出られない部屋』 (1/8 00:43:39)
レイ・ラベット > 「..............................______________」[ぼくらは閉じ込められてしまったのかも、しれません。]「ダウノットさん....ど、どうし.....よ...ぼく、ぼくっ.......」[レイは、泣きそうになってしまいました。その言葉がどんな意味かくらい、おとこのこだからわかります。でもダウノットさんとそういう事するのがどうだとか、ダウノットさんがぼくを思ってるかとか、そんな事すら考えていられませんでした。ただレイは、自分のこのからだじゃ、赤ちゃんなんかつくれっこないってこと、知っていて。このままじゃほんとうに、閉じ込められて出られないまま、死んじゃうかもしれないって、ようやくこの部屋の恐ろしさに気がついたんです。]「.......ぅ....ど、しよ.....へや、こわれちゃった。ぼくの、せいです。ごめんなさいっ....ごめん......なさい.....」[ぼろぼろと大粒のとうめいな涙を流して、レイはその場に座り込んでしまいました。] (1/8 00:43:42)