圧縮@八月朔日礼>
「……こんなところか」(訓練室で鍛え終えたところで木刀を片手にため息をつく。少しのつもりだったが気がつけば夕方になっておりどうしたものかと普段の服装に戻しながら考えていた)「昼食後の運動のつもり……だったんだがなぁ」(食べたのにまた腹が減っては意味が無いだろうと自分に苦笑いしながらそのまま廊下を歩き始める――と、先の方に人影が見える。記憶が正しければあれは確か第2小隊の小隊長だったような。ただ記憶違いだったときが困るな、とりあえず挨拶だけはしておくか)「……どうも」(ポツリと相手に声が届く距離になったところでそう告げた)>藍さん (1/23 18:26:20)
敗北@布瑠部 藍>
『あらあら、君とはそれほど話した記憶はないのに、挨拶してくれるなんてお利口さんだね。』にこ、と目を細めて微笑すると、受けた挨拶に返答するように小さく手を振る。まるでいくつも離れた相手にするような態度だが、まさにその通り。見た目は彼とほとんど変わりがないか、多少若いくらいだけれど。それはイーコールの適合時に肉体の年齢が若いままで止まってしまっているからであり、本当の年齢は_____『お昼には少し遅い頃合だけれど、どう?少し甘いものとか食べに行かない。』閑話休題。昼時にわざわざ訓練所まで来て誰か遊び相手を探すような真似をしていたのは、どこぞの誰かに「お昼ご飯、ご一緒しませんかぁ?」などと言われたら悪夢だからだ。言わば一種の亡命で、逃避行だった。何を考えているか分からないとは身内にはよく言われたが、井の中の蛙大海を知らず。上には上の理解不能が____理解不能な人間が、必ずしも同じ理解不能な人間を理解できるかどうかは分からないように____一々噛み合わない時間を提供してくれる。『支払いは私が持つから、気晴らしに。』どう?と軽く手を取り、誘う。ついでに、顔がいい男も訓練所にはよく見つかるから。 (1/23 18:42:21)
圧縮@八月朔日礼>
「……挨拶だけは昔からの習慣だからな」(自分と同世代くらいに見える女にお利口と言われ若干なんとも言えない気持ちになりつつもそのように返す。ちなみに習慣づいているというのは本当の事で、理由もちゃんとあるが別に答える必要もないのでここでは一旦控えておこう。ただそれよりも)「……昼飯の誘いか、気分転換もそうだがちょうど空腹になっていたから助かる」(お腹を満たすいい誘いを受けたことのほうが大事だ。それも甘いものともなれば特に断る理由もない……が、一つだけ断っておかねばいけないことがあるとすれば一つ)「……自分が食べるものくらい自分で出す」(人に借りを作るのは好きではないからなと添えた)>藍さん (1/23 18:58:39)
敗北@布瑠部 藍>
『まあ、行くとしたら私の知ってるところか……。支部の食堂くらいのものだけどね。』助かる。とは言われても、そこまで予定地も候補地もある訳ではなかった。だから、言っておいてなんだが、それなりに宛のない話になる。あんまり歩くことになるのも嫌だし、食堂でいい?と、彼に問いかけながら、返答をあまり待つ気は無いのかスタスタと前を歩く形になっていて。『ふうん?別に私が勝手に出すって言っているだけだし、貸し借りだなんて思わなくても良かったのに。』急にお金は払うから出かけよう。なんて言われても、当然の反応として自分の分は出します。と言われる。経験則からそれは理解しているけれど、だからといって体感的にはピンと来ない。誰かに払って貰えるなら___それが蛇の口の中だろうが、何も考えずに歩いていってしまったっていいじゃないか。と、ズレた思考だけ逡巡して。『……君、名前はなんて言うの。綺麗で、可愛くて____すぐ死にそうだから、聞いてみたくなっちゃった。』 (1/23 19:09:33)
圧縮@八月朔日礼>
「……そうか、まぁどこだろうと特に希望はないから」(食堂でもどこでも好きな所で構わないとだけ返してそのままついていく。正直自分で考える手間が省けた時点で満足なのだろう。特に考えずに適当に流しつつ)「貸し借りにならずとも人に何かをしてもらうのはもとより好きでは無いからな」(ただそれだけだと添えて何を食べようかとボンヤリと考える。シュークリームとかそういうクリームがたくさん詰まったものがいいなと考えていると……)「名前? ……ああ、ホズミだ。きれいやかわいいについてはよくわからないが好きに呼んでもらって構わない」(最後に添えられた言葉には何か答えられるようなものがなかったのかそれだけ返した。――いや、返せるとしたら総じてお上の駒の一つに過ぎないのだから死にそうなのはみんなそうでは無いのかとしか言えなかったから"返さなかった"というのが正しいのかもしれない)>藍さん (1/23 19:24:55)
敗北@布瑠部 藍>
『ホズミくんは変わってるね。人に何かしてもらうって、結構楽しいと思うけど。』少女が時折残酷な疑問を放り投げることがあるように。あの自然さ、屈託のなさ、躊躇いのなさで、変わってるね。と述べた。言葉の意味だけを捉えたら、誰か他人が利益をもたらすことを嫌だと思うなんて。という順当なものだが、それが「誰かに何かを善意でしてもらう」ことに述べたのではなく「誰かに何かをやらせる」のは楽しいのに、という意図で口にしていた。きょと、と小さく首を傾げ頭の上に疑問符を浮かべてから、目的地へ。食堂で向かい合うように彼と座る。『ホズミくんね。うーん、なんだかあだ名とか付けようとしたのに、あんまりアイディアを沸き立たせないね。ちゃんと完結してる、呼びやすいいい名前だ。私好きなんだよね、そういう名前を呼ぶの。』ドーナツを頼んだ。ベリー系のディップ、ジャムや、いちごチョコレートが垂らしてあるもの。それとアイスコーヒー。いちご系統のものを嗜好しているのがひと目でわかるくらい毒々しい赤や白が混ざったピンクやらが、おやつにしては結構しっかりした量皿に盛り上がった様は、ヘビイチゴの群生を思わせた。『渡辺、がだいたいなべちゃんになったり、海外ならアレクサンドル、がサーシャ?だったかな。第三支部の人曰く。そんなテンプレがあるじゃない。そういうのじゃない子が、好き。』『私は……藍隊長、で。なんか隊長って強そうだし。』 (1/23 19:42:41)
圧縮@八月朔日礼>
「……確かに昔は良くしてもらったが今はなんだ、極力頼まないようにしている」1人、歌ってくれと頼んだことはあったが今のところそれ以外で誰かにこれといって頼みごとは勿論、頼るということをまるでしてこなかった。ここに来る前ならともかく、ここでは自分は道具の一つなのだ。物畜生が偉そうに誰かを使う、なんてことはやってはいけないことの一つと思っているのだろう「……呼びやすい?」不思議そうにしつつ自分は胸焼けを起こしそうなくらい生クリームマシマシのクランブリングシューやクリームサンドを乗っけた上でホットココアを取る。やはり動いたあとの糖分はこうでなくては……と、そんなことを考えていると毒々しい皿を持つ女から先程の疑問への答えと名前がが出てきた。――自身の呼び方はともかくあだ名についての説明は理解はできないがいっていることは把握できた「……ふむ、では隊長殿と呼んでおくか。よろしくお願いします」軽く頭を下げて改めてそう返した>藍さん (1/23 20:00:32)
敗北@布瑠部 藍>
『ふーん。別に君、奴隷でも機械(へいき)でもカミサマでもなく、人間でしょ?負い目があったりするなら、それは贅沢病さ。本当に助けて貰えない子が____い~っぱいいるんだし。』失笑、あるいは苦笑。昔は良くしてもらっていたが、今はしてもらいたくない。昔から今に至るまでの過程が何なのかは知らない。しかし、普通の人間がそんなことを言ってどうするんだろう。という疑問が湧いていた。頼んでも優しくして貰えない奴らが、この支部には山ほどいるのに。大蛇が餌を飲み込むように、ドーナツを手に取ると優しくなぶり、食み、ゆっくりと口に入れる。飲み込む前に食物を溶かす類の昆虫がいるが、キャンディのような食べ方を何にでもしているのは、一種気味が悪いかもしれない。ただし、恣意的なものではないのは、普段通りの落ち着きを持った所作から簡単にうかがえて然るだろう。『ね、君はどんな悪いことをしたの。私、初対面の子には必ず聞いてるんだ___何したのかなあ、って。』 (1/23 20:13:10)
圧縮@八月朔日礼>
趣味の悪い食べ方に少しだけ気分悪そうにしつつも彼女に対して「……贅沢病、ああそうだろうな」最後の含みにも苦笑いしながら短く返す。感傷に浸れるというのは一つの贅沢であろうことがわからないほどお子様ではないが、それを辞められるほどできた人間でもない。もし出来た人間であるのなら"あの子"を追い詰めることなんてしなかったであろう「……間接的とはいえ好きな子を殺したんだ」とだけ返して詳しい話も必要か? とクリームの詰まったサンドを口に含みながら添える。聞かれたら答えるがそうでないなら――と、言ったところであろう>藍さん (1/23 20:27:59)
敗北@布瑠部 藍>
『……あは、おもしろそう。』にこ、と笑む。彼に何があり、彼は何を思ったんだろうか。彼にどんなことがあって、そして彼は……どんな反応だったんだろう。精神的に、肉体的に、性的に、生物学的に、生活様式に、どんな違いが生まれたんだろう。そんなことを考えたら、なんだか楽しく感じられた。だって、アルマデルに居るのだから、一番秘めた、一番大事にしているのは、きっと罪の意識であるはずだろうから。だから____『また今度、ゆっくりそれ___聞かせて。』きっと、それをゆっくり、じっくり。細かく私のお腹の奥の方に彼から飲み干せたなら_____きっといいお友達になれるだろうから。そんなことを思って、けど、それはこんな場所ではなく、また別の機会。ちゃんと考えた場所で聞きたかったから____くだらない話を多分これからしばらく繰り返して、別れるだけで我慢するんだ。 (1/23 20:36:43)