敗北@布瑠部 藍>
『ガチャ、こんにちは。』効果音まで含めて口にしながら、事務棟の一室の扉を開ける。静かで、無機質で、灰色のオフィスは普段から___それは作業にみんな没頭しているから、さもありなんだが__ある程度静まり帰っている。今居るのが本でも読んでいるだろうか、君と。弁当を抱えて新たに入ってきた自分だけだったとわかると、無音がより一層、音を立ててしまったら魑魅魍魎がふらりと顔を出しそうな空間かのように深まった。『あら、あらあらあらァ、カフカ隊長じゃあないかぁ。読書とは感心だねーぇ、感想文でも書いてる?』静かにやっているのが難しいタイプだったのもあり、本の中身までは覗きにこないけれども、ボタンを押したらゼンマイで回る、そんな児童用の玩具であるかのように、彼の周りをくるくると歩き回り。『いやー、やっぱり、オフの姿も絵になりますねぇ隊長ォ。写真集とか出しません?1冊5万くらいで!!あーあ、支部内で隠し撮り集とか販売許可下りねーかなぁ。』一人でペラペラとよく喋っていた。そもそも支部に販売許可を撮る前に撮影許可が必要かどうかとか。そんなものを全部すっ飛ばして。写真集出さない?と無表情でピースして。 (1/24 17:47:57)
木靴下@カフカ>
(—————————一言で教えてあげよう。カフカの、君に対する印象は。)(【面倒】、だ。)(彼は一人椅子の背にもたれ、実に優雅にのんびりと、唯一の趣味である読書を楽しんでいた頃なのだろう。だけれど、貴方に邪魔をされて不快に思ったのか、彼はご自慢の尻尾を床に叩きつけていることだろう。)(そう、4番小隊長。シキガミ、『カフカ』。)(彼は人との関わりを好まないと有名なカミサマだろう。)「——————はぁ。」「…出さない。どうしてぼくがそんな面倒なことしなくちゃいけないんだい、理解しかねるね。」(写真集なんて、一体何の意味があるのやら。)(態々そんな理解し得ないものに金を払う輩のことも、そんな提案が思いつく貴方もカフカにとっちゃ不理解の範囲だろうよ。)「回れ右して出ていきたまえ。ぼくは、読書の時間を邪魔されることが一番不愉快だ。」(カフカは四本しかない指のうち、人差し指らしき指を一つ立てて、それをくるくると回すでしょう。)(出て行けってね。) (1/24 18:09:48)
敗北@布瑠部 藍>
『あら、そーだったんだ。』かくん、と首を傾げる。本をつまらない時の暇つぶしに読む人もいるし、好きではないけれど見ていることもある。だから趣味なのだと思わなくて。ごめんねと付け足して 口にして。『んーでも、でも。邪魔したならお詫びしなきゃいけないし……。』出ていけ、と言われて、それは構わないのだけど、肝心のお詫びの部分は何をしたらいいか分からなくて。外に行くだけでは特に謝罪にはならないのだろうしと、出ていけと口にされながら、半ばスルーして頭を抱え。『よーし、じゃあ日本人の心、ごめんなさいにはやっぱり。』そしてぽん、と手のひらを握りこぶしで打ち合わせて。閃いた、と頭の上に電球を光り輝かせ。『_____指だよネ。』それから、無造作に薬指を壁にたたきつけて、真横にへし折る。激痛が走り、ああ痛いなあと棒読みで繰り返しながら、謝罪もしたし、出ていかなければならないなと。『あ、れぇ。あかないなぁ。指折ったから力が入んな……いわけなかった!あ、出れないぞ。えーっ、あ!いわゆる……運命の部屋、ってやつだあ~。』『カメラ回しましょうよ、カメラ。記録用に。私指逝ってるので、カフカ隊長お願いできます?』 (1/24 18:30:03)
木靴下@カフカ>
(──────────あぁ、なぜこんな面倒なことに巻き込まれなければならないのか。)(カフカは不愉快もいいところだとその内心思いながら一人椅子からゆっくりと起き上がり、貴方のいる扉の方へと向かうでしょう。随分と、ない眉を顰めて。)(貴方が謝罪に指を折ろうが、それについて何か感想を述べようが煩わしいことに変わりはない。カフカの関心は貴方には向かない。)(『運命の部屋』、不定期に出現するそれはノックすることでそのプレートに脱出方法が記載される。…その内容は下劣であることの方が多いらしいと聞く。)「…はぁ。」(ため息。これが自分の小隊に所属する人であれば多少なりと優しかったのでしょう。)(しかし貴方は別小隊。おまけにその別小隊の隊長だ。)(次に一言も告げず、カフカはその扉に触れて、ノックした。)(──────────目を当てられない。)(【できない】、という方が正しいその体に一体何を求めているのか。扉に表記された脱出の条件とは。)「……………もう一回叩こうか。」(声はあからさまに不機嫌だ。だってそんなもの出てくるなんて思っちゃあいないだろうよ。ねぇ。) (1/24 19:00:29)
『 セぇぇぇっクスしなぁいとでれなぁぁぁい部屋ァァァァァっっっ_____!!? 』 ははは、と。痛快、痛快、愉快だと。ゲラゲラと笑い声を上げながら、腹を抱えてのたうち回る。この人は持っている人間だ。この人は芸人のセンスがある。さっきまでの前置きで受けた痛みなんてどうでも良いくらいに、そんな話なんて興味ないんだとばかりに。涙を流し、扉の前にもたれかかりながら息も絶え絶えに爆笑をしばらく繰り返すと。その後_____『じゃーこれは不可抗力だし……いや、出れないなら仕方ないし、餓死とかしたくないしなあ。これは不可抗力、いわば事故ですよ事故。』上着を、というか躊躇いなく放り投げる。というか、引きちぎり、破いて簡単に脱ぎさる【怪力×5】と、未だに面白くて仕方ないという面持ちのままで。長引いたらどれだけ危険なのかなんて一切勘定にすら入れないまま。『全国何千万かのアダルティのみなさァん!!____やりまァす!ヒューっ、支部長くん見てるー??』次に行こうと口にした彼に、このままで行こうよ!と全裸で駄々をこね (1/24 19:08:48)
木靴下@カフカ>
「……はぁ。」(一体この部屋にいるだけで何回ため息を吐くことになるのだろう。わざとらしく話題にでさえ上げなかったというのにこの女ときたらこれだ。)(正直な話、うんざりだ。)(しかし巻き込まれた以上はこれを遂行するしかなく、カフカは全裸となる貴方のその様に一つしかない目すら向けずに。)(──────────トン。)(再びノックした。)「……………ッチ。」(『最大の秘密を共有しないと出られない部屋』。)(いや、そんなものはこの女に明かすべきではないだろう。自分の、命に関することになるのならお断りだ。)(カフカは僅かに舌打ちをして、もう一度扉をノックする。)(──────────トン。)(『互いに殴り合って勝敗を決しないと出られない部屋』。)(なぜそんな面倒なことを自分が行わなければならないのだろう。)(まともなお題を出さないこの部屋の性質に次第にカフカはイライラが募る。そのご自慢の尻尾はベチベチと地面を叩くことでしょう。)(唸るような声と共に、カフカは先ほどよりも強く扉を叩こうとするだろう。)(その瞬間を止めるか否かは貴方に任せた。) (1/24 19:29:09)
敗北@布瑠部 藍>
『まあ、私全裸なので、何をしても何をしたのか色々言われそうなものですよね。あは。』あは。全裸のまま多分一緒に外に出る。つまり、事務棟という多分___九割九分くらい____誰かしらの職員が居そうな場所で全裸で部屋を出てくるようなことがあれば、最悪であるのは想像に難くはない。だが、今更自分の風評など気にも留めていないこの女は、あはは。と楽しげに笑み。『やったあ!殴り合いだァ。』次に行こうと君が手を伸ばす。そこに噛み合せるようにして、力任せに拳を振り回す。目標は、君の顔面に目掛けてである。馬鹿力もいいところ【怪力×5】を、拳を壊したりだとか相手への手加減などを想定しないでバカ正直に真正面に打ち出す。『このまま青春の1ページ作るしかないですねぇ!!お友達に!なり!ましょうのぉぉぉぉパーーーンチ!!!』理由は、君とお友達になりたいからだ。殴り合い、夕暮れの河川敷のようなクリーンで、まっさらなイベント。それを全力で楽しんだら仲良くなれそうだから、だから手を抜いていない。非常にわかりやすく要約すると_____すごい迷惑だ。 (1/24 19:45:43)
木靴下@カフカ>
(【回避】×5 【危機察知】×3 【感覚過敏】)(さらに+で【液状化】。)(──────────貴方の拳がカフカの顔面に接触するより前に、カフカはそれを感知してそれを避けるでしょう。貴方が唐突に殴りかかってきたことに関しては、ドアのプレートを認識してなのか、貴方のその意味のわからないお友達、という話なのか、一切として理解できない。)「…君の中じゃあ、友人は殴り合うものなんだね。」「………そんな友人ならぼくは願い下げかなぁ。」(目に見えて不機嫌だとわかる顔。顰めた眉とビー玉のように澄んだ瞳は怪訝そうに貴方を見ている。)(正直貴方への印象は現在に至るまで急降下真っ最中だ。)「………一応、これ殴り合って勝敗を決めるものであって、殺し合うものじゃあないんだよ。」「ノックをすれば内容は変わる。無理して無駄な殺生するくらいなら安全なものが出るまでノックし続けるのもアリなんじゃあないかね。」(態々わからない貴方に、提案をしてあげよう。)「…このままやり合うなら、ぼくはお前を殺すけど。」 (1/24 20:10:30)
敗北@布瑠部 藍>
『……あー、あ、殺されちゃうんだ私。やりたいこともまだまだあったのにあ。先立つ不幸をお許しください、お父様お母様。財産盗んで逃げたのとか、虎の子の稼業もみんなダメにしたのとか色々許してください。あと私の財産は02小隊のみんなで分け合って大事に使ってください。借金も一緒に沢山渡せると思います。』しくしくと涙を流す。嘘泣きという訳ではなく、本心からの涙だ。自分が死んだら貯金することも出来ないし、散財することも出来ない。それはなんて辛いことだろうか。飽いたのか殴り合いを続ける気はなく。ぐて、と疲れたように寝転んだままで。『はーあ、まあ仕方ないなあ。殺さなきゃダメなんだろーなと思って殴ってたし、まあ殺してもいいよ、腹癒せに。』しかし、友達になるとか以前に勝ち負けをつける=デスマッチをする、という想定でも居たことを明かすと、そんなつもりでいてしまったからには無論、脱出とかそれ以前にひとまず、一旦殺されないと申し訳ない気がして。『オシ……覚悟決まった。じゃあそれっぽい回想してるから、カフカ隊長なんかそれっぽいセリフ言って。あと、全裸の死体とかバカみたいだから放置で。』『さーて、遺言も済んだのでもう心配ない。いつ死んでもだいじょーVなんで、そろそろ出ましょうかァ。殺しながらでもいいんで聞いて欲しいんだけど、ちなみに何ならいいんですか隊長。セックスとか簡単だったのに、それ以上楽なものとか探してたらジリ貧ですよー』 (1/24 20:36:00)
木靴下@カフカ>
(如何せん、貴方が何を言いたいのか理解し得ない。)(突然涙を流し、遺言を口にしたかと思えば、自分にもそれに近しいセリフを言えと伝えてくるし、殴り殺そうとしてきた腹癒せに殺したって構わないと言い出すし。)(ああもう、本当鬱陶しい。)「いい加減にしてくれないかなあ…。」「ぼくは、面倒でなければ何でもいい。さっさと終われるなら万々歳だ。」(そう。面倒ごとは嫌いである。)(カフカにとっちゃ性的行為も、秘密を明かすことも、殴り合いも、全てが煩わしく面倒なことでしかない。)(貴方が4番小隊だったら、秘密を明かしてはくれたかもしれないがね。)(──────────トン。)(カフカは再び扉をノックする。)(表記されたのは、『サックスしないと出られない部屋』。)「…あぁ、これならいいじゃないか。楽で。」「あいにくぼくは呼吸なんて面倒なことしてないから、君任せになるけれど。」(…気がついた頃には部屋の中心に金色に輝くサックスが置いてあるのだろう。)(カフカはそれを指差してあからさまに「ほら、君がやりなよ」って指示をするだろう。) (1/24 20:53:35)
敗北@布瑠部 藍>
『んじゃ一発芸いきますかァ!』サックスを咥えて、寝転んだまま這い蹲る。一発芸とはなんなのだろうか、それを事前に説明したら、一発芸とは言い難いだろう?【能力使用】150m以内に居る 犬 のクローンを1d8 生成・操作する性質を持つ。【コード使用】【腕】→犬を【腕】に変更。【150m以内に居る 腕 のクローンを生成・操作する性質を持つ】つまり、これはすなわち150m圏内にいる中で【腕】の複製を生成する。対象は無論【カフカ】君の腕である。それが、1d8→1本生成され。それは______【第一段階より大幅に操作性が成長しており、人間と同等程度の複雑な指示に耐える】という記載がある。故に『さーて、 カフカ隊長の腕ぇ! 頑張ってサックス吹いちまってくださいねー。』ぷー、と息を吐く。それに合わせて、人間と同じだけの指示を受け付けることが可能なそのクローンは、サックスをデタラメなれども奏ではじめる。つまり___『部屋、多分開くんじゃないですかねー。これ、コレ見て。絵面やばすぎて笑えるんですが!!ふ、ははは!腕!腕が動いてるんですよ隊長ォ』 (1/24 21:10:55)
木靴下@カフカ>
(理解し得ない。)(理解し得ない。)(理解し得ない。)(不理解。不理解。不理解。不理解。不理解。)(…カフカの顔は見るまでもないだろう。)(【うんざり】だ。)(自分は一体何を見せられているのか。完全に蚊帳の外と落ちたカフカはその状況を冷めた目で見ていた。…カフカは貴方の行動が理解し得ないから、その状況に笑い転げることもなければ、引くこともないのだ。)(貴方って何がしたいのか。)「……………あぁ、そうだね。開いたんじゃない。」(ゲラゲラと笑い転げている貴方をもはや視界の隅に入れることすらせず、カフカは真っ直ぐに扉に向かうでしょう。)(ドアノブに手を触れ、くるりと回す。)(──────────扉は貴方のおかげですんなり開くでしょう。ようやくこの意味のわからない空間から解放されるのだと考えたら何だかどっと〔疲れた〕。)(今日はもう仕事をする気力がない。一日どころか半年分の奇行を凝縮したような、意味のわからない時間だった。)(あのイカれ時計に任せてこの記憶を消してしまえないだろうか。それくらい思うほどに。)「──────────はぁ。もう。」「最悪。」(貴方の奇行のせいでカフカは酷く疲れてしまったみたい。フラフラとした足取りで直様貴方から距離を置いてどこかに行ってしまうだろう。)(果たして向かう先は小隊の子達のところかしら。それとも一人静かになれる場所かしら。)(どこに向かったかはカフカにしかわからない。)〆