ヴィオレッタ&雨晴高良

外@ヴィオレッタ > (それは任務が終わってから数時間後の話だったと思う。時刻は深く、草木はまだ辛うじて起きている夜だったかしら。前職は消防士、責任感の強い貴方は報告書を纏め、一区切りついたところだったのか、…或いは現在も報告書をまとめている最中だったのか。兎にも角にも貴方が未だにたった1人、『事務練』に居たのには代わりがなかった。そんな中………………)(…静かすぎる扉の開閉、耳をすませなくちゃあきっと分からない微かな音。カツリコツリ這い寄るような足音に纏うは生ぬるい風。貴方の後ろで立ち止まる音。そしてまもなく、不躾にも貴方の顔の横に自らの顔を覗かせ、並ぶよう。手元を見遣りながら〝 ソレ〟は、口にした。)「こんな時間までお仕事をしているだなんてえ、真面目さんなんですねえ…」(紫色の微睡みが、甘ったるく、ぬるい体温を保ったまま、貴方の鼓膜を擽る。)   (1/14 01:06:47)
外@ヴィオレッタ > 「お疲れ様です♡『雨晴』隊長。………………小隊、違いますけどお。」(きっと貴方が振り返る頃には後ろで手を組み背筋を伸ばし、1歩後ずさって貴方と目が合えばニッコリと笑って見せるでしょう。彼女が後にバインダーを見せたのは、『自らも報告書』を提出しにきました、と言葉要らずの説明だと捉えて構わない。)   (1/14 01:06:49)

雨晴 高良 > 「(夜も更け、いよいよ真夜中といった時間になった頃。この任務だけは、記憶が鮮明な内に資料を作り切ってしまおうと生還した瞬間から決めていた。…のだが、いざ作業を始めてみると酷く眠い。事務棟の一室で重い瞼を気合いで持ち上げながら、キーボードの打鍵音が頭に響いていたが)____ッ!?(眠気と共に警戒心も薄れ、近くに何者かが突然現れたように感じて。思わず、キーボードから手を離し、体が跳ねる。そして、ゆっくりと振り向けば)……えーと…確か、二番小隊の…(寝惚けてい脳を回転させ、何とか自分の知りうる彼女の情報を絞り出す)」   (1/14 01:17:35)

外@ヴィオレッタ > 「………ふふ、おはようございまぁす♡」(きっと貴方はふわりと身体が宙に浮き、かと思えばビクリと着地するような錯覚と共に起き上がったのだと思う。その様子に彼女はクスクスと含み笑いを零しながら、寝惚けた脳を回転させ導き出した問いに解答をすることにした。)「 はい♡ 私は二番小隊解剖班『ヴィオレッタ』と申しますう……先程は任務ですこぉしだけえ、ご一緒させて頂けて。」「にしても良かったあ〜〜〜♡見たところ大きな怪我もなく、何より死者はゼロ。貴方も犠牲にならずに済んで、アラクネさんは無事に討伐う………ふふ、万々歳ですねえ♡」(まったりおっとりとろとろと。零れる言葉は今回の任務の件。彼女はファイルをしまいに行きつつ、言葉を紡ぐ。)「……………だって貴方、いざとなればいつだって『死ぬ覚悟』でそこに居るじゃあありませんか。」「………大事な隊長さんが居なくなっては困る方も、多いんじゃあないかしら。なあんてえ……」   (1/14 01:26:06)

雨晴 高良 > 「(誰だったかと悩んでいる内に、君の方からその答えを聞かせてくれて。少しバツが悪そうに頭を掻きながら、君の言葉を聞こう。第一印象としてはとてもおっとりした人だなぁなんて思い、念のために纏めていた資料を一時保存しよう。)___・・・それが俺に求められた仕事だ。俺自身も合理的だと思うしな。(はっきりと、自分の考えを話す。前職では命を扱う職場に居たのもあり、助けられる命とそうでない命に長く触れてきた。そうして思うのは、人一人の力というのはとても無力で、大きな力に抗う事はほぼ不可能だという事。確かに数を集め、連携を深め、信頼し合える人々と行動すればそれは大きな力に足り得るだろう。しかし、その中にほころびが生まれれば?人はふとしたことで足を止めてしまう。だからこそ、自分のような存在は”合理的”に有るべきだろう。)」   (1/16 12:02:11)

外@時計師 > 『………それが俺に求められた仕事だ。俺自身も合理的だと思うしな。』(貴方のその発言を聞きながら、彼女は柔和な表情を浮かべたまま、資料を棚に戻したり、今度はこれから仕事に必要な資料を腕に抱えたりと。静かな室内にゃあ貴方の声色と彼女から発せられる物音のみ。)(…けれど、そうしているうちに。)「…………………、」(口を開いたのは。〝 彼女〟の方からだった。柔らかな髪を揺らし、ファイルを開いて軽く目を通しながら、彼女は以下の言葉を紡ぐ。)「立派な理念ですねえ………いかにも貴方らしい真面目な回答です。」「けれどね、それは合理であって、【合法】ではぁ………ありませんよねえ。」(乾いた紙がめくれる音。彼女は続けた。)「……〝 死ぬこと〟ってねえ、案外誰にだってできるんですよう。合理性を求めるならば尚のこと………そんなのワンちゃんに爆弾括りつけたり毒を背負わせて特攻させるのと、何が違うんです?」   (1/16 12:12:54)
外@時計師 > …………うふふ。いえ、決して批判をしている訳じゃあないんですよう。貴方が、【死にたい】というのであればあ、それもまた『合法』ですものねえ。」(薄いノイズの入った瞳。崩れない微笑み。パタム、と閉じられたファイル。彼女はゆっくりと、ゆうっくりと視線を持ち上げて貴方を見つめたのならば、問いかけるかもしれない。)「──────────死にたいんですか?雨晴隊長。」   (1/16 12:12:57)

雨晴 高良 > (彼女が何を言いたいのか。イマイチ合点が行かない状態だったが、【死にたいのか】という疑問だったらしい。___はたしてどうなんだろうか。今まで、考えた事の無い・・・いや、無意識に考えまいとしていた問題だ。ただ”自分が死んだ後”の事ばかりを考え、交友を断り、ひたすらに仕事へ打ち込んで来た。)「___・・・そう、見えるか?」(しばらく、口元に手を当てて考え込むような様子だった。だが、このままだんまりを決め込んでいては彼女に失礼だろう。だから、少し自信のない気迫の薄れた声で聞いてみるのだ。自分の事が自分でわからなくなってしまったのだから。)   (1/16 12:22:51)

外@ヴィオレッタ > (〝 そう見えるのか〟。)(彼女は、その問いかけを聞いた後、目を細め、あなたの方へと向き直った。)「…………………………ねえ、貴方って。」(かつり、1歩。前に出る。)「部屋に物が、〝 とっても少なそう 〟ですよねえ。」(かつり、足音を立てて、そこに座っている貴方の元へ。)「…………交友関係、余り持たないように務めていませんか?」(かつり。)「遺書には、〝 なんて書きましたか〟?」(かつり。)「自分が死んでから、〝なるべく迷惑の掛からないように 〟と、…………………………考えていませんか?」(──────カツリ。)「もしも、【これから先、生きていたら】……………………それを考えることを、避けているのではありませんか。」   (1/16 12:38:44)
外@ヴィオレッタ > (貴方の目の前、ゆっくり顔を近づけて。貴方の瞳の、奥の奥の奥、切なく儚く、しかし確かに燃える炎を見つめる様に言葉にする。なまぬるい声色、スローペースに変わりはなく、しかし確かに彼女は貴方に言葉を投げかけていた。)「……………………『切り札(最終兵器)』である運命が………………貴方の『生きたい』の理由を考えさせないようにと阻んでいる。」「……………………私は貴方ではないから分かりませんがあ……………………」「…………………………もしもそうだとしたのなら。」「貴方は『自分はこうだから』と、自分を『納得させて』、…………『受け入れている』ように思うのです。」(叶うなら、きっと不躾にも貴方の両頬に手を添えて、自らの目に映る貴方の像を、彼女は語っていた。まるで子供に話しかけるような緩やかな声色。するりと手を離したのならば体制を調えニッコリ笑い、首を傾げる。)「それは、死にたいことには繋がらない…………あくまでもぉ…………ふふ、憶測ですが。」   (1/16 12:38:46)

雨晴 高良 > (君の言葉はほとんどが合っていて、一歩近づかれるたびに、自分の中身を見透かされるような。そんな感覚を覚えて、君から遠ざかるように顔を離そうとした。けれど、椅子の背もたれに阻まれ、あっけなく君の両手に包まれるだろう。そして、君の顔が離れて行くのに気付き、生唾を飲み込めば)「・・・・・あぁ。大体はその通りだ。・・・俺は・・・いや、何でもない。ありがとう、忘れモノを思い出した。(俺は、生きても良いのだろうか。その問いを投げるのは君の場合、少々偏った意見が出るかもしれない。喉の奥にぐっと声を飲み込み、礼を述べよう。この問いは自分で答えを見つけるものだ。あるいは自分を拾った人に。ともあれ、もやもやしていたのが少しだけ晴れた気がする。データをしっかりと保存し、PCの電源を落とそう。)・・・お疲れ様。(立て掛けてあったカバンを取って立ち上がり、事務室のノブに手を掛ける。そして、スッキリしたような顔つきで君に会釈をすれば、扉を開けて出て行っただろう。)」   (1/16 13:01:58)