八百万助六&レイス

外@スケロク> 
(『〝 カウンセリング受けて見たら?〟』)(……事の始まりはつい昨日の事だった。)(「……え゛ッ?!?アタシが?!?!?どこも悪くねェッてのにッ?!?!」)(やたらと不安を拗らせたこの男、スケロク。)(『ここの職場は精神疾患を抱えている奴が多い。八百万……お前こその不安症というかビビりというか………………そろそろお前も〝 病的〟だぞ。手の傷だって…………』)(手袋が僅かにズレた際、見られた切り傷が…………)(「病的って……ッ!手の傷は病んでるんじゃなく能力上血液を使用するからでェあってェっ!!そ、そそそもそもなァッ!!!ひ、ヒトとして、……いやアタシは妖怪ですがァ…………死にたかねェのが普通で、むしろお宅らがおかしいまであると──────ッ、」)(事の発端に。)(『……良いから、行ってこい。』)(……拍車をかけることと、なっていた。なにもまあカウンセリングまでしなくても。説明を聞きゃわかるでしょ。別に不安だから、ストレスだから自分を傷つけるわけじゃない。能力に自らの血液を使用し、そして何度も失敗して1度も成功しないからこそ練習がてらに増える増える。たしかに人よりビビりだがこれってのは昔からの性分で、それで、それで………………)(つまり、カウンセリングは〝不要 〟なのだ。どうしようか、バックれようか…………人と話すのは好きだけれどいざ『患者』として見られるとやや気まずいものがある。とは、いえ……恐らくカウンセリングの〝 先生〟は今日この日のためにわざわざ準備をしているに違いはない。となると、バックれるのは忍びなく、結局……)(カラン、コロン、……)(……──────〝 トントン〟。)(下駄を鳴らし1歩2歩、後に扉をノックしちまった。)「……………………へへッ……あーーーっとォ………………」「いやァーーッすンません、ちぃーーーっと遅くなりやしたァッ、……〝 やおよろず すけろく〟でェ~~~~すゥ……………………今日はカウンセリング…………っつうか、お話っつうか……………………」(人の良さそうな明るい声色、薄っぺらい笑み。彼は貴方が間違えて名前を認識しているとは知らず、扉越しに名乗った。……適当に、世間話でもして終わらせよう、だとか思ったりしてるのは、ここだけの話。)   (1/19 13:31:26)

風鈴@レイス> 
「えっ!!!!!?"すけろく"!!!?」(貴方の声に反応してドタバタ!!!と何やら慌てるような音が扉越しに響くことだろう。そして慌てるようにしゃっしゃっとなにやらペンで修正する音。自分が用意した訳ではないけれど、まさかまさかの名前間違い。貴方が先に言ってくれなかったらすれ違いのままカウンセリングが始まっていただろう。しかもどうやら貴方はこのカウンセリングに乗り気ではないようにも捉えられる。多分誰かが心配をして予約をしたのだろう。この場合は"お話"をするだけにした方がいいのではないかと悩む。プライバシーと患者の保護的な意味でここには監視カメラはつけないで欲しいと言っておいた。貴方が患者として来たことなんて教えた人以外誰も知りはしないだろう。ぺったんぺったんとくまちゃんスリッパを鳴らしながら、扉を開けるとそこには巨大な壁ならぬ"八百万 助六"が聳え立っており)  「よくきてくださいました。すけろくさん。きょうは、はじめてなので、かんじゃとかかんけいなく、のんびりおはなししましょ」(へにゃあと便りなさげで小さな女は微笑みかけながら寒かったでしょ?なんて言い、部屋へと招き入れようとする。最初から根元へと近づくようなカウンセラーはいない。まずは信頼関係を築く為に、何が好きなのかとか、どんな職業をしているのかなど何気ない会話から始まるのが一般的なはずだ。貴方を来るのを待っていたよとばかりに手をあげているくまちゃんの横には湯気がまだたっているお茶と腰を痛めないようにと気遣ったのか本来先生が使うような背もたれつきクッションタイプの椅子が貴方側に置かれていた。貴方が入ったならば扉の鍵を閉めて、自分も部屋へと入っていき) 「ゆっくりおちゃでものんでてくださいね〜。すけろくさんはくすりうりさん、なんですね。いりょうかんけいしゃとしてしたしみがもてます」(カルテにも書かれていた"薬売り"。自分も東洋医学の【漢方】に関わっている身としては親しみが持ちやすい。だけどどうしてそんな人がカウンセリング?ちょっとだけ心を覗かなきゃ分からないかも【カウンセリング×5・心理学×5でスケロクのことをこれからじっくりゆっくり調べ尽くします】)  (1/19 13:52:08)

外@スケロク> 
「…………うぉぉぉぉぉッ…………??!!あッはァ……!……すいやせん、なァァァンかァァァ……………………今ァ、……へへッ。い、忙しがったりィィ…………?」(〝スケロク?!? 〟と勢いよく名前を呼ばれるもんだからもうびっくり。扉越しでは〝 ペンを慌てて走らせる音〟がした。扉が空いたのならばヒラヒラ~ッと手を振りつつ小さく首を傾げ、少しばかり小声で上記の言葉を並べるかもしれない。)(それでも、それでもだ。もしも貴方がへなぁ、と人の良さそうな笑みで中へ入るよう促したのならば室内に目を配らせつつ、〝ほんじゃあまあ失礼してェ…… 〟と、1歩前に入る。)『寒かったでしょ?』「嗚呼、そういや最近肌寒いですねィ………………風邪ェ引いてる職員も多いンだとか。ところでかァいらしい履物ですねィ、クマちゃんかィ。」(他愛のない会話。彼は貴方がペタリぺたりと鳴らしているクマのスリッパに目をやれば、ヘラヘラと笑いながらカランコロン、と乾いた足音を鳴らし、促されるままに座った。ふかりと沈むクッションの感覚に慣れないのか、1度深く座り直すなんて素振りを見せながらね。)(帽子を脱がずに影がかった三白眼はあなたの方へ。柔らかな、陽だまりのような微笑みを浮かべ、カルテと情報を照らし合わせる貴方はふわふわと言葉をこちらに投げかけるんでしょう。)『ゆっくりおちゃでものんでてくださいね〜。すけろくさんはくすりうりさん、なんですね。いりょうかんけいしゃとしてしたしみがもてます』(ほら、こんなふうに。)「あーーーーーーッ………………〝 薬売り 〟ッつうかァ~~~~ッ………」(彼はゆぅーーーっくり目を逸らし、頭をかきながら 濁すように言葉を返す。続ける言葉、よく回る舌。彼はそれから続けて、カラコロと語った。)「…シシッ、まァァ~~~…………所謂『便利屋』みたいなもんでさァ。仲介役、弁護人、探偵、客寄せェ………………金次第でなァんでもッ!このご時世だ。妖紛いの怪しげな薬屋さんなんてのはな、副業の副業。医療従事者ってェ言ったッてェ、お宅とアタシたァ天と地の差。」「その紙っぺらになにを書いてあるかはわかりゃせンがね、薬売りなんてのは『オマケ』程度に思っといてくださいヨ。ほンと。」(彼は〝 薬売り〟と自らの名乗ることはあまりない。だから貴方のように『正規的な医療従事者』と並べられることに、やや引け目を感じているのが【一つの理由】なのでしょう。)(そして、貴方の心理学知識で分かることは…………)「…………それとォ、………………ごめんなさいね。ちょっと。アタシ女の人と2人きりだなんて緊張ォしちまってェッ、……………お手を煩わせて申し訳ねンですがァ………………」「──────【鍵は開けといて貰えやすかィ】?」(彼は、【警戒】している。来てからずっと茶に手を付けない。しかしそれはなにも『貴方だから』じゃあない。対象が『あなたも』で、あるだけだ。)   (1/19 14:21:13)

風鈴@レイス> 
「そうなんですよー。とてもしんぱいですよね。……ありがとうございます。よくみていますね。くまちゃんだいすきでその、ついあつめちゃうのですよ」(自分の足元を見られているとは思わなくって照れ臭そうにはにかむ。どうやら貴方はよく観察をする人間のようだ。視線は足元を向いていなかったのに、すでに足元を見ているじゃないか。たわいもない会話でも、自分の人格を見定めているようなそんな錯覚に陥りそうだ。彼女の言う通り見渡せば熊のグッズがさりげなく置かれていることだろう。作業台には何故か熊の木彫りまである始末だ。観察をされるのはそんなに気にならないのかレイスは続ける)「あら、べんりやさん。ぼくには、できないことなのでそんけいします。くすりやさんもふくぎょうでするとはとても、"きよう(器用)"なんですね」(金次第ではなんだってするんだと言い、薬売りは副業だというからカルテにちゃんと【本業 便利屋さん。副業 薬売りさん】と書かれていく。目を逸らすということは何かしら隠したいこと、自信のなさの現れ。彼にとっては薬売りは地雷らしい。今後はあまり出さない方がいいのかななんて思いながら)「"かぎ"ですか?」「……あらやだ、そんな……ぼくついかぎをしめる"クセ"があるんですよ。ほら、かんじゃさんがはなしてるときに、ひとがきたら、びっくりしちゃうじゃないですか」(鍵について言われると恥ずかしそうに申し訳なさそうに言いながら、とてとてと歩いていけばガチャリと開けられることだろう。先ほどから会話していてわかるが、彼は非常に警戒心が強いのだろう。お茶にだって手を出してくれない。この職場には裏切り者と言われる存在がいるからか、それとも元からなのかは不明だけれどもまずは貴方に歩み寄ることを優先しようと思い元の位置に戻れば、ぽふんと座り)「こうちゃ、にがてでしたか……?ごめんなさい。じぶんがこうちゃよくのむからひとにもそそいじゃって。むりしてのまなくていいですよ」   (1/19 14:42:33)

外@スケロク> 
「へェ~~~ッ!!!!くまちゃん!アタシもね、かァいらしく見繕われたクマちゃんは大好きなンでさ。〝でふぉるめ 〟って言うンですかィ?絵本に出てくるような奴が愛くるしくてねィッ…………にしてもよくもまあこんなに集めたもンだ。なにか〝 特別な思入れ〟でも?」(貴方はどうやら〝熊 〟が好き。部屋にいるのはぬいぐるみだとか木彫りだとか、スリッパだってそうだしこの分だと自室もそうなのかしら、なんて。彼は腕を組み、裾に入れながら 眺めるように部屋を見渡し、小さく首を傾げる。勿論彼は、本物のクマは好きじゃない。〝 怖い〟から。)『あら、べんりやさん。ぼくには、できないことなのでそんけいします。くすりやさんもふくぎょうでするとはとても、"きよう(器用)"なんですね 。』「器用だァなんざァとンでもねェッ、民間療法みたいなもんっつうかァ~~~ッ、近頃はもォめっきりで。大体が街に出払って便利屋尽くしですよォ。器用〝 貧乏〟なんでさ。」(いやいやいや、そんなそんな!とヘラヘラ申し訳なさそうに、というかなんというか。首を横に振って肩を揺らしながら笑っては、『そんな大層』なもんじゃないと。『薬売りに関する話題』をさりげなく避けるのはあなたにも伝わっている通り、彼は意図的に『避けている』。)(嗚呼、しかし。)『……あらやだ、そんな……ぼくついかぎをしめる"クセ"があるんですよ。ほら、かんじゃさんがはなしてるときに、ひとがきたら、びっくりしちゃうじゃないですか。』(頼んだのはこちら側。自分も自分の性分が少しばかり憎い。どうしてこうも疑ってしまうのか。勿論、疑うことでどうにかかいくぐってきた場面だってあるけれど、気を遣わせちゃあよかないでしょう。彼は困ったように笑ったのならば、言葉を紡いだ。)「いやァ~~~ッ、すんません。アタシ狭いとことか部屋に『閉じ込められる』感覚がどォにも苦手で、息苦しくってッ!……そうですよねィ、急に入ってきたらビックリしやすよね。」「…………………………ですがァ………………」「………………………ほら、言っちゃあ難ですがァ……この職場ってどうにも『薄気味が悪い』…………いンやァ……言っちまえば【何もかも危うい】でしょォ、ほら何かと。」「…………………………仮に。」「仮に、アタシがもし、気の狂った『殺人鬼』だった時。お宅は逃げるのに手間取っちまうンじゃねェかと………………へへ、そりゃ『癖』ならァ、仕方がねェが。」(そう、そうだ。貴方が裏切り者だとは言わない。しかし己が仮にそうだった場合、例題に沿ったこの場面に遭遇した貴方はどうするつもりなのか。何も責めちゃ居ないけれど、疑う性分このぐらい。茶に目を向ければ肩を竦めてまた笑う。)「アタシ猫舌ァなんでェ、ちぃーーーーっと〝冷ましてから 〟飲もうかなァ、なんて。ありがとうごぜェやす、何から何まで本当に。」   (1/19 15:02:21)

風鈴@レイス> 
「おもいいれですか。くまってかわいいけど、つよいじゃないですか。ぼくけんきゅうばっかりしてて、たたかうちからないんですよね。だから、いつかはくまちゃんみたいに、つよいこになれたらなーなんて。やだ、ぼくばかりはなしちゃいますね。すけろくさんってば、ききじょうずでこまっちゃいますよ」(周りを見渡されて熊ばかりだと言われるとまるで用意されていたセリフのようにスラスラと答えていく。熊は可愛いけれど強いっていうのは女性の感覚に近いかもしれないが、それ以外にもあるかもしれない。少なくとも分かるにはお互いに関わり合いが少なすぎる。だから手探り状態でお喋りしてるのだけれども、口先が上手な貴方の方が上手みたいで恥ずかしそうにいけないわなんて照れてしまう)「じゃあ、もしもぼくがこまっていたらたのんじゃおうかな。ほら、せがひくいものだから、たかいばしょとどかないのですよ。そういうとき、すけろくさんがいたらとてもたすかります」(器用といった言葉を貧乏に変えるだなんて根っからのネガティヴ人間か?と不思議に思うが、よくあることだから言わなかった。どうやら貴方は自分に自信も持てていないようにも窺える。いくら褒めたところで受け取ってくれる人が、歪めてしまったら自己肯定感だって育つに育てられない。こういうところを心配して自分のところに紹介したのかな。避けている話題を触れるなんてことはせずに次の話題へと進んでいく)「とじこめられるのに、とらうまをもつひともいるから、なにもきにしなくていいですよ」(今まで見た患者の中には閉鎖空間にいるのが怖いっていう人だっていた。その場合は窓を開けるなりして対策をしていたけれども、貴方の場合明白に鍵を開けろと言ったから違う気はする。きっと答えは貴方の口からすぐに出てきて) 「うーん……」「その時はきっとしんじゃっていますね!ぼくさきほどいったとおり、たたかうちからないので。でもいいんです。かんじゃのぷらいばしーをまもるのがいちばんだし、ぼくはかんじゃからにげたくはないので」(ふんすっ!と自慢気な表情で彼女は死ぬしかないねなんて口にするのだ。たしかに逃げ道の確保は必要だけれど、それよりも患者の心と向き合うことが大事な気がする。まだ闇の中に入っていないから楽観的に言えるだけだと思われるかもしれないけど、それまでは多くの人を救いたい。だから、ここに来たのだと)「いいえ!ぼくがやりたいから、やってるだけですよ。こうしてかいわするだけでも、すけろくさんのきもちがらくになったりしたらいいなーっなんてきもちなんでね」   (1/19 15:26:04)

外@スケロク> 
「………………そうですねィ。『熊』みてェな人が味方にいたらァ……………………心強くて良いかもしれねェなァ。」「『安心感』ってェ、言うんですかィ。…ちぃっとばかしィ分かるかも。こえェけどォ………………」(彼は確かに、と頷いた。誰しも懐、味方に居れば『こっちのもの』だとはよく言ったもので。けれど彼の場合は『味方』だと認識するまでに滅法時間がかかる。貴方の言葉だって一理あることを認識しつつも、やはりどうにもどこか『怖い』だなんて感情が、残っていた。)『じゃあ、もしもぼくがこまっていたらたのんじゃおうかな。ほら、せがひくいものだから、たかいばしょとどかないのですよ。そういうとき、すけろくさんがいたらとてもたすかります』)「あはッ、そりゃあ良い。アタシで良ければいつでもォ~~…………とォォ、言いてえところだがァ…………ンまあ見かけた時にでも声をかけてやってくだせェ。」(〝出来ない 〟とは当然言わない。それぐらい〝 お易い御用〟と言わんばかりに彼はあっけらかんと笑ってみせるさ。文字通り『いつでも』とは行かないけれど、今度声をかけられたら、きっと。……きっと。)(……あれから、他愛のない話を貴方と交わしていた気がする。どうにもあなたの人柄、口調から、きっときっと『話慣れていない』んじゃないか、だとか。人のこと言えやしないがそう『自己肯定感』が高くないんじゃないか、だとか。ぬいぐるみを沢山持っているのは、…………恐らく。)(そして、極めつけは。)『その時はきっとしんじゃっていますね!ぼくさきほどいったとおり、たたかうちからないので。でもいいんです。かんじゃのぷらいばしーをまもるのがいちばんだし、ぼくはかんじゃからにげたくはないので。』「………………、…………」(自己犠牲。)(彼は。)「…………あッはァッ!さっすが先生ェッ!」(……彼は、〝 貴方の言葉に笑った〟。)「よッ!やっぱり違いやすねェ、その姿勢ッ!なんだよゥ、言うより大分肝が座ってんじゃねェですかィッ!医療従事者の鏡ってェ言うんですかィ?いやはやァ~~~~ッ!!!!恐れ言ったと言いますかァッ………………」「………………………………なんと、いうか。」「………………………………………………」(笑って、持て囃して、やっぱり『自分とは違うな』なんて言おうとした。それで良かった。自分にゃ関係ない、すごい人なんだとどこか蚊帳の外で遠目から見ていりゃそれで良かった。)(良かった、のだけれど。)「……………………………………」「……………………どうでしょうね。」「〝 オマケ程度〟、……〝民間療法 〟ぐらいの〝 医療知識〟………………薬売りの端くれとしてェ…………言えンのはァ……」「……………、……………」「……………………自分の命にゃあ、やっぱ、変えられんでしょ。命有りきの『選択肢』。アタシら生きてるから何事も選べるし、『どうにか』なンでさ。『命を懸けるのが当たり前』………………そんな職場が怖ェッて奴だって居て、………それなのに、お宅みてぇな『カウンセラー』でさえ命を懸けるような状況下じゃあ、寧ろ………………」「…………………………寧ろ、命の価値は、『軽くなってく一方』なンじゃねえかって。」(……嗚呼、畜生。言ってしまった。彼は目を伏せ、斜め下に逸らしながら控えめに口にしていく。『死ぬのは怖い』『死なれるのも怖い』の該当者の1人は、自分だ。これはきっと私情だったんだと思う。同じ『医療』を『志した者』として、分野は違えどやはり貴方には遠く、及ばず、眩し過ぎて。嗚呼、きっとこれが『理想』だとも思う。だからこそ見ているとなんだか『少しだけ居心地が悪い』のだ。光が強けりゃ影が強くなるように、劣等感にまみれた腐った性分で言えるのは、『何故周りは自分を大切にしないのか』『己が弱い、だけなのか』。)「一人一人が、まず自分を大事にしやしょ。………………………………とかッ?あはァッ!アタシこういう商売、悪ういお人にも追いかけられる一方でッ!逃げ足にゃあ自信あって、アタシなんて死にたくねえ死にたくねえって泣く始末の情けねえ男なんでさッ!」「お宅の理念、かっけェと思いやす。ホント、……ヘヘッ、いやァなんだかな、口が今日は良く、回る回る………………」(彼は気まずそうに頬をかいて、忘れてくださいと肩を竦めてまた〝笑う 〟。そして最後に口にするのは……)「………………あーーーーッ、なんかこんな可愛い子と話せて、アタシも休憩出来たっつうか、そろそろ仕事に戻らねえとなァ。どやされちまうだろうよ。ですからネ、今日のところはお暇させていただきやすねィ。いやァーーーっ!へへ、また今度話す時はアタシを『患者』としてではなく、是非、『顔見知り程度』に。」「そいじゃあ、……………………あ、あとォ…………………………」「………………………………無理して話させてごめんなさいね。お宅、………………『あまり人と話すの、慣れてないでしょ』。」(彼は帽子を被り直し、立ち上がった後に眉下げて呟くのさ。どうして貴方がひらがなばかりの言葉なのか。先程から見え隠れする自己肯定感と『立場の弁え方』。彼は裾を払ったのならば会釈することでしょう。〝それじゃあね 〟なんてさ。)  (1/19 16:03:32)

風鈴@レイス> 
(たわいもない話だった。ちゃんとできていると自分では思っていたけれども、違ったみたい。みんなが言う【言葉】を真似していたら貴方の表情は曇りこう言った)『…………………………寧ろ、命の価値は、『軽くなってく一方』なンじゃねえかって』(自分には言い返す言葉がなかった。本当はね、自分死ぬのが怖いんだ。どうしようもなく、怖くて手が震えてどうしようもないんだ。貴方は薬売りさんだけど便利屋さんだからきっといろんなことを見てきたんだろうね。ちゃんと言葉にしなくちゃ、分かるよってそれでも前に進まなくっちゃいけないんだよって。だって教えられたじゃないか祈りを捨てなさいって。どんどん劣等感に蝕まられていく貴方にどんな言葉をかけたら正解なのかを考えているうちに、貴方の言葉は止まらずに進んでいくの。待って、まだ、まだ、会話が……ぼくはカウンセラーだから)  『………………………………無理して話させてごめんなさいね。お宅、………………『あまり人と話すの、慣れてないでしょ』』「まっ……!!っ……っ……」(人と話すの慣れていないでしょうと言われたところでようやく立ち上がり、貴方に手を伸ばしたけれども届かずに扉は閉まっていった。静かになった部屋で飲まれなかった紅茶さんはもう黙りこくってしまい冷めちゃっている。ぽすんとその場に座り込んで零れ落ちた言葉はきっと誰にも届かない)  「……ぼく、また"ちゃんとできないの"」(ふんわりと香るのは紅茶の香り。……自分のには"トリカブト入りの紅茶"を注いでた。本当は貴方に飲ませるつもりだったけれど、きっとママの教えを思い出しちゃったから……"自分がされて嫌なことはしてはいけません"って。だから、だから、貴方の言葉が深く深く突き刺さったの。命は軽いものではないはずなのに、軽く見られてしまっている。この世界も自分もメランコリーなんだ。だからこの世界を正さなきゃいけないんだって思ってるのに、どうしようもないのに。不安なんてないはずなのにおかしいな。机の上にあるくまちゃんをぎゅっと抱きしめて空を見上げれば綺麗な太陽が微笑んでくれる)「次はちゃんとしないと……」   (1/19 20:01:23)