ヴィオレッタ&円澪

外@ヴィオレッタ > (──────時に、黄昏とは。『浮世』と『現世』が混濁し、境目が無くなる時間だそうな。誰もいない無人の街に、『迷子の知らせ』が鳴り響くのか。或いは建物の影だと思い込んでいた数々の『黒』が実は『穴』だったりするのでしょうか。兎にも角にも、貴方は『この時間』。たった1人で中庭に佇んで居たことに変わりはない。西日は斜めに傾きかけ、室内は朱色を丁寧に死角に切り取っては床に反射する反面、切り取る区画がない外側じゃあ、実体よりも伸びる影が虚ろを纏って貴方の後ろにくっついているのがよく分かりましょう。)(そんな時。)(後ろ姿、1歩1歩。)(貴方に這い寄る〝もう1人 〟の影。)(そぉーーーーーっと、そぉーーーーっと息を潜めたところで、陸軍だった貴方を欺くだなんてできるはずは無いのに。それでも〝 この女〟はやるに決まってる。)「………ふふ。〝 だぁーーーれだ〟。」(もしも抵抗しなければ、ゆるぅい霞色の声色は、貴方が振り返る前にひたりと目元を覆ってしまうかもしれない。貴方と彼女は顔見知り。見つけたのはこちらの方。知り合いにあったら、僅かながらにでもちょっかいかけたくなるのは性(サガ)でしょうね。)   (1/11 15:39:10)

円 澪 > 『おや、貴女は____…………。いや、私知っております。これはその、全然違う方を指名して、残念~私でした、というものでございましょう。』夕焼け小焼けの中庭、 斜陽がオレンジ色に照りつけ、辺りが暗幕を引いたような黒へと変わっていくまでの僅かなその隙間は、何かつらいことや嫌なことがあったというわけではないのだけど、物思いにふけるにはちょうどいい頃合だ。後ろから誰かがゆっくりと近寄ってくる。臨戦態勢にこれだけの情報で入るほどには疑心暗鬼では無いが、何かあった時の為にと、拳銃を取りやすいように腰を軽く落とす。それから、なんの要件なんだろうか尋ねようとして、振り返ろうとしたら____日も落ちていないのに目の前が暗くなる。続く言葉にああ、なんだからかわれているだけか。とホルスターにかけた手を外し。『ミス・スズシロでしょう?こんなイタズラをなさるのは。ソウニチガイアリマセン』取り繕いようがない棒読みで問いに答えた。   (1/11 16:02:41)

外@ヴィオレッタ > 「──────〝残念。ハズレだ原石くん 〟。」(彼女は、貴方の言葉に対しその該当者である〝 スズシロ〟の真似を軽く添えながら、パッとてを話した。視界が晴れればまたたくまに朱色が広がることでしょう。そして振り返った先にゃぁ藤色の……)「ふふ、正解はぁ~~っ…………??〝 ヴィオお姉さん 〟でぇ~~す♡ ふふ、今の似てるでしょう?スズシロさんの真似、実は意外と自信あったりぃ~~……………」(〝 ヴィオレッタ〟。紫色はゆるゆると両手を振り、にへぇ~~、と気抜けするような微笑みを浮かべて見せる様子は、あまりにも〝 日常的〟だ。……彼女は続けた。)「お久しぶりですう、円さん。」   (1/11 16:22:05)
外@ヴィオレッタ > 「そして相も変わらず〝お優しい 〟ですねえ。私だって分かっていたんでしょう?人が悪いですよう。」(貴方の目を隠すその瞬間。軍人宛らに構えたのが〝 視えた 〟。けれど、自らの声を聞いた瞬間どうか、貴方は警戒を解いて、更には棒読みながらも〝とぼける 〟という選択肢をとる始末。クスクスと笑みを浮かべる彼女は、貴方の切れ長の瞳をじぃ、と見つめ、覗き込むように。)(そして、近付いた顔を暫くしてから1歩下げ、後ろに手を組んで、ふ、と。)(1つ。) 「……………ねえ。見ない間にほんの少ぉしだけ、痩せましたかあ?」(もしかしたら気の所為かもしれない。本当に言葉通り、〝 普段見ていない〟からこそ、細身の貴方がそう見えているだけかもしれない。それでも彼女は、続けることでしょう。)「………ちゃあんとご飯は食べてます?」(って。僅かながらに心配の色を滲ませた声色は、貴方の〝 知らない〟母親のよう、……と言えば。それは皮肉になってしまうのでしょうか。)   (1/11 16:22:07)

円 澪 > 『ええ、まあ___多少は似ていましたね。今度私も参考にさせていただきます、お嬢(ミス)。ご本人にも試しにやってみようかと。』円 澪は、冗談に対して結構最低な応え方をする女である。完全に善意で、多分きっとしばらくしたら """ヴィオお姉さん"""" から習った!とばかりに鼻高々に同じことをやってダダすべりした挙句、これがどういうシチュエーションで誰にされたことなのかの解説つきでスズシロ支部長本人の下に足を運ぶだろう。『からかうのはよしていただけませんか。貴女だと分かったのはギリギリになってからです、私もまだまだ未熟ですので、そう映画のように上手くは当てられない。』暗に、貴女だから安心した訳では無いとも述べる。支部内の中庭という場所であれば。つまり秘匿さえどうにか行き届いている前提ならば。ある一定以上に歩みを進めてくれさえすれば、近づいてきてくれさえすれば_____   (1/11 16:44:25)
円 澪 > と、そのくらいの打算くらいは、いつ誰が裏切るか分からない情勢を鑑みたら持ち得ても悪くはないものだろう。『左様ですか?食事などはちゃんと摂っているはずですけれど……。なんだか、母親のようなことをおっしゃいますね、ミス・ヴィオレッタ。……不愉快だ、などとはいいませんが___私にはそのようなお気遣いは不要だ。』不愉快だ。と、顰めた眉は言っていた。まさか、心配されるら気にかけられたりする事自体が嫌いなのではない。いつまでたっても赤子をいたわるような、一個人としてではなく愛玩動物を見るような独特の生ぬるさが____未だに好きになれない。同じことを他人にはしているという自覚はあるとしても、人にやれることを人からやられたら嫌だと思うこともたくさんあるように。   (1/11 16:44:41)

外@ヴィオレッタ > 「それはぁ~~~っ……もしかしたら私が怒られちゃうかもです。決してバカにした訳じゃないけれど、ほらっ、…………は、恥ずかしいというかあ~~っ………少しだけ自信があると言うだけで、やはりここは、腕を磨いてからあ~~っ……な、なぁんてえ。」(彼女は少し驚いたような顔をした後、やんわりと〝言わないでおいてね 〟と伝えることでしょう。だってそんなことを言われたら、〝 ヴィオ姉〟がやっていましただなんて言われたら戦犯は私。〝 変なことを教えるんじゃない〟と、或いは怒られてしまうかも。怒られることが好きな人間は居ないでしょう?だから目を泳がせて真面目な貴方に頼むことにした。)(そして、そんな〝真面目な貴方 〟は。)『なんだか、母親のようなことをおっしゃいますね、ミス・ヴィオレッタ。……不愉快だ、などとはいいませんが___私にはそのようなお気遣いは不要だ。』「………………あら、あらあらあらあ、ごめんなさいね。私ったらつい癖で。」(【不愉快】。)(ハッキリと、眉間に皺を寄せて言い放つ。)   (1/11 17:05:52)
外@ヴィオレッタ > (彼女は貴方の発言に目を瞬かせた後、気を悪くした様子も無く困ったように微笑んで謝罪を零した。貴方は酷く自立した人間だ。誰にも迷惑かけない。誰にも心配されない。誰にも依存せず、独りで生きていけますように。それ故に、〝 強い〟。)(或いは。)(……あるいは、あるいは、あるいは。)(そうやって、まるで他者の全ての行動に〝可能性 〟を位置づけて、信用しない部分も、また強さの秘訣なのでしょう。)(彼女は、あなたから目線を逸らし、指先を合わせて僅かに目をふせ、間を開けた後、口を開く。)   (1/11 17:05:59)
外@ヴィオレッタ > 「………でもね、円さん。」「……心配することが出来るのは、その人が生きている間だけなのです。」「もしも貴方が〝 生きている〟なら、生きているウチに気に掛けたくなるものでしょう。……研究員、軍人、仕事人。その前に貴方は〝 人間〟なのですから。」「…………死んでから、〝嗚呼、この子ちゃんとご飯食べられていたのかしら 〟なんて、…………そう思っても、何もしてあげられないように。」 「…………〝 不要不必要〟で投げかけられる他者への〝想い(心配) 〟は数が少ないのですから。」 (彼女は語った。貴方は彼女のこの性分を嫌う。だからと言ってそれを即座に〝ハイ、辞めます 〟はそれこそ〝 上辺だけの社交辞令〟と、何が違うのか。)(〝死んでからじゃ何も言えない 〟。腰に付けられた、僅かに血が滲んだぬいぐるみが語るように。)「……………でもぉ~~、人の嫌がることをするのはいけないことですものねぇ。」「……へへ、………………〝ごめんなさい 〟。 」(彼女は、貴方の〝 罪〟を知らない。故に、この言葉なのでしょう。困ったように笑みを浮かべた彼女は、続けた。)「にしても、今日は良く晴れて。気持ちのいい日でしたねえ………」   (1/11 17:06:01)

円 澪 > 『いえ、こちらこそ余計なことを言って___申し訳ありませんでした。少し苦手……というか、そんな風にせっかく仰って頂いても、気を遣ってしまって持て余すというだけで。貴女が謝るほどのことではございません。だからどうか、気にしないで。』その通りだ、と思い小さく首肯した。誰かの好意も、厚意も、心配も。受けられるのも、答えられるのも生きているうちなら、相手から返事を貰えるのも___同じく生きているうちだ。『本当に、本当に少しだけ驚いた、というのか。なんというのか____そのくらいのこと、ですから。』口に表せない気持ちは酷く不定形で不確定だった。嫌いで、辛くて、どうしようもなくて。それを撥ね付けるというならやむを得まい、相手がそれに謝るのも、それは会話の流れとしてはおそらく自然であるだろう。けれど、自分にはそこまでの嫌悪感があるわけでもないし   (1/11 18:11:14)
円 澪 > 口にして """ああ、それなら悪かった""" と言われるような物語があるわけでもない。何かあった時に、本当は私が生きてきて今こうしているのは、こういう理由だったんだ!と叫べるほどの悲劇は一種の幸福である。何か……謝罪の後に理由を付け足そうとして、肚の深い場所に飲み込むように歯切れ悪く口を開いてから、当たり障りのない言葉(しんじつ)だけを。難解な方程式も、解を当てはめれば一つの数字に過ぎないように、正解だけが何もかも重要な要素でもないならば、そもそも解を求めてすらくれないようなことまであるのが心や記憶という遠大な算術であるのに。それを知らないくらいには、自分について考えることを怖がっていると言っていいだろう。『ええ……こんな日は暖かくて、心地いい。何かお出かけのご予定でもございましたか?お嬢(ミス)。色々な人をからかって遊んでいただけというのも、想像がつきますけれど。』   (1/11 18:11:25)

外@ヴィオレッタ > 「…………お互いに、〝不器用 〟さんですねえ。」(のんびりとした声色だったように思う。嫌なことは誰にでもある。そこにトラウマがあるか否かではなく、生理的に。あるいは、〝 考えたくもない事実〟が付きまとうか。ポン、と両手を合わせた彼女は、もうこのことは気にしないようにしましょっか、と言わんばかりに微笑みかける。貴方は誰かに気にかけられたくない。独りで自立したい。それなのに、〝 上司という立場〟というにはどうにも情が垣間見えることだって、……あったんじゃあないかしら。……とはいえ、そこは彼女の管轄外逸らした話題に乗じるように投げつけられた言葉を聞いた彼女の表情は、少し思い出したような色を取り戻したようでした。)『ええ……こんな日は暖かくて、心地いい。何かお出かけのご予定でもございましたか?お嬢(ミス)。色々な人をからかって遊んでいただけというのも、想像がつきますけれど。』   (1/11 18:52:46)
外@ヴィオレッタ > 「……………………嗚呼。」(後に、〝 自分が何しに来たのか〟と。口元の笑みは崩れない。彼女の目にちりつくノイズは貴方から視線を外し、遠い遠い、空の、ソラの、ソラの、ソラの、ソラの、宙(ソラ)の果てを視るようにずらされる。)「………………………私ねえ、〝 天文学〟にねえ、………すこぉしだけ、ほんのすこぉしだけねえ…………詳しいんですよう。」「ですからねえ、…………………こうして休憩の合間に外に出ては、ジィーーーーーーーーーーーッとソラを見遣るのが好きなのです。」「もしかしたらねえ、……………ええ、もしかしたら。」   (1/11 18:52:51)
外@ヴィオレッタ > 「……………………またどこかに〝 空いている〟かもしれませんからねぇ……………」   (1/11 18:53:00)
外@ヴィオレッタ > 「【穴】が。」   (1/11 18:53:04)
外@ヴィオレッタ > ( ゆっくり、視線を下げ、貴方を見やる。ニッコリ微笑む彼女がここに来た理由は、〝 空〟を見に来たと。ただそれだけなのだと。揺れる花、冬にしては暖かく、春にしては冷えた空気。彼女は貴方に問いかけることでしょう。)「…………………………〝 嘘〟♡」(まるで全て、冗談だというふうに。)   (1/11 18:53:06)

円 澪 > 『穴、ですか。それは____』何かの天文学的な用語だろうか、とそう思った。学術的な分野というのは、体を張る仕事である自分にはそれがてんでデタラメであっても金科玉条のように思えてしまうもので、なになに学、なんて言葉は馴染みのない遠い異国の食べ物を知らぬ食器と共に差し出されたようで、自分でも笑えるくらいにぽかんとしてしまう。だから、空をじっと見ていたというのも観測に必要なのだろうかと思った。そうした趣味があってもいいのかなと思った。ただ、そうだとしたらどこを見ているのだろうという好奇心で彼女の表情を見つめて……。『ミス。お言葉ながら、貴女のそれの方が正味 """嘘"""くさく見える。貴女は……何をその穴とやらに見たいのですか。』   (1/11 19:34:43)
円 澪 > 【気持ち悪い】と率直に思った。何らかの用語、何らかの比喩、何らかの慣用句的な使い方ではなく。本当に物理的に、ぽっかりと穴が空いていて。それがたまにあることかのように口にしているのだろうと思えば、それは理解不能だ。狂人の妄言や、酔言だというには彼女とは先程から会話ができているし………だから余計に、その目線の先から情報を受け取る頭の一部だけが、また別の考えを持っているかのようで。続く言葉は、てんで的はずれなのかもしれない。手段と目的の順序が違っているのかもしれないけれど_____『12月22日、16時20分。およそ今より少し手前か多少後くらいの時刻に____空に穴が空いたと言う。探査衛星まで使った大掛かりな調査で……たしか、何の成果も得られずに未帰還だったはずだ。何も関係がないただのジョークで口にするのだとしたら、悪趣味だ。』   (1/11 19:35:06)

外@ヴィオレッタ > 『12月22日、16時20分。およそ今より少し手前か多少後くらいの時刻に____空に穴が空いたと言う。探査衛星まで使った大掛かりな調査で……たしか、何の成果も得られずに未帰還だったはずだ。何も関係がないただのジョークで口にするのだとしたら、悪趣味だ。』(あからさまな〝 嫌悪〟と〝 疑問〟。好奇心は猫をも殺す。彼女が悪かったのだ。彼女がまるで肉食植物のように匂わせ、誘い込んだようなものだったのだ。それでも彼女は答えた。微笑みは絶やさなかった。貴方の白髪が黄昏に照らされて柔く揺れる。)(瞬間。)(ノイズの走るこの瞳を走らせながら、彼女はゆっくり、口を開いた。)   (1/11 20:19:03)
外@ヴィオレッタ > 「……………──────ええ、そうでしょう。そうでしょうねえ。だって、【還ってない(私は此処に居る)】のですから。」   (1/11 20:19:16)
外@ヴィオレッタ > (口元に笑みを浮かべた。)「〝 冬の季節。黄昏に差し掛かった水色の空、遥か上空にて『巨大な穴』を発見した。12月22日 【⠀16時20分⠀】。 無人探査機6、有人探査機4機を送り込んだが いずれも帰還は確認出来ず。如何なる電磁波も機器も【ERRORレート】によって阻害 〟。」「……………そのうちの、【有人探査機】の乗組員が、〝私 〟だとしたら。」「……………ね、………………なにを仰ってるか理解しなくて良いのです。ここからは独り言だと思って、どうか。どうか。」「………………………………………これはね、もしも話なんです。……楽しくなってしまって、〝 自分のことは気にかけない貴方が〟、………私を〝 気に掛ける〟…………そんな矛盾が〝 嬉しくて〟、………………ついつい、話してしまうのです。」「……………誰にも言ったことは、ありません。」(彼女は、語った。)   (1/11 20:19:28)
外@ヴィオレッタ > 「──────ねえ。」「もしも、もしも…………もしももしももしももしももしも、もしもぉ………………世界は〝 作られていたもの〟だったとしたら。スノードームのようなもので、落とせば〝穴 〟が空くようなものだとしたら。」   (1/11 20:19:40)
外@ヴィオレッタ > 「【誰かが画面の向こうで眺めていて、我々を操作している】としたのなら、…………〝どうします 〟?」【⠀解剖学⠀】【⠀解剖学⠀】【⠀解剖学⠀】 【⠀解剖学⠀】【⠀解剖学⠀】【⠀解剖学⠀】【⠀解剖学⠀】【天文学】【 天文学 】   (1/11 20:20:32)
外@ヴィオレッタ > (彼女は、トントントン、と耳元の装置をつついた。それから髪をパラりと落とし、ゆぅぅっくり、ゆううううううううううぅっくり……………顔を、近付ける。)「【非合法】なんです。」「……………………………私ねえ、この世界に本当は、【⠀居られないんです⠀】。居ちゃあ行けないんです。耳の、この装置あるでしょう?ええ、これです。ツノが可愛いこの装置。この装置がないとね、【この世界───終末論のエリアーデ───】に居られないンですよお……………………装置外すとね、私。【キャラクター】に戻るんです。私の家族は【事故】に巻き込まれて死んでしまった………或いは【幸せな家庭を築いていて、突如それが壊される前兆を謳歌する一般市民】という、【キャラクター(悲劇のヒロイン)】に戻ってしまうんです。」   (1/11 20:20:45)
外@ヴィオレッタ > 「貴方達の土俵に立つには、私には〝 補助輪〟が必要なのです。」「……………………この世界の図書館で見つけました。〝私の物語 〟。」「作者は『ザカリ・S・サッカロン』。」「研究室で見ました。私の故郷。……………〝 スノードームの命ある品物(グッズ)〟。」「もしもソラを見上げて、また〝穴 〟が空いていたら、……………この世界の【作者】は一体誰なのか。」「……………我々〝 偽物〟になるんです。」「私の家族、【この方が展開が盛り上がるから】殺されたんです。」「貴方はどうですか?」「貴方の過程は大丈夫ですか?」「──────その方が、【引き立つ】から、不当に、【非合法】に、キャラクターを〝 演じさせられては〟居ませんか……………………??」   (1/11 20:21:00)
外@ヴィオレッタ > 「………………………………………………貴方、〝 誰ですか〟?」   (1/11 20:21:11)
外@ヴィオレッタ > ( 彼女の瞳にノイズが走るのは、彼女の瞳に色がないのは。〝 世界を見ず〟、世界を〝 視る〟為だ。なあ、貴方はどうだい。〝 不自然な死〟。出来すぎた〝展開 〟を、見たことは。彼女は〝正しくそれ 〟で、家族の死も今までの生い立ちだって、『この方が盛り上がるから』に過ぎない。だから「不当」だと、【非合法】だと世界を恨まずには、いられないのです。意地の悪い質問だと思う。彼女は、ゆっくり引き下がり、言葉を紡いだ。)「…私、穴を探すと同時に探してるんです。」「……──────自分が〝 キャラクター〟ではないと証明出来る、〝 命〟を。」「……………──────へへ、〝なんちゃって 〟。」(彼女のお話は、ここでおしまい。貴方は自分の存在を。〝 証明できるのか〟。この問い掛けは、答えなくったって、彼女は咎めやしないでしょう。)   (1/11 20:21:15)

円 澪 > 『____いいなァ。』回答の前に、ぽつりと言葉を述べた。それは羨望なんて言葉を我々が知る以前のもっと幼稚で """"欲しがる"""" というもっと原始的な気持ち。当然ながら、彼女の言葉の全てを鵜呑みにした訳では無い。また嘘だよ、と何もかもひっくり返されたり禅問答のように無意味でも全くおかしなことではない。確か、ある学説によればこの世界がゲームであることを我々は否定できないのだという。胡蝶の一睡を我が一生と捉えた昔の人は、案外バカにならぬ叡智を持っていたのだ。そんな思考の余地があるくらいの与太話でも、全然驚かないのだけれど。   (1/11 21:08:32)
円 澪 > もし彼女が言う通りの不法滞在者だろうが、脚本の上を舞うプリマドンナだろうが_____そうなれて何が不満なんだろうと思うのだ。   (1/11 21:08:41)
円 澪 > 『私、アルマデルに来て、一番何が嬉しかったかって……簡単に遺書が書けることだったんです。死に方も、怪物に対峙しての名誉の戦死から、裏切り者に殺害されての悲劇的な死。ああ、裏切り者という観点なら、今は彼らが悪でも場合によっては、革命なんて形に上手くいくかもしれない。そうしたら判官贔屓も世の中は甚だしいでしょうし、割と斜陽のアルマデル第八支部に忠を尽くして死んだ義勇の士(死)なんてのも。よりどりみどりの劇的な、そんな死に方がある。』円 澪の罪悪感は、今生きていることに尽きる。だから死にたい、というのは間違っていないのだけれど、生き方が様々であるように、死に方も様々。死に向かうまでも、必ずしも直線というわけではない。   (1/11 21:08:54)
円 澪 > 『……ただ、ぶっつけに上手くは行きませんからね。ほら、一枚くらいあるでしょう、貴女も遺書。そこに前々からどう話してどう残すか。それをプランとして書いたとしてまさか____誰も怪しまない。』訥々と語る言葉は、彼女の生きる意味だ。生きているという存在の確かな証明………になんて前向きなものにはならないが、しかしそう生きているという方向性であり、道のりであり、通路だ。『引き立つ!盛り上がる!それですよ、それ。私が私に欲しかったのはズバリそれです。理不尽も苦痛も苦難も____大してないままに。そんな劇的な人達、苦しみから這い上がるべきだった死体の上に私は今生きているんです。アルマデルに来てからも、それ以前の自衛隊に居た頃も………生き残って栄える方々ばかりが死に、その他大勢の私が生きている。』湧き上がるような理不尽、叫びたくなるような苦痛、掻痒するような憎しみ、絶望。そうした_____わかりやすい理由(ひげき)を。持たないということが時には何より喜劇(ひげき)になることも、時として存在する。   (1/11 21:09:12)
円 澪 > 『ただ少し気に食わないから家族の下から逃げ出して、ただ衣食住の負担が少ないから逃げ込んで、崇高な理念や豊かな愛情を持つ方達が私を助けるために、訓練中事故で亡くなった。生き残っていることに罪悪感があるなんてまさか口に出来なかったから、私の為にと色々考えてくれた人たちからも逃げ出して_____人々のヒーローになるのからもそれこそ失敗して私だけ生き延びたら恐ろしいので逃げ出して、管理職について。』悲劇のヒロインになれるものならなりたかった。悲劇のヒロインだと語れるのなら素晴らしいじゃないか。ハッピーエンドにお前はこれから歩いていく主役なんだぞと、登場人物を皆殺しにして【木の役】に叫ぶ客や、脚本よりいいじゃない。むしろそれならば_______   (1/11 21:09:28)
円 澪 > 『ただ死ねばいいのに、命を無駄にしたら、無益に無意味に【盛り上がらない】死に方をしたら。なんの意味も彼らの死にはなかったことになりますから____それも"""仕方なかった""" と認めるのから逃げ、なんと遂にこんな場所。』誰をも気にせずに、とっくの昔に死ねたのにな。   (1/11 21:09:38)
円 澪 > 『もし【面白くするための脚本】なんてあるなら、それに従うだけであとあとエンディングが綺麗にまとまるんなら、十分気が楽に_____』 『【名前】円 澪(まどか れい)【性別】女性【年齢】27 は笑って死ねる。』   (1/11 21:10:04)
円 澪 > 『なので____実在も自意識も、世界を恨むことやら不条理やらへの悪感情も、無用としか私は思いません。もちろん、人間関係に対しての情が絶無にはなりきれないだけ未熟ですから……。とはいえ不当な扱いを受ける「人」には不憫にも思いますし、理不尽な目にあった「ヒト」のためには、自然と怒れますとも、ご心配なさらず。』   (1/11 21:10:25)
円 澪 > 『【なんてまさか、冗談ですけれど】』   (1/11 21:10:39)

外@ヴィオレッタ > 「──────ふふ。それはぁ…………………〝 価値観〟の、違いですねえ………………」(彼女の返答は短かった。〝自らの意思 〟ならばそれは結構。だが彼女は許せない。【画面の向こうでニヤニヤと気味悪く笑みを浮かべながら、〝 嗚呼、これは映えるな〟と】ただそれだけの理由で大切な家族を切り取ってしまうだなんて、【非合法】だと。しかし貴方は違う。灰色の人生に〝差し色 〟を求める。貴女からしたら彼女はさぞ〝贅沢な悩み 〟を持っているに違いない。)(しかし彼女はそうとは思わない。)(上へ、上へ上へ上へ、上へ昇って、〝 確かめたい〟。)   (1/11 21:22:16)
外@ヴィオレッタ > 「………そうですねえ、私もそう思えたら良かったのに、〝 また悪いことを言ってしまいました〟。」「そうですね、出しゃばったことを、言ってしまったかもしれませんねえ。」「……………………あなたは、〝 そうなの〟ですね。」(貴方が彼女を羨むように、彼女もあなたが羨ましいのだ。)「普通の生活を望むのは妥当だと思っていました。」「私は普通に暮らしたかった。劇的な非日常も、【面白いと盛り上がる、それこそ舞台装置】のような【設定】だって要らなかった。」「私はモブでありたい。」   (1/11 21:22:28)
外@ヴィオレッタ > 「…………………貴方が私をそう見るように、私もあなたがほんの少しだけ、羨ましいのかも知れません。」「この話はもうおしまいにしましょっか。あまり時間を潰していれば、所長に怒られてしまいましょう。」「…………だから、ね?」(彼女はゆったり微笑んだ。あなたを否定をするでもなく、かと言って肯定もしなかった。それが貴方の価値観ならば、是非大事にして欲しい。彼女はゆっくりと体制を整えて、貴女から離れるように、踵を返そうとする。)「また会いましょ。その時はぜひ、お茶でも飲みながらゆっくりと。」「…………………私たち多分、〝 互いを知らなすぎます〟。仲良くなりたいですからねえ………貴方とも。」「【たとえ相性、あわなくても】。」   (1/11 21:22:47)

円 澪 > 『(ああ、そんな人がいるのは当たり前なんだ。そうでしょうね、大変な暮らしよりは平々凡々を。普通に生きていく_____か)』大事な人は、確かにいる。ただし他人を大事にすることと____恋愛とライフプランが違う場合があるのと同じように____生きていく線路が決定的に乖離しているのなど、当たり前にある話だ。劇的な日々、満足のいくゴールに走り出す灼熱のような日々。そんなものは要らない。というか、それを求めることからも逃げて、激烈な死(結果)だけ用意すれば帳尻が合うから、そうしたいと願う歪んだ自殺志願者。逃げることからも逃げ出すと、世にも奇妙な空回りをするものである。   (1/11 22:05:35)
円 澪 > 『ええ、お互いのことを確かに知らなすぎるというのは事実でありましょう。ミス・ヴィオレッタ。貴女のことを私も知りたいし、仲良くなりたいと思うのは、私も同じですので。』恭しく頭を下げる。さようならにしては、随分もったいぶって。世界の外側を貴女はどう知ったのだろう。世界の内側から貴女はどう這い出たのだろう。貴方は外側へと未帰還者となり、そうして何を知ったのだろう_____ああ。気に食わないなあ。ずるいじゃないか、一人だけ。一人だけ、そんないい立場で。嘘をついているとは____今は思わない。下げた頭に見えない顔はきっと歪んでいて、多分見世物にでもしたら多少なりとも儲かるだろう。『……また、空に穴が空く日にでも。』私は顔を上げぬまま身体を僅かに起こして。誰にも聞こえないように小さな声で___なんでこんなことをって?__それから先は、もう内緒。   (1/11 22:06:00)