雨晴 高良 > 「・・・・・ついでに研究もするか。(先日の任務で活躍していた円室長にお礼がしたかったので、近くの菓子屋へ差し入れを探しに来たが、そこにはCAN_0314_JPNと思われる菓子が大量に売られていた。その結果、第八支部へと帰還した男の手には明らかに過剰積載なレジ袋と、やけにこじんまりとした紙袋がそれぞれの手に握られていただろう。)・・・そこの君、少し付き合ってくれないか。・・・菓子が嫌いじゃなければ、でいいんだが。(ふと、訓練棟に人影を発見し、その背中に声を掛けてみよう。顔は見たことが有るが、名前は・・・なんだったか。)」 (1/15 15:57:31)
木靴下@ヨモギ > (零)「は、はひッッッッッ!!!!????」(それは突然。)(貴方の声は、きっと低くて落ち着いたものであろうに。このアンドロイドときたら戦闘型のくせに臆病者だ。)(当然のようにビクゥッ!!と跳ね上がったそれは貴方の顔を見て何度も何度も瞬きをした。実に不安そうで、頼りなさそうな顔面で。)(驚いた拍子に手に持った資料まで足元にぶちまけちゃってさ。……全く、臆病は辛いね。)「ッ゛ッ゛…………ええ゛っとお………オレ、オレです……かぁ???」(キチキチキチキチ…ピピピッ……ウォーーーン…)(思考のために内蔵されたモーターが稼働する音が聞こえる。やけに人間味を帯びた肌からは冷や汗らしい水が流れた。)(ピピピピッッ、カチャ……。)(─────【スキャン】、【検索】使用。)(貴女と、貴方の手元にあるものに対して検索にかけてみる。) (1/15 16:21:25)
木靴下@ヨモギ > (アルマデル第八支部01番小隊所属。小隊長。雨晴高良。男性。年齢32歳。身長174cm、体重70kg。過去に消防官として働いていた経験アリ──────。)(メレンゲクッキー。エネルギー:47kcal。水分:88.4g。タンパク質:10.5g。脂質:0.0g。炭水化物:0.4g。食物繊維:0.0g。僅かにイーコールを検知。)(…………あぁ。そういう。)「CAN_0314_JPNですか。」(彼は何かを察したようにして頷く。)「ええっと、大丈夫です。食事を摂る機能は存在してるので、食えます。」「てか、多分オレは大丈夫です。……雨晴さんは大丈夫ですか。……それって確か、〝食べた『人間』が愛しい人との死別を経験していた場合、活性化する。〟んですよね。」(ここまで来て分かるかもしれないが、彼は、『機械』。……食事を摂ることは可能であったとしても、分類としては人間と似て非なるものだ。)「経験がない場合って普通のクッキー何でしょうか?」(彼は落とした資料を丁寧に纏めながら、貴方の手元にぶら下がるクッキーを不思議そうに眺めていた。) (1/15 16:21:27)
雨晴 高良 > 「あー・・・そうだな。俺の場合、特定の誰かが出てくる可能性は低いかもしれないな。(やけにビビられているが、しっかりと返事をしているので会話に問題は無いだろう。そして、このメレンゲクッキーの特異性について、自分への効果が有るのか考える。自分は特定の誰かを”愛しい”とは思った事が無い気がする。両親はまだまだ元気で過ごしているし、消防官時代の同僚も友達未満といったところだ。・・・強いて言うのなら、雨晴がアルマデルに配属した理由。つまり、およそ10年前の大火災の時に目にした人々だ。)___正直、俺は普通に食べられるかもしれないが、昏倒している間に何かされると困るだろう。・・・えーと、二番小隊の・・・(噂だけだが、アルマデルに敵対する組織があるとされ、その名はArk。そのメンバーが第八支部に紛れ込んでいるという話もある。もし、噂が本当であればこのカミサマの研究は一見安全そうに見えてとても危ない。そういったリスクを避けるためにもカミサマの調査は2人以上を推奨しているのだろう。)」 (1/15 16:48:17)
木靴下@ヨモギ > (参)「どうでしょうね。……オレが人間だったら活性化したかもしれませんけど、生憎機械ですから。」(どちらも、このカミサマを活性化させるに至る条件を持っていないと来たが、さてどうしたものか。)(彼は作り物の眼球をきょろきょろと動かして、眺めるようにメレンゲクッキーを見つめる。自分に内蔵されたデータ内部にある記録と、このクッキーに関する関連性や特筆する何かがあればと思い、細部まで細かく見てみる事にしてみた。)(パティスリーや洋菓子店に売り出されるというのなら、形状に規則性はないだろう。案の定、データにある今まで見つかったメレンゲクッキーとの規則性はなかった。)「あ。…、よ、よよヨモギです。ヨモギッッ゛。」「に、ににばんしょうらい、せん…んん゛ッ、……………………二番小隊戦闘班特攻、機体名β-07、戦闘型アンドロイドです…っ。」(自分が検査なんかに夢中になっていると、貴方が自分の名前を言い淀んでいることに気がつく。)(そういえば自己紹介をまだしていなかった。)(彼は焦ったように声をどもらせ、落ち着くように咳き込んだ後、円滑に発言を続けた。) (1/15 17:26:21)
木靴下@ヨモギ > 「…………そのぅ……オレから、疑われる、発言したら……おかしいって思いますけど。……オレがペルソナだったらとか……考えないんです?」(『昏倒している間に何かあったら困る。』)(なんていうなら、自分がペルソナだった場合、貴方は危険なんじゃないか。)(当然この機械、嘘も吐けないポンコツであるが。信用に値するほど、自分と貴方に接点があるとは思えない。)「……………………あのう……思うんですけど、もしこれを、何かに混ぜた場合って…どうなるんでしょう?それも、CAN_0314_JPNになってしまうんでしょうか。」(メレンゲクッキーに関して検索をかけた時、「大量のメレンゲクッキーに飽きた。他の消費方法考えて。」なんて掲示板が上がっているのを見つけた。)「例えばその、砕いて砂糖みたいに使ってみる…それでケーキを焼いてみるとか。」(何も研究するのなら、色んなことを試してみるのも悪くはないはずだろう。)「………………その、……い、意味ないです、……よね。はい。……わか……って、マス。」(……なのに、予防線を貼ってしまうのは臆病だからか。ポンコツだからか。) (1/15 17:26:23)
雨晴 高良 > 「そうだな、俺も君を殺すかもしれない。だが、”かもしれない”に縛られ続けていては何も進歩しないだろう?(この問題は水掛け論に似ている。自分に嘘を見分ける力はないけれど、同時に本当のことを言っているという証明も出来ない。高度な洞察力や話術が有れば、小さな変化や矛盾に気付けるのだろうが、並大抵の人はそんなものを持ち合わせていない。だから、”そうである”と証明されるまでは他者を信じてみる。でなければ、嘘つきを見つける事すら出来ないだろうから。)___いや、試してみる価値はある。ヨモギ君、料理の心得は?(話題をこのカミサマに戻そう。単体で食べてかつ、対象にあてはまる場合に特異性が生まれるこのカミサマを他の食料に混ぜるとどうなるのか。何事も“やってみよう”という心意気が大事だ。)」 (1/15 17:45:28)
木靴下@ヨモギ > 「ッ゛ッ゛……!!!????」(バサァッッッ!!!)(資料、本日二度目の落下。)(ヨモギの両手に抱えられていた資料は驚いた拍子に手放され、再び地面に散った。)(わぁわぁと一人勝手に騒ぎながら、落とした資料を再び拾い上げる。)(…疑われてはいないということに安心はあるが、貴方のその考えにはアンドロイドながらに不安がやどる。いつか、その考えが仇をなさないか。)(しかし彼に、そんなことを伝える勇気もなく、マスクの下でもごもごと言い籠もるしかなかった。)「ぷ、……プログラムは、さ……されてます、けど………へ、下手、です。」(提案を拾われるなんて、考えちゃいなかった。)(お生憎、彼は戦闘型のアンドロイド。給仕専用のロボットではない。当然その技術ときたら目も当てられないほど凄惨なものだろう。) (1/15 18:12:33)
木靴下@ヨモギ > 「……っ、で、も……でもそのっ!…け、検索とか…スキャンとかなら……できるので…サポートでしたら……できるか、な……と。」(それでも折角提案に乗ってくれたのだから、何か返さなければと彼は必死だ。)「…………そのぅ……やるのはお菓子作りって認識で…いいん、ですよね。…………何を作るんです…?」(相も変わらず、不安げにくしゃくしゃになった資料を両の腕で抱きしめ、おどおどとした態度で、貴方に聞いた。) (1/15 18:12:36)
雨晴 高良 > 「(怖がらせるつもりではなかったのだが、相手はまたもやビックリしたようで。こうも肝が小さいと何故研究員という危険な職業に就けたのか不思議ではあるが、戦闘班といっていたのだし、鉄火場で実力を発揮できるタイプなのだろうと勝手に解釈しよう。そして、君の頼りない返答を聞けば)・・・となると、俺がやった方が良いか。(未だ独身の身である雨晴は、1人暮らしも長く、それなりに料理の経験もある。とは言っても独身の一人飯なぞたかがしれているが。___何を作るかと聞かれる前にスマホを開いていて、“菓子 簡単”と検索ワードに打ちこめば)・・・しっかり砕けばザラメ的な使い方は出来るだろうし、ブラウニーとかはどうだろうか。(パッと出てきたのはクッキーに蒸しパン、スモアなんてのもあったが、中でもこのメレンゲクッキーを使えそうなモノをチョイスして。無論、君からも提案が有ればなお良いのだが。)」 (1/15 20:03:16)