ヨモギ&Michael

木靴下@ヨモギ > 
(〝アンドロイドは電気羊の夢を見るか?〟)(〝人間とは何か?〟)(〝人間と人工知能との違いは?〟)(行き過ぎた科学技術はそんな疑問を生み出した。)(では果たして。)(〝鉄の塊に感情は宿るのか?〟)「────────な゛ァ…。」「〝ラーメン食いに行かね゛ェ?〟」(その巨体は貴方を上から見下ろすでしょう。喋るたびに口元に装着されたマスクはピカピカと点滅している。)「オレ今日すッッッッッげえ調子よかったのよ゛ォ!!メッチャ気分いいから奢ってやるよ!!」(マスクをしていても塞ぎ切れないカラカラと明るい笑みに、響き渡るような目立つ大声。)(ご機嫌に鼻歌まで歌っちゃったりして。)(きっと音符の幻覚でも見えちゃうでしょう。) (1/21 18:35:50)


Michael(ミカちゃん) > 
「う、ゔぅ…………なんでオレにはこんなあ…………散々だあ…………」(黒いパーカーのフードですら隠せない、あからさまな落胆を背負って基地の廊下を歩いていた。 事の顛末は簡単だ。ボーナスを握り締め、 更なる夢を掴みに、否、鉄の玉を回しに行ったのだが……あえなく撃沈。 数万をパーにした虚しさと言えばたまったもんじゃない。 ずびずびと花粉症による鼻水をすすり、半ば半泣きの落ち込みようはオーバーだ。 何しろ彼、 この基地には気前がいいヤツがいる事も知っている。 そういうヤツらは大抵、落ち込んでるヤツと弱々しいヤツに弱い…………と、 彼の企みを知ってか知らずか、 頭上から降り注ぐ声。少し乱暴な呼び掛けに少しの警戒心を織りまぜて、おずおずと顔を上げる。 『ラーメン食いに行かね゛ェ?〟』 「​─────── …… マジすか……!? 」返事が遅れたのはデカいとか誰だよとかツッコミどころへの処理時間であった。 いやそんなことより……タダ飯の方が大事である。 神様仏様!今日ばかりは信じさせていただきます! その落ち込んだ少年の(彼の年齢は青年を越え、男性に差し掛かっている事はさておいて。)表情は電球のスイッチを入れたかのように明るさを増していき、軈てピカピカと点滅するランプに負けない満面の笑みを浮かべた。 )「モチロンッ!! おにぃさん、サイッコーだねぇ!オレそういうのだいすき〜 ♡ 」(調子だけは無駄にいい。 音符に手拍子すら打ち出さんばかりに乗り気である。 弾んだ声色に喜色以外の何があるというのだろうか? )「オレ味玉ラーメン食いてえな〜〜…………あ。食いながらさ、オニーサンの今日の成果も教えてよお、 何があったのか気になっちゃうじゃん? 」 ( その機械的なスーツに掴まれた右腕を両手で掴み、 食堂へと腕を引く。 それからオマケに、 犬みたい人懐っこい笑みもひとつ。)(1/21 19:05:23)


木靴下@ヨモギ >
(貴方の心の裏側なんてつゆ知らず、やけに上機嫌なアンドロイド────────ヨモギは、満足げにうんうんと頷いた。)「やっぱりメシは食ってなんぼだよな゛ァ…腹が減ってはなんとやらっていうじゃん。」(貴方が随分と喜ぶものだから誘ってよかったなぁなんて、多分裏も表も読めないこの馬鹿は考えるんだろう。今なら何を望まれたってぽんとお金を出してしまいそうまである。)(手を引かれれば歩幅を合わせるようにして彼も歩みを進める。)『あ。食いながらさ、オニーサンの今日の成果も教えてよお、 何があったのか気になっちゃうじゃん?』(引っ張られたその時に貴方が口にした言葉にヨモギは不思議そうに首を傾げた。)「ん゛ん~~~~…。そういうのって、気になるもんなのか???オレそういうの聞いてると眠くなっちゃうんだけど…。」(人の自慢話が嫌い、というわけでは決してないのだけど。)(────────そう、誘ったのは単純に誰かと食事を取りたくて。本当それだけ。)「ん゛~~~~~~~~~~~…………い゛や、いいや!別にオレ、オマエに自慢話したくて誘ったわけじゃあねぇし!!」(しばらく唸って考えた後、彼はカラカラ笑って貴方に告げた。)「何ラーメンにするよ?」(って、どこにでもあるような普通の会話を初めて。) (1/21 19:37:43)