時計師&α-007

外@時計師 > 「ッッ゛~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!」(【12時21分34秒】)(──────チクタクチクタクチクタクチクタクチクタク·····)(彼は〝 街〟や人混みが【⠀大嫌い⠀】だ。聞きたくもない喧騒、子供の泣き声。昼間から3軒先のアパートで『浮気してたんでしょう?!?!』『ごっごごご、誤解だよッ!!!!!!』なんて会話から車のクラクションの音。優秀な耳はその全てをひとつ残らず拾い集め、彼の歯車に響かせる。一際デカい音が響けば ビクゥッ!!!!!!と肩を竦め、苛立ち混じりに声にならない声をあげるのだった。本当だったらこんなところに行きたくないさ。本当だったら外になんて出たくないさ。けれど時計を作るにも直すにも【材料】が居る。)   (1/10 15:45:55)
外@時計師 > (『夜はワタシの管轄じゃあないでしょうッ???!!!!!!材料ぐらい自分で買いに行って貰っていいですかねェ~~~~~~ッ?!?!』というメモ書きを貼ろうもんなら。)(『こんな夜中に空いてる店があるか莫迦。足りない部品は以下の通り──────・・・』と軽くあしらわれ何事もなくおつかいのメモ書きが貼られる始末。〝我ながら 〟に狂おしい程気が合わない。勿論買ってやったさ。なにせ〝完璧 〟だから。そして〝 ついで〟だ。)(チクタクチクタク·····)(カツカツカツカツカツカツカツカツ………)(完璧な歩幅。完璧な調律。盲目の彼は杖をつきながら、買い終えた紙袋に詰まった歯車の抱え、まさにクックロビンへと帰る途中。このまま何事もなければいい、………のに。)   (1/10 15:46:09)
外@時計師 > (カツカツカツカツ、…………カツ。)「………………oh......」「…………………………【⠀What a shitty day.】」 (例により優秀な耳は、〝 拾った〟。何を?貴方の【音】をさ。この近辺には花屋の『音』も『匂い』もする。こんな喧騒の中、〝やけに静かで特徴的なモーターの音 〟、嗚呼、間違いない。そしてそんなものにさえも気づく自分が憎らしい。しかし同時に、〝気付かなければ対処は出来ない 〟。タイプライターをカチリと切り、あなたに聞こえない程度のひっっっっくい声で文句を呟いた彼は、 )(……──────カキン。)(不本意だけれど、遠回りしようと踵を返そうとした。)(〝時計の音は消せやしない〟癖に。)   (1/10 15:46:46)

風鈴@α-007 > 『ありがとうございます』(ニンゲン達は今日も忙しない。赤ちゃん泣き声に、浮気がバレたのか慌てふためく男に、ヒストリックに叫ぶ女。前の車がヘマをしたのだろう苛立ち混じりのクラクション。大サーカスのパレードは開かれてなくても街は賑やかで活気に溢れている。そんな中、心臓を鳴らさずモニターの音を奏でる機械が一つ。かすみ草に、マリーゴールド、クリスマスローズ……色とりどり自然の美しさをこれでもかと表現した花達は街の喧騒とは違い、静かに咲き誇っている。ここは花屋と言い、花を販売する場所。店の中にも数人ニンゲンがいるが、ロボットであるのはα-007ただ一体のみ。よく来るからか、それともよく出来た家事型ロボットだと思われているのか騒がれることはないが、挨拶されることもなく虚しいものだと感じるのはお門違いなのだろうか。乾燥されたラベンダーに水を与えても戻らないように、自分がロボットだという概念は無くならないというのならば何故感情なんかを抱いてしまったのだろう。   (1/10 16:04:57)
風鈴@α-007 > 情報局長は言った『貴方は兵器でしかないのだと』。だが、感情はある。腹立つ時は腹立つし、嬉しい時は嬉しい。涙は流せないけど悲しむことだってある。なぜニンゲンは、ニンゲンを偉いと認識しているのだろう。愛想笑いを浮かべて自分にラベンダーを渡してくれた店員にお辞儀をした後店を出ると"時計の音"がする。こんなところに時計なんてあるのだろうか。音がした方向を向いてみると、あの日【初恋】を教えてくれた機械の後ろ姿が見えた。考えるよりも先に貴方の方へと歩き出し)   (1/10 16:05:10)
風鈴@α-007 > 『貴方にまた会えましたね』(貴方が振り向こうと振り向かなかろうとα-007は呼びかけ続けるだろう。どうして無視をするのですか。聞こえていますか?もしかして自分だとおもっていませんか?α-007からしたら仲間に出会えて嬉しい。嫌いだと言われてしまったけれども、いつかは好きだと言ってくれる未来がある。そう信じているから、貴方が歩みを止めるまでついていくだろう。それはまるで貴方が教えた恋のように、好きな子に振り向いて欲しくて頑張る"ニンゲン"のようであった)   (1/10 16:05:18)

外@時計師 > (そう。人間に心臓の音を意識的に止められないように、彼もまた脈拍と違わぬ秒針の音を止めることはできない。故に貴方は…………)『貴方にまた会えましたね』(気付いてしまった。)(クソッタレ、なんでよりもよってこのタイミングなんだ。そもそも〝また 〟ってことは〝 あのこと〟も覚えているということか?頭の中で思考が繰り返されるのはあの日に起こった〝 面倒事の数々〟。しかしそれを表に出して街中で騒ぎ立てるだなんて言語道断。彼がとった選択肢は……)「……………………………………」(フルシカト。そう、【ガン無視】である。(カツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツ………………………)   (1/10 16:40:58)
外@時計師 > (無言で歩みを進める彼、そこまで早く、そして〝 ここまで〟あなたに顔向けせず反応を見せないとなれば〝諦める 〟だろう。なんせ時間の無駄だ。貴方は購入した花に水をやらなければならないし、この瞬間に任務が入るかも。自分は仕事場に戻り時計を作り続けなければならないし、〝関わるメリット 〟なんてのは普通に考えてない筈なんだ。)(嗚呼、絶対に。)(ぜえええぇーーーーーーーッッたいにッ…………………)(ない、【はず】なのに。)「…………………………ッ、……」(進めど進めどずぅーーーーーっとついてくる機械。表情見えやしないくせにモーターの音がやや早く聞こえるのは気のせいだろうか?見えないしっぽでも振る犬のよう、曲がり角を曲がろうが路地裏に入ろうが問答無用でついてくる貴方。)   (1/10 16:41:29)
外@時計師 > 「ッ゛ッ……………………………(このクソッタレッ……………このままだと引き離せないどころかッ·····〝 クックロビン〟までついてきかねないじゃあないですかァ……ッ……)」(そうやって危惧した彼はとうとう痺れを切らしたのか、突然。後ろに貴方が居たとしても慣性の法則なんざ知ったこっちゃないとばかりに、〝ピタッ 〟と止まった。軍隊顔負け、規律の整っ動きで振り返ったのならば、彼は人気のないその場所でツカツカツカとあなたに顔を近づけ、次の瞬間──────····)「Would you please quit stalking me………………?????(ストーカーは辞めていただけませんかね?????)」(カターンッ。)(タイプライターの火蓋が、〝切られた 〟。)「WHATッ!!! are you from earlier?!?!?!!!! If you're ignoring me this long, it means that I don't like you and I don't want anything to do with yoooooooooooouッ…………………(大体貴方ねェッッ!!さっきからなんなんです?!?!ここまで無視して歩幅緩めないってことはッ!!!貴方のことが嫌いで、関わりたくないってことなんですよォ!!!!)」   (1/10 16:41:44)
外@時計師 > 「ワかるッ………?!?!?!?! キ・ラ・イッ!!!!!イ・ヤッッ!!!!!!!」   (1/10 16:41:57)
外@時計師 > (人差し指でコツコツコツコツと貴方の胸板あたりをつつきながら、怒鳴り付ける彼は文字列だけじゃあ伝わらないのかと、ややぎこちのない日本語まで使って貴方に伝えていた。)「No way, no way, no way、no way、no wayyyyyyyyyyyyyyy……ッ…You're not dragging this out, are you~~~~~~?????(まさかまさかのまさかッ、そのまさかとは思いますがァァァ…………………未だに引きずってるんじゃあないでしょうねェ~~~~~~~ッ????)」「〝 first love〟……………………………〝ハツコイ 〟。」(危惧していたのはこちらの方。前も散々説明したじゃないか。『機械同士で有り得ない』と。それでももしもほざいているしたら救いようがない。……いいや元々、救うつもりなんてないけどさ。)   (1/10 16:42:11)

風鈴@α-007 > (ガン無視されているならば諦めたらいいのに、"諦める"というネジが外れてしまっているのだろう。任務が入るかもしれないという頭が痛くないのかもしれない。ラベンダーの香りを纏わせて貴方についていく。それでもα-007は貴方について行った。周りには貴方以外の人間もいたはずなのに、興味ありませんとばかりにカルガモみたいについていく。痺れを切らしたのは時計屋の方であった。ピタリと止まった足に合わせるようにこちらもピタリと止まる。ようやく振り返ってくれたと思ったが、次の瞬間表示されたのは"ストーカーやめろ"というものだった。ストーカーとは何かを知らないα-007は首を傾げる。自分はただ仲良くなりたいからついてきただけだから、多分ストーカーというものではない。   (1/10 17:06:07)
風鈴@α-007 > そう、違うはずなのだが貴方は再度あの日みたいに嫌いだとか、関わりたくないとかいうものだから悲しくなってしまう。自分は好きだ。貴方のハッキリという言い方も、自分よりも豊富にある知識も、チクタクと鳴らす体内時計も全て大好きだ。コツコツと胸板を突かれても、ニンゲンみたいに皮膚じゃないから感覚も感じられない。もしも、ニンゲンだったならば皮膚を伝って貴方の冷たい体温を奪うことが出来たのに、実に残念に思える)   (1/10 17:06:24)
風鈴@α-007 > 『感情があるのにハツコイはできないなんて信じません』(ハツコイという単語にピクリと反応をすれば真っ直ぐな言葉で理解し難いことを言うだろう。ニンゲンに言われた。自分は兵器だから、ニンゲンとは同じになれないんだって。自分は幾ら死んでも構わないが、ニンゲンは尊むべき存在なんだって。【理解ができない】。自分は感情を持ち合わせている。死にたいしての恐怖はないにしろ、死んだ人を悲しんだり、一緒に喜んだりが出来るのにどうして都合のいい時ばかり兵器扱いをしてくる?プログラムはずっとERRORを表示しているけれど、気になるのだ。機械同士は無理だと決められたって、欠陥品(感情)であるならば更なる欠陥が見つかるかもしれないじゃないか。どうして自分は貴方に執着をするかは分からないけれど貴方は自分よりも博識で分からないことを教えてくれる。知らない世界へと連れて行ってくれる。また否定されてしまうかもしれないけど何度だって言おう)   (1/10 17:06:37)

外@時計師 > 『私は貴方に恋をしています。なので関わりたいです 』「 That emotion of yours is "desire for protection"。(アナタのその感情は〝加護欲 〟に過ぎない。)」(言い終わると同時に、彼は食い気味に貴方に伝えた。貴方の単略的かつこの上ない真っ直ぐな言葉を聞いた後に、ハッキリと述べた。フゥゥゥゥ·····と深い深い、底の見えない程に深すぎる溜息をついたのならば、彼は説明を始めることでしょう。)「…………Okyyyyyyyyyyyy……?Mr.Dog (いいですかァァァ…………???ワンコくん。)」   (1/10 17:51:47)
外@時計師 > 「 It is reasonable that you, as a guardian robot, are programmed to be "extremely friendly" to "humanoid" things.…(護衛ロボットであるアナタがねェェェ……〝人型 〟のものに対して『極めて好意的』に接するようにプログラミングされているのは妥当なんですよォォ……)」「 Look at these hands.(この手をよォォォく見てく ださい。)」(貴方に打たれたタイプライターの紙を押し付けた後、彼は手袋をしゅるりと外し、腕まくりをして見せ付ける。それは衣類で隠れていたけれど、明らかに〝人の形を模倣したガラクタ 〟だった。貴方に比べて前時代的もいい所、金色や革色の金具に歯車金属ネジ。動かせばその1本1本が作用し、キリリ、と音が鳴る。)「And my feet.(足も。)」「Organs, too.(臓器も。)」「And warmth.(温もりも。)」「Even the 【⠀heart⠀】 is a 【⠀machine 】. (心臓だって、〝機械 〟です。) 」「I'm not human.(ワタシは、ヒトではありません)」   (1/10 17:51:59)
外@時計師 > 「………………ニンゲンじゃナい。アナタも、ワタシも。」   (1/10 17:52:12)
外@時計師 > 「There is no need to set it as a protected object. Please remove it from your jurisdiction.(『護るべき対象』ではありません。管轄から除外してください。)」(彼は再度伝えた。そして〝 自分が人間に近いからこそ〟そう言った認識が植え付けられているのだと。)「If I had looked like any of those ill-mannered people, I would have recognized them as targets to be defeated. (仮にワタシの見た目が〝 人型〟ではなく、もっとおどろおどろしい、『品の無い方々(カミサマ)』のような見た目だったのならば、アナタはワタシを【討伐対象】として見ていたでしょう。)」   (1/10 17:52:20)
外@時計師 > 「 It's not me you love, it's people.But don't lose heart! Mistakes happen to all of us. (貴方が愛しているのはワタシではなく、『人間』なのですよォ………でも気を落とさないでネ。間違いは誰にでもある事なんですから。ええ。)(全てが一方的だった。全部決めつけ、憶測ばかり。あなたの事なんか見ちゃいない。統計だとか機械だからとか、そういうことばかり『できない理由』を並べ立てる。煩わしいラベンダーの香りと貴方のモーター音。彼は外した手袋を嵌め直す。きゅ、とはめ直した上でゆっくりと。貴方の方に顔を向けることなく、手首の関節可動域を軽くチェック。)(そんなことをしながらだった。そんなことを、しながら。全く貴方に見向きもしない彼は、ひとつ。)   (1/10 17:52:33)
外@時計師 > 「 Or do you (ねえ、それとも、貴方って。)」   (1/10 17:52:39)
外@時計師 > (キリリ、……カコン。)   (1/10 17:52:45)
外@時計師 > 「want to be a human?(……やはり〝 人〟に、……なりたいンですか。)」「I don't like people, but you don't seem to.(ワタシは人が大嫌いですが、貴方はそうではないようですし。)」(彼は、貴方の方に漸く。〝 顔を向けた〟。)   (1/10 17:53:02)

風鈴@α-007 > 『違います』(路地裏の廃れた廃墟で愛を告げたって届きやしない。食い気味なのはお互い様だ。譲り合う気がないだもの。底をつくことを忘れたため息に赤のガラスが鈍く光れば、説明が始まろうとする)『私は犬ではありません』(重点するべき場所は違う。いや、もしかしたらわざと逸らしているのかもしれない。自分にだって好き嫌いがある。怒りがある。感情があるはずなのに全て"プログラム"なんだと、"欠陥品(ERROR)"なんだと言われてしまうことに歯車が軋むような感覚に陥る。どうしたら伝わるのだろう。ほら、見てみろとばかりに手袋を外し、腕捲りをすれば貴方がニンゲンではないと証明するような部品が次々と現れていく。自分よりも前時代に作られただろうと憶測をつけることは難しくないはず。システムは残酷にも"機械です"と判断をするけれど、そんなこと関係ないはずだと感情が訴える矛盾。同じ機械なんだと、保護対象ではない。使われるだけ使われて暖炉に燃やされる家具と変わらない"物"でしかないんだと。ビュウとビル風が間を駆け抜けていく。激しく冷たい風は現実なのだと伝えてくれたはずなのに、何も感じられない)   (1/10 18:46:42)
風鈴@α-007 > 『お断りします。私は貴方を護るとは違う何かだと思っています』(ニンゲンではないのだから外せ。おどろおどろしい姿ならば討伐していたくせに。貴方が愛しているのはニンゲンだ。一方的なラジカセのように伝えられる言葉に、律儀に答えていくリスナー。憶測ばかりじゃ何も響かない。自分は貴方に惹かれているはずだ。それが初恋と単語に当てはまるから初恋と呼んでいる。いつまでも平行線のまま交わらずにいたのだが、予想は反して貴方の方からアプローチをしてくれた)   (1/10 18:46:55)
風鈴@α-007 > 「want to be a human?(……やはり〝 人〟に、……なりたいンですか。)」『……』(枯れることも許されない渇いた花を抱える手に力がこもると、ラベンダーは小さな悲鳴をあげた。無言は肯定を意味するとはよく言った物だ。ニンゲンになりたい。食べ物を食べてみたい。触れ合いたい。体温というものを感じてみたい。睡眠を取りたい。愛するものと育んでみたい。なによりも【死んで悲しまれる存在になりたい】。感情を抱いたところで機械は所詮機械で要らなくなったら壊されて終わり。誰も悲しむことはない。ニンゲンはたかが腕一本吹き飛んだだけで心配され、悲しまれる。羨ましかった。妬ましかった。これならば感情がない機械の方がマシだとさえ思った。いつしかニンゲンを好いているはずなのに、妬みも含む自分にシステムは許さず ERRORを出し続ける。そんな方法などあるはずないだろうと言われてしまうだろう。だって自分は機械であり、ニンゲンではない。だが、感情があることが、理性あることがニンゲンだというならば【私はニンゲンのはずだ】)   (1/10 18:47:04)

外@時計師 > 『違います』「NO(違わないです。)」『お断りします。私は貴方を護るとは違う何かだと思っています』「IT'S YOUUUUUUUUUUUッッッ!?!?!?(いやもう貴方ねェッッ!!!!!!!???!!!!!!!)」 (〝 ああ言えばこう言うてこでも効かないってかこのフトトギモノ──時間泥棒──がッッ·····!〟 と言わんばかりにキリリ、カッシャーーーーーンッ!!と歯車の音が響き渡る。何が違うんだ。何が貴方をそこまで〝 焚き付ける〟のか。何も分からない。何も理解できない。どうせ『プログラム(感情)』を否定されて意地にでもなってるんだろう?良いじゃないか諦めちまえば。関わらなかったら否定もされない。それなのに貴方は彼に『恋』をすると言うのだ。だから言ってやったんだ。嫌がらせのつもりで。『人になりたいんじゃないのか』って。……そしたら。)   (1/10 20:51:59)
外@時計師 > 『…………………』(【沈黙】だった。きっとここで『はっきり言わなきゃ分からない』『言いたいことがあるならはっきり言え』『口が無いのか?嗚呼そうですよね、食べる口すらないんですよね。』って。責め立てるのは、皮肉を言うのは簡単だった。無言であるならば、嗚呼きっと言葉が刺さって何も言えないんだな、って鼻で笑ったって良かった。そうしてやりたかった。酷い奴(人間)になることなんて簡単だ。頭の中じゃ沈黙する貴方を罵倒しこれでもかと責め立ててラベンダーを握り締める貴方に背を向けて『クックロビン』に帰ってる。)(でも、でもな。)「…………、……、………」(こちとら【時計師(調律師)】だ。〝 察してください〟みたいに黙るだなんて卑怯じゃあないか。………ヒトはかつて、物言わぬ星の声を観測して時を刻んだ。ズレた時計の秒針を治すためには一言も喋らず隣を歩くように歩幅を合わせて調律する。死んだ時計を生き返らせる為には〝死んだ時計の声を聞く 〟。)「…、…………」(だから、息を潜めて。彼は貴方に1歩、近付いて。) ────── 今の貴方が黙っている時の、身体の中から響く〝 音 〟を、聞くことにした。)   (1/10 20:52:39)
外@時計師 > 【聴覚7】【芸術5⠀(感受性)】【記憶(2)】   (1/10 20:52:53)
外@時計師 > (…〝 沈黙〟とは肯定の1種だ。今の今まで『違う』としっかり否定するところは否定していた。〝何も言えない 〟。彼は、暫くした後に、)(……カキン。)「"Don't you think you're ruining Lavender? It's your fault(そうやってクソほど強く握りしめるとラベンダーがダメになるんじゃないですか。貴方のせいで。」(彼はクシャリと貴方が握っているであろうラベンダーに手を伸ばし、やや手探りで貴方の手元に手を置き、その力を緩めようとするかもしれない。)(そして、言葉を紡いだ。)「You're ................... I want to be human………………(〝 ヒト〟になりたいのですね。)」(タイプライターを、作動させる。)「Why?(何故です?)」「…………………Because you can eat good food?(美味しいご飯が食べれるからですか?)」「…………Because I can have children and have a family that I take for granted(子供を産んで、当たり前に家族を持つことができるからですか。)」「 you are envious of fathers and mothers?(父親と、母親が羨ましいからですか。」   (1/10 20:53:54)
外@時計師 > 「……………Because you can fall in love and not be blamed for it?(〝 恋〟をしたって、咎められないからですか。」「………………… Is it because there is a clear concept of death?(明確な、〝 死〟の概念が存在するからですか。」「Is it because when you try to do something that is natural to you as a living being, you are told that it is ridiculous?"(生き物としての当たり前を貴方がやろうとすれば〝 滑稽〟だと言われるからですか。)」「An inferior student……?aha…………………… Please don't make me laugh.(……ねェ。まさかとは思いますがそれらのせいで〝 劣っている 〟と感じているわけでは、ありませんよねェェ………?)」「You are almost the same as me, so how can you be an inferior student?(今の貴方、このワタシと殆ど『条件』変わらないのに?)」(彼は言った。【自分とそう代わりもしない条件を持った機械】なのに、まさか自分が【人じゃないから】と引け目を感じているんじゃないかと。そんなことは許さないとばかりに、苛立ち混じりにニヤリと笑みを浮かべる彼は、続ける。)   (1/10 20:54:28)
外@時計師 > 「Just as there are many things they can do and you can't do.Just as there are many things you can do that they can't.(彼らにできて貴方に出来ないことが星の数ほどあるように。貴方に出来て彼らに出来ないことだって星の数程存在します。)」「For example, here's how it works.……(例えば。)」「Why you are who you are(〝存在証明 〟)」(カキリリリリリ、………)「If you can break through the errors and prove that emotions are not "programs".(もしあなたがエラーを突破し、感情が「プログラム」ではないことを証明することができたら。)」「Your words will mean more than the words of those who are covered in lies.(嘘偽りだらけの人間よりもその言葉には意味が宿る。)」   (1/10 20:54:46)
外@時計師 > 「It's hard even for humans. ...... To prove that a lie is not a lie. There are more than a few people who can't let go of the possibility that they might be manipulated by someone behind a screen, or that they might be a character in a storybook.(人間でも難しいんですよォォォ……嘘が嘘でないことを証明すること。自分が『画面の向こうの誰かに実は操作をされているかもしれない』『絵本の登場人物かもしれない』……その可能性は捨てきれず、故に自分であると証明出来ている人間は極々少数でしょう。)」   (1/10 20:54:48)
外@時計師 > 「ッ………AND above all~~ッ………!!!!(それに何よりもねェッッ!!!!!!!)」「I don't like the way you're talking to me when our conditions are almost the sameッッ!!!!!!(貴方ワタシと条件そんな変わらないくせしてなにをウジウジしてンですか?!?ワタシなんてヒトのことなんか見下しまくりなのにッ?!?!こんな完璧な身体他にないでしょうがッッ!!!なめてんですか???)」(そう、そうなのだ。こんなことで感化される自分ではないけれど、貴方がそうやって劣等感を感じているということはまるで自分も見下されているようで気に食わないのだ。貴方の嫉妬は自分の感情では無い、それにしたって〝 気に食わないものは気に食わない〟だなんて、彼も酷いエゴイスト。)   (1/10 20:56:30)
外@時計師 > 「"......... But I can do magic. Yes, special. (………でも、…………まあ、そんな貴方に朗報です。時にワタシはね、魔法が使えるんです。ええ、特別な。」「"I can make you a ningen. I can make you a 'ningen', but you will no longer be you (a machine). Of course, the memory of your first love will likewise be lost, as you were never in love with me in the first place."(出来ますよ?貴方のことを人間に。その代わり、貴方は貴方(機械)であった事実は無くなる。当然、『初恋』なんて記憶も同様に、〝そもそも私に恋なんてしていなかった 〟ことになる。」「"Fathers, mothers. Maybe even a brother or sister." (父親、母親。兄弟なんかも居るかも知れません。」   (1/10 20:56:39)
外@時計師 > 「 If you want to become a human, I can help you with that. It would be more efficient for me. It's more efficient for me, since I don't have to be stalked by you."( 貴方がどうしても、どぉーーーーしてもッ……ヒトになりたいのなら、そのお手伝いをしましょうか?私としても効率がいい。貴方からストーカーされずに済むんだからネ。)」(彼は手のひらをパッ、と見せながら、2つ目の提案。それはまるで人魚姫の魔法だった。『貴方が機械として稼働してきた年数』を『人間として生きてきた年数』に『始め直す』との事だ。当然機械として過ごしていた記憶なんてのは消えてしまう。それでも人になりたいと言うならば……)   (1/10 20:56:49)
外@時計師 > 「..... Let's hear it again. Do you want to be a person?(だから、もう一度聞きましょう。ヒトに、なりたいですか)」   (1/10 20:56:51)

風鈴@α-007 > (廃墟に似合わない歯車の音が鋭く響く。自分が発した言葉により貴方は怒っている。おかしいな怒らせる気なんてないのに。時間泥棒は時間を奪っていることなんか気づけずにいた。ただ貴方と会話をしたい。貴方と話すことは楽しい。ニンゲンとは違う何かを感じて仕方がない。春の木漏れ日という穏やかな光でショールを肩にかけた温もりを貴方が与えてくれている気がした。本来ならば温もりなんて感じるはずはない。自分は機械なのだから暖かさを感じる機能なんて不要なんだ。それでもニンゲンという存在が胸と呼ぶ部分が温かい。これが恋?……なのに貴方ってばつれないことばかり言う。猫よりも可愛げがないかもしれない。それでも"恋"をしているのはきっとーーーーー)   (1/11 12:48:53)
風鈴@α-007 > 『……』(人になりたいんじゃないのか。その一言に世界の時計は止まっていった。裏路地にいるはずの黒猫だって2人の間に流れる時間に耐えかねないわとばかりに現れることもない。貴方はこれはチャンスだとばかりに罵声というマシンガンを装着して日頃の鬱憤を晒すべきだ。ニンゲンなんかになれるわけないだろうと、やはり馬鹿なのですねっと。そのまま自分の家に帰ったならばスッキリとするはずだ。ラベンダーのことなんて忘れてさ、いつも通り時計を調整したらいい。黙りこくった鉄の塊なんか気にしないでいいんだよ。それでも貴方は背を向けることなく、一歩近づいて耳を澄ませる。キリリ……いつもよりも弱々しい歯車の音色。叱られた子どもみたいで滑稽だろう。ラベンダーがダメになるよと言われて、自分が力篭っていたことにようやく気がつくのです。きっと自分のせいでぐにゃぐにゃに曲がったラベンダーは元に戻ることはない。ラベンダーだってニンゲンと同じく壊れてしまったら二度と戻らない"可愛い"存在だから)   (1/11 12:49:08)
風鈴@α-007 > 『…理解したいからです』(美味しいご飯を食べられるのも羨ましい。家族団欒と過ごしているのも羨ましい。自分にはいない両親がいることが羨ましい。恋をしたって誰からも非難されないし、死の概念だってある。自分がやっていることは意味ないんだと諭される必要もない。しかし、其れ等は後付けでしかない。彼が感情を持ったキッカケ、オリジンは【小さな小さな子どもを心配そうに抱きかかえた親達の姿】だった。自分がいくらボロボロになろうとも痛かったね、怖かったねと言ってくれる存在はいない。当然だ。機械は機械。ただの道具でしかないのに、誰がわざわざ心配するものか。ニンゲンには死がある。ニンゲンは脆く儚い命。吐いて捨てるほど存在する生き物を【なぜ守らねばならない】。これはプログラムと反する気持ちだ。思考だ。護衛用ロボットが抱いていい感情ではない。こんな感情を抱いてしまうのは、自分がニンゲンではないからだろう。だから理解したら、きっとちゃんと心の底から護りたいと思えるかもしれない。……なんて馬鹿げた考えだった。貴方は言葉を紡げ続ける)   (1/11 12:49:21)
風鈴@α-007 > 『〝存在証明 〟』(子どもみたいに貴方の言ったことを繰り返す。星の数程あるんだと言ってくれた貴方の口から出てきた言葉は一番星の輝きを放っていた。意味が分からない自分にも分かりやすいように説明を添えて言われたから分かる)『つまり、貴方の恋を証明すれば"存在証明"になるのですね』(自分が今証明できること、それは時計屋貴方の恋を確立させることだろう。きっと文句を言われてしまうかもしれないけれど、自分は貴方に恋をしているんだと信じている。だって貴方が機械だと見せてきた時ですら護らなければならない存在と認識することが出来たんだ。それはプログラムを超えた瞬間なのではないだろうか。風船のように胸が膨らんでいく。そして人を見下してもいいんだと言う言葉に衝撃を受ける。ロボットはニンゲンを見下さないことは当たり前の世界だからこそ、ニンゲンとロボットは共存できている。もし、ロボットが叛逆をしたならばニンゲンなんて一溜りもないだろう。それを貴方はしている。プログラムがそうさせてるのかわからないが、とても"羨ましい"ことで)   (1/11 12:49:36)
風鈴@α-007 > 「..... Let's hear it again. Do you want to be a person?(だから、もう一度聞きましょう。ヒトに、なりたいですか)」『貴方の恋がなくなるなら嫌です。お断りさせていただきます。すみません』(人になれる魔法があるのよ。人魚姫の魔女のように甘い言葉を投げかけてくれたのに、頑固者のロボットはあくまで貴方の恋を優先したいらしい。家族がいたとして、ご飯が食べれるようになったとして、誰かと触れ合い温もりを感じたとして、ロボットの時代の頃を忘れてしまったら【貴方の恋】がなくなってしまう。やっと、漸く得られたものなのに勿体無いじゃないか。ニンゲンになりたいけれど、今は貴方より優先したいことはない。今は貴方に"恋"をしたい)   (1/11 12:50:04)

外@時計師 > (……〝押しが強い頑固者の癖して 口数が少ない〟。だから、よく耳を澄ませて〝聴かなければならない 〟。決して貴方は考えちゃいないだろうけれど、こちらからしたら〝察してください 〟と言われているようなもの。そんな貴方が卑怯なんだと内心で悪態を吐いた。)(聞くところによると貴方は〝ヒト 〟になりたいらしいじゃあないか。その理由は〝 理解がしたい〟から。暖かい食事を家族と囲むことも。涙を流す切なさも。誰かをハグする時、貴方の身体じゃ硬くて冷たい。眠ることもないから〝夢 〟を見ることだってない。ロボットだからと線を引かれて、きっと愛されることすら分からない。〝 知っている〟けれど〝 理解らない 〟。それらは全て貴方に無いもの。緩んだ手のひらに温度はなく、ただ彼らは触れ合えば〝 カツリ〟と僅かに音がするのみ。)(彼にはそのキモチは〝 分からない〟。)(目が見えなくったって耳がある。温もりがなくったって不変の使命が此処にある。〝ヒトを捨ててでも欲しかったからこそ〝今 〟がある 〟。……だから。)「………………Are people really that good?(そんなにいいモノですかねェェ、人って。)」   (1/11 13:57:10)
外@時計師 > 「……There are many great sinners who steal our time.(クソみてえに効率悪いじゃないですか。)」「Well, okay.(ま、いいですケド。)」「Well, I need to prepare the materials and equipment, so please stop by the store tomorrow afternoon. (じゃ、材料や機材諸々の準備をしなければならないので明日の昼間にでも店に立ち寄って下さいよ。)」(共感出来兼ねると言わんばかりに言葉を吐いた。まあでもいいさ、貴方が望むなら彼は人魚姫に出てくる悪どい魔法使いにだってなってやる。彼はネクタイの位置を整え、帽子の位置を確認したのならば、紙を貴方に手渡しつつ答えることでしょう。)「The location is all the way west of here. Then yes. I'll see you tomorrow at exactly 12:30. (場所はここから西へずっと行ったところ。ではそうですね。明日の12時30分きっかりにでも。)」「I'm here for you.……(このワタシが、アナタのために。)」   (1/11 13:57:24)
外@時計師 > 「………I'll get you in tun……………………(きっちりと、『調律』を施して見せ──────)」『つまり、貴方の恋を証明すれば"存在証明"になるのですね。』「What? What, what, what,…… w、what?……………(え?なになになに、な、なんです?)」(いいや。まただ。また、〝答えようとした 〟だけだ。言い切ることは叶わない。彼は僅かに間を開けた後問い掛けるだろう。)『貴方の恋がなくなるなら嫌です。お断りさせていただきます。すみません』「No, no, no, no, no, no, no, no, no, no, no, no, no. I'm not sure what to do, but I'm sure you'll do fine. ッッ……?!?!!!!!(いや、いやいやいやいやいやいや可笑しくないですか?!?この流れで断るってアナタ、せっかくのチャンスを棒に振るおつもりで??!」   (1/11 13:57:41)
外@時計師 > 「... You can be a human being. You can eat good food, take a pulse, and shed tears. You can have a father, mother, and siblings. Your emotions are not hindered by your programming. You can have a You can even have a girlfriend if you leave your current one behind. ...... When I said proof of existence, I was referring only to my values, not to anything I said you should do!!!!(だってヒトになれるんですよ?!?!あんなに憧れてたじゃあないですか!美味しいご飯も脈拍も涙だって流せるようになるッ、お父さんとお母さん、そして兄弟だって!感情もいちいちプログラムという枷が着いてきやしない!!今の貴方を捨て去れば恋人だって出来るかもしれないッ……存在証明と言ったのはあくまでもワタシの価値観で何も実行しろと言った訳ではないのですがァァァッ?!?!)」   (1/11 13:57:59)
外@時計師 > 「You don't have to be a ningen to be a ningen, but it's inefficient to use that reason of all thingsッッ……!!!(ニンゲンにならなくったっていいですけれどね、寄りにもよってそんな理由を使うだなんて非効率にも程があるでしょうにッッ!!)」(確かに、確かに自分が言った。言いましたとも。自分とほとんど変わらない体のくせにその物言いが気に食わないからって、口走りましたとも。だからといってその選択肢の重要な歯車が自分の恋、恋恋恋ッ?!)(キリリッ、カッシャーーーンッ……!)   (1/11 13:58:12)
外@時計師 > 「……………、……………」「………………I've said it again and again, but I hate you. And you say that a lot, don't you? The first love is not fruitful…………(再三言ってますが、ワタシはアナタが嫌いだ……そしてよく言いますでしょう。初恋は実らないと。)」「……………So……(だから……)」「………………So……(だから。)」「…………………、………………」「……………ア、……………」「Aaah!!!Oh, by the way, (あーーーーッ!そういえばワタシ、これから大事な用事があるんです!)」(誤魔化しやがった。)「I have an important errand to run! I don't have time to have a stupid conversation here! Aaah! I can't stay like this! Now if you'll excuse me!!(いやはやこんなところでクソくだらねえ会話を交わしてる暇はないというのに!あーあ!こうしちゃいられない!それでは失礼しますよッ!!時は金なりとはまさにこの事ですからね!!!)」   (1/11 13:58:24)
外@時計師 > (彼は キリリ、カシャン!と音を立てたのならば敬礼をしてその場をそそくさと離れることでしょう。置いてけぼりの貴方と、ピリついた空間から解放されたからか、やってきたのは黒猫。それから…………)(、カツ、…………………カツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツ……)「……………And that lavender. Just drain it and you'll be fine. (それと、そのラベンダー。水切りすれば大丈夫ですから。)」(戻ってきたのは、あの男。)   (1/11 13:58:36)
外@時計師 > 「Don't clench it too tightly. She's a lot prettier than you. The smell is too strong, though.(あんま無闇に握り締めてやるンじゃないですよ。貴方より随分と可愛らしいんだから。匂いキツすぎですけど。そこら辺に捨てるとか有り得ませんからネ。)」(気になってしまったのでしょう。そのラベンダーこれからどうするのか、とか。脳裏にこびりついたのでしょう。不完全で、クシャついたあまり美しくない紫色。)(何もかも〝完璧 〟に。彼はあなたから離れたのならば、今度こそ立ち去ろうとする。そして口にするのだ。)「──────それじゃあネ。二度と会わないコト、祈りまス。 」(貴方が無口と言うよりも、彼が一方的でお喋りなのだ。)(貴方の課題は存在証明となった訳だが、きっと彼の今後の課題は『日本語』を話せるようになることだろう。貴方って時折本当に日本語が読めていないんじゃないかとさえ思える。それに何よりタイプライターに記録されたら夜の自分から何を言われるかは分からない。もしも今後あなたみたいなやつに会った時、日本語で話せるようになるのは必須条件………………いや、会わないけれど。)(でも。)   (1/11 14:00:27)
外@時計師 > (……念の為に。)   (1/11 14:00:33)

風鈴@α-007 > 『なるほど、明日の昼会いに行っていいのですね。12時半ずっと西にあるところに行けば貴方に会えるのですね』(人がいいものかはまでは自分でもわからない。だってニンゲンになったことがないから。効率が悪いってところは同意できた。彼らは最善の選択を即座に計算することができない。情とやらに流されて、大損害を被ることだってある。それでも生物の頂点に立っているのはただ単に数が多いからかも。そんなことよりもいい情報を聞けたとばかりにピクリと反応する。1.貴方はお店を開いている。2.ここら西に向かえばいいらしい。3.昼間は空いている。貴方のこと何も知らなかったけれどもこれで、一つ知ることが出来たことに心が温かくなる。本当は人魚姫の魔女になる予定で言ったのに、都合がいいように解釈をするのは出会った頃から知っていることだろう)   (1/11 14:37:42)
風鈴@α-007 > 『貴方と恋が出来るならニンゲンにならなくてもいいです。"初めて"は大事にするべきだと思いました』(なぜそうなるのだとばかりに悲鳴をあげる貴方に対して、α-007は冷静に静かに告げることだろう。何をそこまで執着しているんだと思われるかもしれないという気持ちは存在しないようだ。魔法使いはいう。ニンゲンになれば美味しいご飯が食べられるよ。ニンゲンになればお母さんやお父さんが現れるよ。プログラムのせいにされなくて済むよ。それでも貴方に恋をしたい。これは一種の執着だ。愛というにはあまりにも薄く、穢れすぎていない。雛鳥が初めて見た人を親と思うのと同じ作用が起きているのだろう。あの日、サクラソウが咲かなければこんな目に遭わなかっただろうに可哀想な時計師さん。別に構わないだけどね!と強気にいうところが微笑ましくてまた一つ貴方に惹かれた気がする)   (1/11 14:37:55)
風鈴@α-007 > 『でも好きになる可能性があるのでしょう。初恋が実る可能性があるのでしょう。私がニンゲンになれる可能性があるならば、"初恋が実る未来"だってあるはずですよ』(あきらめるように言う貴方に諦めない理由を答える彼。どこまで平行線なのは変わらないようだ。ニンゲンになれるのだと分かったならば、不可能が可能になるならば青薔薇だって咲いてくれるはずだ。歯切れ悪くなった途端にわざとらしく用事があるのだという貴方に)『そうですか。付き合ってくださりありがとうございます』(疑うことを知らないのか本当に用事があるのだと思いついて行くような真似はしない。明日もお花屋さん行かないといけないなと思っていると足音が二つ。一つは先ほどまで遠慮をしていた黒猫ちゃん。もう1人は先ほど用があるのだと言っていた貴方。要件はラベンダーについてだった)   (1/11 14:38:07)
風鈴@α-007 > 『勿論、貴方が言うならば』(ラベンダーは元より捨てる気はなかった。自分が不甲斐ないせいでクシャつかせてしまったが貴方が蘇ると言うならば蘇るのだろう。裏路地には似合わない匂いだけど自分は好きだ。自分にも感じる心があるのだと教えてくれるから。二度と会うことがないことを願っていると声に猫はにゃーと鳴くが、目の前のロボットてば黙ったままだ)(次の日、12:30ピッタリ。コンコンっとノックする音が聞こえるだろう。耳のいい貴方ならば扉越しでも察することが出来るはずだ。〝押しが強い頑固者の癖して 口数が少ない〟あのロボットが来やがったってね。開けるまで何度でもノックをしてくるソイツに短気なあなたは怒鳴りながら扉を開けるかもしれない。怒られてるのに気にせず犯人はこう言った)『貴方に会いたかったです』(手のひらには真っ赤な薔薇の代わりにミズナの花が挟まった栞が入った袋を持ち合わせている。今日も"愛"を語り合いましょう)〆   (1/11 14:38:15)