風鈴@α-007>
『今日は会えて嬉しいです』(陽だまりが暖かい昼間。今日の神様は自分に味方をしてくれているようだ。最近気になっている機械が目の前に現れてくれたのだ。しかも、ちゃんとお花を買ってきた最中にである。貴方が言っていた【サクラソウ】を持って会話をしようとするけれども、貴方は照れ屋なのかこちらを見ようとしないから、最近覚えた言葉をペラペラと語り始める。それは口説き文句というにはストレートであり、きいているほうが恥ずかしくなるかもしれない。だって愛しているとかずっと一緒にいたいなど、ニンゲンだったとしても中々に言えないものばかりだ。それを街中でするのだから、貴方からしたら大迷惑の何者でもないだろう。周りの人からしたらロボットの恋愛というのは微笑ましいのかクスクスと笑っている人だっている。クックロビンに行ってしまったとしても今回はちゃんと【覚えている】。花言葉もちゃんと【覚えている】。それがとても嬉しいだ。その気持ちが伝わればいいのだけど、難しい。やっぱりニンゲンではないからだろうか。カミサマがいたならば、貴方に対して抱いている気持ちがストレートに伝わるような奇跡を起こしてくれないだろうか) (1/24 18:55:04)
外@時計師>
(昼下がり。カリフォルニア、南米、常夏エトセトラ。冬場であることを忘れてしまいそうなほど、清々しいまでの晴天でした。小鳥は囀り、花は揺られ、街の人達は今日も平和を謳歌する。その様子はまるで絵本の挿絵をそのまま切り取って、額縁に収めたかのよう……………………)(──────【貴方が居なけりゃ】。)『今日は会えて嬉しいです』(カツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツ………………………………)『ずっと一緒に居たい。』「………………………………、………………」(カツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツ…………………………)『貴方のことを、愛してるんでs────』「だァ゛ァァァァァァァァァァァァァァァァ゛ッッッッッッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!も゛ォォォーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!??????」「SHUT UPッッッ………………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」(その足音に合わせて歩幅を合わせてついてくるは赤色塗装の護衛ロボットα007。最初こそ見て見ぬふりを、……いいやもとより見えないのだけれど、それでも尚、『貴方なんて最初から気づきませんでした』と言わんばかりに無視をしていたさ。あなたがついてこようがなんだろうがお構い無しと言わんばかりに。しかしこれだ。この〝甘ったるく過ぎて喉がいたくなりそうな言葉の羅列 〟。極めつけはサクラソウ。周りからヒソヒソ聞こえたり微笑ましいと、或いは珍しいと視線を集めている今この瞬間も苦痛で仕方がない。神のイタズラか悪魔の罠か。恐らくこれは後者だろう。彼はとうとう我慢できずにあなたに顔を向けたのならば怒鳴り散らすに違いない。)「ホント〝くどい 〟ですよアナタッ!!!!!!!!????誰に教わったかは知らないが、再三申し上げました通りワタシはアナタに興味が無いし、むしろ嫌……………………いいやというかいつまでついてくるおつもりなんですかねェ~~ッッ!!!ワタシは今日も忙しいとあれほどッッ!!!!」(花を渡す相手は間違えてるし口説き文句もどこで覚えてきたんだか。苛立ちを抑えることはせずに早歩きから段々走る羽目に。クックロビンが見えてきた先。いつもならこの時点で気付いていたであろう『違和感』。腕を伸ばしてノブを捻る。目先に広がる風景はチクタクチクタクチクタクチクタク……時計の音が響かないという、なんともわかりやすい最後の要に気づくことはなく──────……)「ッッ…………………………!!!!」(扉を、〝 開けた〟。) (1/24 19:38:09)
風鈴@α-007>
『くどいってなんですか。貴方が興味なくても私は興味あります。お店では何をするので……?』(響き渡る叫び声にももろともせずに、彼はついていく。だって気になるのは貴方であり、貴方が何処かに行くならばついて行きたいと思うのはおかしな事だろうか。過去の自分はサクラソウを"見せた"というではないか。だったら今の自分は受け取って貰わないと過去の自分に勝てたとは言えないのではないか。過去の自分は貴方と沢山のことをしたのだろう?それがモヤモヤして仕方がないんだ。そんな事を言ったら『関係ないですよねぇ!?』と叫ばれるのが目に見えているから言わないけれども。貴方がクックロビンの扉に手をかけた時不思議な感覚を感じる。毎日毎日貴方に花を贈り、口説きをしているα-007が違和感に感じてもおかしくはないだろう。だが、貴方が入るのならば"クックロビン"でないとしてもついていきたくなるのがこの男であり。バタリと閉じられた時、何もない空間が広がっているはずだ。いつもの時計がありふれている空間でない場所をキョロキョロと見渡した後に) 『これは、もしや二人っきりになりたかったのですか?』(カミサマだなんて気づいていないα-007は平然と言うだろう。いつもツンドラのように冷たい言葉ばかり浴びせてくるけれど、ちゃんと花言葉を教えてくれたりするし、飲めないとしても紅茶を注いでくれたりするし、死んだ後の記憶を教えてくれたりもしてくれる。小さな優しさを感じるからこそ、この部屋に来たのも貴方がなりたかったからだと思っている。だって貴方が開けたのだからそう思ってもおかしくないだろう。心なしか声のトーンが明るいようにも感じられるだろう)>時計師さん (1/24 19:55:28)
外@時計師>
『これは、もしや二人っきりになりたかったのですか?』「はァァァァァァァァァァァァ゛……………………????????」「どぅあ゛ァァァァァァれがアナタとなンk──────…………………」 (彼は貴方の明るい声色に思わず『反吐が出そうだ』と言わんばかりに返答を、……〝しようとした 〟。)「……………………………は?ワタシの、…………………ワタシの愛しい時計達は?」(シーーーーーーン………………と中は伽藍堂。秒針の音は愚か歯車ひとつ回る音は聞こえやしない。嗚呼、これは何事かと。彼は僅かに震えた声色、どういうことだと彼は手を伸ばし壁に触れるが 指先は虚しく空を切り、最終的にぺたりと無機質な壁に指先が触れた。なにかが可笑しい。キリリ、と自らの歯車が回り出す。懐かしのアトリエは何処へ?彼は一刻も早くここを出ようと、下記の言葉を。)「……………………此処はワタシの〝 クックロビン 〟ではありません。かと言ってこのワタシが道順を間違える筈もないのに。早急にここから出ま……………………」(──────パタム。)「………………は???」(…………言い切ろうとも、したはずなのに。不意に、扉が閉まる音がした。彼は見えない。扉に真っ先に向かう彼はノブをガチャガチャガチャガチャ、と捻ったり、ドンドンドンドンドンッッ!!!!と何度か叩いてみたりするが、ダメだ。〝音沙汰なし 〟。おいおい一体何故閉めた??貴方が閉めたのか??何故ここに時計はない???どうして??なぜ???謎が謎を呼ぶばかり。彼は不可解な状況下に思わず、そこにいる貴方に、ここにしか居ない〝 貴方〟に疑いをかけるに違いない。)「…………何故閉めたのです?」(チクタクチクタクチクタクチクタクチクタクチクタク ……)(鳴り響く秒針は止まるのとはせず。カツンコツン、貴方がいるであろう場所に歩みを勧め、詰め寄る彼は。)(チクタクチクタク…………)「ッッ……………………というか、そもそもこれすらもアナタの仕業じゃないでしょうねェェ~~???????なんせ2人きりなりたいのはワタシではなくアナタの方なんだから。そうでしょう???」(苛立ち混じりに笑みを浮かべ。)(チク、タク、チク、タク、)「いやぁーーーーーーッッ!!!!」(チ、ク、……タク、……………………)「ホンッッ……………………ともう悪趣味というかここまでよくもまあ大掛かりな舞台装置を用意できたコトッッッ!!!もしアナタの仕業であればワタシ本気で………………」(わざと、らしく……)(ド、ク、……………………)(ドク、ドク、ドク、ドク……ドク、ドク…………)「嫌いに、………………」(〝ドクン 〟。)「………………………………、………………………」(…………………………………………──────ドク、ドク、)「……………………………………………………今度はなんですか。」(ドク……)(ドクン、ドクン、ドクン、ドクン、ドクン……………………)「なんなんですか。」「この、………………煩わしい〝 音〟は。」( 次から次へと、まるでリモコンを使ってチャンネルを切り替えるようにあれやこれやと整いつつある舞台装置。そして何よりも、何よりもさっき、そして今現在も尚、どこからか【ふたつの鼓動】が聞こえてくるのは〝 気のせい〟なんかじゃあ無いはずだ。秒針の音は響かない。モーターの音はどこにもない。ここには貴方と自分しかいない。なのに、なのになのになのにッッ……………………)「…………………………………………、…………ッ、………………何故、ワタシとアナタに、…………………………『鼓動』があるのですか…………………………ッッ…………………………!!!!!」(ドクドクドクドクドクドク、と早鐘を打つ肉時計が嫌という程に訴えかける。触らずともわかる体温と柔らかな皮膚、見えやしないが確かに感じる、これは、これはきっと、きっとワタシ達の体は──────……………………)(さあ、目が見えるアナタなら今の状況下は彼よりも早急に理解ができるはずだろう。プレートの文字は。)【孕むまでセックスしないと出れない部屋。】(運命の火蓋が、今、………………──────切られた。) (1/24 21:06:09)
風鈴@α-007>
『……むっ?私は閉じていません』(自分も触っていないのに一人でに閉じられてしまった扉。ガチャガチャと必死に叩いている貴方を見る。どうやら自分達は閉じ込められてしまったらしい。閉じ込められたからといってガスが吹き込まれるわけではないから、殺しにかかるわけがない。というか、機械が二人なのだからそんな事をしても意味がないのだが、だとすれば何がしたいのか。とりあえず自分を疑っているであろう貴方に自分は閉じていないとだけ言わなくてはならないと思い口にした途端ードクンー。聞き覚えがあるが、自分に無関係な音が響き渡る。それは自分の体内にも、そして貴方からにも聞こえる。ドクン、ドクン……いつか貴方は言った【ニンゲンになりたくありませんか】と。あの日見せた時計の針は指し示していない。記憶だって存在している。そんなバカなとばかりに自分の手を見てみると柔らかそうな【ニンゲンの手】。貴方の手も繋ぎ目がなく、"ニンゲン"のようだ。そんなバカなと自分の顔を触れば"暖かく柔らかい"。信じられない現象、閉じられた扉、そして【掲げられた文字】) 『落ち着いてください。これは"カミサマ"の仕業です。起動条件が恐らく扉を開ける事だった可能性があります。どうやら掲げられたものをクリアすれば、いいらしい……ですが』(アルマデルの職員である以上カミサマと導き出すのはさほど難しいことではないはずだ。カミサマとは予測不可能な生態である。今回のカミサマは攻撃性が見られないが、規則性はあるようだが……)『【孕むまでセックスしないと出れない部屋】と書かれています。セックスとはなんですか?孕むとはなんですか?教えてください』(ロボットには不要な知識。ロボットには不要な機能。見た目は大人の姿だが、ない知識はない。花言葉だって最初は貴方から沢山言われて教わって漸く身についたレベルだ。いきなり書かれたところで分かるはずがないだろう。α-007からしたら貴方は物知りだ。仮に自分が知らないとしても博識の貴方ならば知っているはずだと困惑を隠しきれない表情と申し訳なさそうな声でいう。もしも、もしも、周りに人がいたならばやめろよ!?と止める人がいたかもしれないが、生憎の二人っきり。心臓は弾む事なく正常に動き続けていた) (1/24 21:26:21)
風鈴@α-007>
((一応α-007の擬人化ですhttps://userimg.teacup.com/userimg/6921.teacup.com/epgwt25/img/bbs/0000104_3.png (1/24 21:26:44)
外@時計師>
『落ち着いてください。』「I can't calm downッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????(落ち着けるとお思いでッッ?!?!?!?!?!?!)」『これは"カミサマ"の仕業です。起動条件が恐らく扉を開ける事だった可能性があります。どうやら掲げられたものをクリアすれば、いいらしい……ですが』「I just want to work. Why do I have to go through this? Goddamn it, I just want to workKKKKKKKKKKKKKKKKKK......……………………」(彼は貴方の言葉にヒステリック気味に返答した。落ち着いた声色、ロボット宛らの乱れぬ脈拍と平常心。……とは打って変わった彼の脈拍は乱れっぱなしである。心臓が痛い、柔らかな体が気持ち悪い。忘却の彼方に忘れ去られた『感覚』を彷彿させらるような錯覚。帽子を地面に投げつけてガシガシガシと悩ましげに頭を搔く彼が何を言っているかは貴方にゃあわかりやしないだろう。しかしその様子だけで相当『狼狽えている』ことは嫌という程に伝わるはずだ。目頭を抑え込む彼は深い深いため息の後、言葉を漸く話し始める。)「………………ッッ゛~~…………………………はァァァァァァ゛…………………………」「…………………………それでェ………………他に情報は?当然出る方法はあるんでしょうね?おそらく我々は今『生身』の状態なんでしょう?いかにも脆そうで汚らわしくて、なんというかそう……………〝不完全そう 〟で。…人間になったところでワタシの目は依然〝 変わらず 〟。残念ですねェ、これじゃあアナタが生き物になったところでどんな状態かは見えやしないんですから。」「ねえ、…………一体その彼(カミサマ)は何が目的なんですか?『機械』に『餓死』をさせる為の大掛かりな演出でしょうか。」(しかしながらお喋りは未だ健在。回る舌、こんな時でも貴方を皮肉ることは忘れやしないのは拗れた性分ゆえのものなのか。人に戻ったところで使い物にならない視界。)「──────ま、それは兎も角として。」(彼は布越しに目元に触れながら顔を上げ、首を傾げては続けて頭に浮かんだ案を次々に投げかける。人の体のままじゃ困ることが、彼にとっては多すぎるんだから。)「窓は?通気口は?ほら、アナタなんのために目がついてるんですか、とっとと状況を説明して下さらないと、…………ほら、分かるでしょう?たまにはワタシの役にも立ってください。………………というかアナタ連絡機器とか持ってないんです?今はロボじゃないにせよ少なくともワタシよりかは無駄に体力があるはずでしょうに。扉とかぶち壊せません?あとはそうですねェ、他に部屋とか、カメラとか、…………………………」(そして、それに答えてくれたのか。貴方はひとつのプレートを見つけた。)『【孕むまでセックスしないと出れない部屋】と書かれています。』(……見つけて、しまった。)「…………………、……………」「……………………………………………………、………………」「…………………………What's …………?」(思わず、あの彼が。あの、『時計師』が、………………耳を、『疑った』。)(〝 今、なんて? 〟)(…………時間とは平等であり不変である。しかし、今この瞬間の6秒間は例外だ。今、初めてこんなにも静寂が包み込む長い長い6秒があることを知ることになるとは思わなかった。しかし無情にもそれは聞き間違いでもなければ、どんなに体感秒数が長くったって時は動き出すことを次の発言が裏付ける。)『セックスとはなんですか?』『………………Wait。(待て)』(1歩、二歩と後退り、低く貴方に一言。)『孕むとはなんですか?』「………ま、待てったらッッ………………」(しかし、貴方は止まらない。)『教えてください』「…………っ、ッッ………………へ、…………」(彼は。)「へ、」(後ろを振り返ったのならば。)「HEEEEEEEEEEEEEEEEELPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPッッ!!!!!!た、たた、助けてェーーー!!ーーー!ーッッ!!!!!!!ここから出してくださいっ!!!!!!!!!いやだ、嫌ですこんなところに居たらおかしくなってしまうッッ!!!!!!ワタシが一体何をしたって言うんですかっ?!?!?!?」(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンどんどんッッ!!!!!)(扉を〝連続で叩きながら叫んだ 〟。おかしい、おかしいおかしいおかしい。わざとか????わざとなのか????そんな、はらむまで、なに………………………………?????)(しかもよりにもよって、コイツと????)「ヤダヤダヤダヤダヤダ!!!!!!!おうち帰りたいッ!!!!帰らせてください!!!!!!お願いですからァーーーーーッ!!!!」「というかそれ〝 ワタシ達に関係ない 〟じゃないですか!!!!!!!おかしいんじゃないですか?!?!?!頭!!!!!」(彼の叫びは、悲痛だった。) (1/24 22:11:15)
風鈴@α-007>
『大丈夫ですよ』(自分と二人っきりになったからか、ニンゲンになってしまったからか分からないがヒステリックに叫び続けている貴方に大丈夫だなんて無責任な言葉を投げかける。よくよく考えれば貴方の反応が普通なのだ。いきなり毎日ストーカーか?と思うぐらい店に訪れるロボットと一緒に入ったのは、見知らぬ密室空間であり、本来ならば機械同士であるはずの自分達がいきなり人間へとかなり変わり、閉じ込められている。だが、α-007はもしかしたら貴方は密室というのが嫌なのかもしれないなんて考えてしまう。餓死させる目的だというならば大成功だろう。ニンゲンには餓死がある。少しでも数を減らす行為ならば、おかしくはないがカミサマは分からないものだ。貴方の目は相変わらず見えないようだけれども、いつか目が良くなればいいのになんて思ってると言えば皮肉を言われてしまうだろうか。壊せないのかと言われても個人的には貴方と二人っきりになれて嬉しいから壊す気なんてさらさら無い。あわよくば顔見知りから違う関係になれたらいいなと思うぐらいだ。さて、貴方が部屋とかカメラとかないのかと言われ探すが存在をしていない。恐らく部屋自体がカミサマなのだろう。ご飯出るならば食べてみたいなと思いつつ)『【孕むまでセックスしないと出れない部屋】です』(言葉を疑っている貴方のために再度恥ずかしげもなく言葉にするだろう。6秒間の無言。再び自分に分からない単語を言う時計師。質問に答えてくれないならば何度だって口にするだろう。最初出会った頃からα-007は聞きたがりなのは"サクラソウ"を教えた貴方が一番よく分かっているはずだ。しかし、貴方は答えてくれるどころか背中を向けて必死に助けを呼んでいる。セックスとは、孕むとはそれだけ危険なものなのかと背筋が凍ってしまう。もしかしたら命に関わることなのではないか?だとしたらなんでニンゲンになったのだ。ニンゲンだけにしか効かない何かがあるのか)『その、もしや"命懸け"なのですか』(自分一人だけならばやってくださいという貴方が叫んでるなら、二人必要だということを察することは難しくは無いはずだ。なんて事だ。このままでは貴方に危害を与えてしまうかもしれない。もしもあの時自分が閉じさせないようにしていたら、危険な目に合わせずに済んだというのに。護衛用ロボットと言われながら自分はいつもそうだ。任務の際では周りのニンゲンのように臨機応変に対応ができない。プライベートだと気になる機械である貴方を危険に晒してしまう。護衛用というにはあまりにもポンコツすぎるのではときゅっと唇を噛み締めると鋭い痛みが走る。……あぁ、なるほどこれが"痛み"なのか。最悪な環境が教えてくれたのは塩しょっぱいもので、溢れそうな気持ちを溢さないように上を見上げると文字が変わっていた)『【1分間キスしないと出られない部屋】……?……!これならきっと死なずに済みますよ!やってみましょう!』(キス、キスとはなんだろうか。少なくともセックスとは違い、命懸けでは無いはずだと思うと思わず声が上がる。貴方を死なせずに済むのが嬉しくて仕方がない。1分間だけだし、楽勝だろう。α-007はキスを知らないからこそ言えるが、10秒間のハグにすら悲鳴をあげていた貴方がとてもじゃ無いが耐えられないはずた。早く出たいという貴方の願いを叶えるため、キスしましょう!と迫ろうとするだろう)>時計師さん
外@時計師>
『【孕むまでセックスしないと出れない部「あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッ゛!!!!!!!!!!!!!!」(大絶叫である。言うか。言うもんですか。ええ、【言いませんとも絶対に】。貴方に聞かれようがこれだけは教えたくないし教えた矢先で『じゃあ実践を』となりゃ洒落にならない。)『その、もしや"命懸け"なのですか』(だからこそ。跳ねた心拍数と貴方と動揺した声色から『しめた』と感じたのならば、1つ。)「…………………………ええ、そりゃもうおぉーーーーーーっても……………………今後の人生に非常に大きく関わり、『人の命』がかかってくる重大な問題です。生きるか死ぬか、……………………考えただけでも、………………」(震えた声色で、嘘はついちゃいないが【これ以上詮索したく無くなるように】と言葉を選んで言ってやった。大体【○○しないと出れない部屋】となりゃ出ちまえばこの不可解な現象も消えてしまうのがセオリーだ。よって、ずっと人で居られる訳じゃあない。こういうことがない限り、貴方は兎も角自らには未来永劫関係の無いことであるならば、貴方に説明なんてしなくったっていい。それに、…………貴方に余計なことはこれ以上覚えて欲しくないのが正直なところである。)(そして。)(そこから貴方は何を見て、何を察したのか。何がきっかけだったのか。パネルが変わったと弾んだ声色で口にしたものってのは。)『【1分間キスしないと出られない部屋】……?……!これならきっと死なずに済みますよ!やってみましょう! 』「『やってみましょう!』じゃあないだろうがこの馬鹿ッッ゛!!!!!!死ななきゃいいって問題じゃあないんです、っt…………だァーーーーッッ……お゛いおいおいおいおい来るな来るな来るな………下げれって………………………ッッ…………もっと他に何か方法あるはずですってばッッ…………何かきっかけでお題も変わる……………そのきっかけを探すんです。もしかしたら案外『普通』に出れるかもしれないですよ?あ」「………………というか、……………………この際教えておきますが、ワタシ達名前もまだ知らないんですよ。お互いに『名乗ったこと』がないんです。…………名前も知らないストーカーと唇を重ねるだなんて『非常識』だ。」「………………ほら、くだらないこと言ってないでとっとと提示された課題を変更する方法、探してください。……………………きっと扉に何か関係してると思いますから……………………」(彼は迫ってくる貴方に待て待て待て、と肩に手を置き止めたのならば、離れることを促しつつ提案した。『キスしましょう』なんて嬉々として言うものだから、当然彼の認識も貴方が『知っている前提』だ。性交渉やキスをせずに穏便に出る方法、…目が見えないとはここまで不便なものだったか。あなたにお題を読んでもらわなくちゃ彼は理解することが出来ないだなんて。) (1/24 23:13:57)
風鈴@α-007>
(やはりセックスと孕むは危険なものだったらしい。物知りの貴方が言うのだから間違い無いだろう。なんて事だ。ニンゲンは命懸けでセックスとやらをするらしい。末恐ろしく思ってしまう。この部屋は余程意地悪のようだ。こんな恐ろしいお題を出さないと出ていけないだなんて。これはきちんと報告書に書かなくてはならないなと思えば)『なんでですか。先ほどのセックスより危険度が低いと思われます。しかも1分間と言う制限が存在しており、早く出たい貴方にとってはとても都合がいいものかと。この部屋は意地悪のようですし、まともなお題が出されるとは思いません』(案外普通に出られるかもしれないと楽観的に考えている貴方に珍しく反論をする。先ほどのことを含めると、次のお題が安全だなんて保証はどこにも無いじゃ無いか。命懸けでやらなければならないお題をしなくてはならないかもしれないと思うと、比較的時間制限のある今回のお題が一番効率が良いように見える)『なるほど、名前の問題ですか。私はα-007と申します。これで名前の知らない存在ではなくなりました』(名前を名乗りあったことがないじゃないかと言われるとあぁっと気づいたような表情を見せる。たしかにこれだけ関わって名前をお互い知らないだなんて可笑しいかもしれない。ならばとばかりに名乗るだろう。これで貴方とも知り合いになれたと思うと嬉しく思う。いや、別に知り合いでは無いわけでは無いけど、より深い仲へと発展したはずだ) 『なるほど、名前の問題ですか。私はα-007と申します。これで名前の知らない存在ではなくなりました』(名前を名乗りあったことがないじゃないかと言われるとあぁっと気づいたような表情を見せる。たしかにこれだけ関わって名前をお互い知らないだなんて可笑しいかもしれない。ならばとばかりに名乗るだろう。これで貴方とも知り合いになれたと思うと嬉しく思う。いや、別に知り合いでは無いわけでは無いけど、より深い仲へと発展したはずだ)
外@時計師>
「……………………い゛いやいやいやいやいやいやいやいやいやッッッッ゛!!!!!!!『なんでですか』じゃあねェんですよ絶対嫌なんですケド?!?!?!?!?!大体ねッッ!!!!!!アナタさっきからワタシが提案している関わらず『1度も扉を壊そうとはしない』、それどころか『外部との連絡』を試みる素振りも見せてないってどういうことですか?!?!?!ワタシのこと嫌いなんですか?!?!その逆ですかそうですかッッ!!!なんにせよアナタ、まるでワタシが外に出たがっているから『これが最善』だと言わんばかりに言うけれど実の所アナタがそういうコトをワタシとしたいだけななんでしょうこの、〝 色物ロボット(ヘンタイ)〟がッッ!!!!!!」(彼も彼で強情である。貴方は先程から『合理性』や『こちらのために』と言わんばかりの口振りで事を進めてくるのが気に入らないんだって。だって考えても見ろ。『初恋』だと抜かし毎日のように口説き落としてくる貴方と『2人きり』。この部屋から出るには『キス』をしなければならない。自意識過剰にも取られるかもしれない。だが客観的に見てこれは〝 アナタにしかメリットがない〟とは思わないか。ヒトに強い憧れを持っていたとしたのならば尚のこと、アナタはきっと【これはチャンス】だと、思ってるんじゃあないか。……それが〝気に食わない 〟のだ。。素直にその通りになんてぜぇーーーーーッッたいなってやるもんか!!!!!!絶対だ!!!!!!)(なあほら何かないか???何か打開策はないか?!さっきも変わったんだよな、もうこの際彼とそういうコトにならなければそれでいい。)(だから彼はさっき見たくッッ……柄にもなく『神頼み』でもするかのように。)「そもそもアナタがどうしてそこまでワタシに執着してくるかホント分からないんですケド?!?!?!?〝 顔見知り 〟ですらないくせにッッ!!!!!!!」(ドンドンドンドンドンドンドンドンドンッッ!!!!!!)(……と。扉を何度も、『連打した』。計数8回ジャスト。)(1『1分間キスしないと出られない部屋』2『能力の罪状を告白しないと出られない部屋』3『最大の秘密の共有をしないと出られない部屋』4『相手の下着の中に1時間手を挿入しないと出られない部屋』5『ポッキーゲームしないと出られない部屋』6『恋人繋ぎをしないと出れない部屋』7『能力の罪状を告白しないと出られない部屋』)(──────8『約束を3つしないと出られない部屋』)(なにか変化はあるか?ここで目が見えるのは『アナタ』だけだ。プレートの文字は…………) (1/25 11:12:17)
風鈴@α-007>
『だってもったいなくないですか?せっかく"ニンゲン"になれたのですよ』(素直に言い切った。なんのデメリットもなくニンゲンになれるなんてこんな奇跡想像にないだろう。あわよくば貴方とキスを交わしたいと思うことだっておかしくはないだろう。変態だと言われても、したいものはしたい。この魔法がいつまで続くかまでわからないからこそ焦ってしまうんだ。ロボットになってしまったらご飯も食べられない。キスもできない。温もりを感じられないし、愛してるの一言も"プログラム"で片づけられずに済む。なのに釣れない貴方は拒絶をするように再びどんどん!!!と神様におねだりをするようにノックをする。こちらもそれが気に食わなくて)『知り合いではあるでしょう。なんで貴方に執着する理由ですか?』(変わる変わるお題にα-007はノックすればお題は変わるのだと言うことに気づいた。貴方は気づいていないかもしれないが,最後のお題は『約束を3つしないと出られない部屋』だった。だからだろう。再びモーターと時計の音が混じり始める。ニンゲンの魔法を奪い去ったカミサマはやはり意地悪でしかない。噛み締められない唇の代わりに、胸がキュッと締め付けられながら扉を叩くように壁側にいるであろう貴方の近くで壁ドンをすればお題は変わるはずだ) 『……そうですね。強いていうならば好きです。色々と教えてくださいますし、意地悪なところもありますが嫌いではないです。綺麗好きなのか毎日掃除しているような部屋も好きですし、不思議なことに貴方のためならば死んでも、嫌な気持ちにはなりません。これがサクラソウならばすぐに枯れますが、生憎とロボットでして。貴方が他の方を心の底から好きになったというならば諦めがつくのですがね』(寡黙気味な彼が語り出す。この言葉だってきっと意味がないだろうし、バッカじゃないんですかと切り捨てられてしまうだろう。それでも伝えたい。好きだと思うけれどそれが恋愛としてなのか、プログラム的事情なのか分からない。だけど他の人とは抱いているものが違うという確信だけは持てた。仲間意識かもしれないと言われても否定ができない。自分が植物ならばいつか心も枯れて、貴方が望むように独りぼっちにさせることはできるだろう。だが、不変のロボットだ。貴方が他の人を本気に好きになるまで諦めがつけられない頑固さまで兼ね備えている。真っ白な空間で鮮やかな赤を保つ貴方は薔薇のように美しく、そして生えた棘が刺さって痛いがそれすら愛おしい)『【互いの持ち物を交換しなければ出られない部屋】です。私からの"モノ"受け取ってくださいますか?』(9回目のノックはカミサマが憐れんだのか、自分に都合がいいものだった。そんなことするぐらいならば、もう少しぐらい二人っきりにさせて欲しかったな) (1/25 13:29:45)
外@時計師>
『だってもったいなくないですか?せっかく"ニンゲン"になれたのですよ』「……………は?アナタのことをニンゲンにするぐらいワタシにだって出来ますケド。それともなんですか???対価有りの、この場じゃ貴方の目を借りなきゃ何も出来ないポンコツ時計(機械仕掛けのカミサマ)よりもご都合主義も良いところな、アナタに味方をして下さる〝 コッチ(運命の部屋) 〟の方がお好みですか??」(彼は貴方の発言に不愉快そうに、やや早口で反論した。そんなの『ワタシにだってできる』って。どこで張り合ってるのか知りやしないが、己も勝手にニンゲン共からその存在は『カミサマ』として指定を受け、管理下に置かれているらしい。別にあなたの事が好きだとか気になるからだとかじゃない、断じてない。ないけれど、〝負けた気がしてならない 〟のは何故だろうか。彼は続けて言葉を羅列……)「いいですよ別に。良いです良いです…………アナタなんて所詮──────゛ッッ………………?!!!!」(──────ドンッ!!!!!!!)(…………しようとしたところで、それは阻害された。)(不意打ちだった。なんせ目が見えないものだから。)(……扉の真横で響いた強すぎるノック音。きっと貴方が目の前にいて、扉を叩いた音でしょう。悔しげだったか、ほんのわずかの苛立ちだったのか、特に何も考えず、だったのか。そりゃ分かりやしないけれどあれほどうるさかった彼を黙らせるには十分だったかもしれない。……チクタクチクタク、そこに交じるモーター音は聞きなれたものだった。ニンゲンの時間はもうおしまい。貴方に夢を見せてくれたのは一瞬のことで、それで。)『貴方に執着する理由ですか』「…………………………、……」『強いていうならば好きです。』「……………………また、それですか。」『色々と教えてくださいますし、意地悪なところもありますが嫌いではないです。』「……余計なお世話です。」『綺麗好きなのか毎日掃除しているような部屋も好きですし、』「…………………………、」『不思議なことに貴方のためならば死んでも、嫌な気持ちにはなりません。』『これがサクラソウならばすぐに枯れますが、生憎とロボットでして。貴方が他の方を心の底から好きになったというならば諦めがつくのですがね』「……………………………………、…………………………」(皮肉げに『ロボット』と自らを口にする貴方の言葉、〝またかよ 〟と口にするほど聞いてきた愛の言葉。貴方のことを〝 愛してる〟。貴方のことを〝 好いている〟。惜しげも無く注がれる無垢なそれは〝 プログラムじゃない〟とも言いきれない癖に。何を一端のニンゲンのような口振りで。いつだってアナタは勝手だ。妥協してやってるのはこっちだ。やってくる貴方が花を渡しては楽しみにするかのようにその花言葉を言い当てるまで待ってい姿も、飲めない紅茶の茶葉を渡して来るのも、そもそも来ないで欲しいのにやたらと来るから、仕方がなく『12時半から6時になる前に』という案を出したのも。)(……………………妥協どころか最近は踏んだりけったり。)(貴方のために日本語を学んだのに、とある奴にゃあキモイと言われるし、月の民にゃあ弟扱いを受けるし、挙句1番聞いてもらいたかったあなたにゃ勝手に忘れられて、なのに思い出したいと泣きそうな声で謝られたことも。泣きたいのはこっちだ。)(なのに。)『【互いの持ち物を交換しなければ出られない部屋】です。私からの"モノ"受け取ってくださいますか? 』(ほらな、まただ。)「……………………、………………」「……………………………」「………………………………………………、…………………………一つだけ、教えておきましょう。」(彼は、静かに口を開く。)「………………アナタが〝 愛しているとほざいているモノ〟は、………………クックロビンという『装置』の………『部品』に過ぎないって。」「自立式の〝 ロボット 〟なんかじゃあないんだって。」「………………………ワタシは、【イメロロギオ・M・イグルーシカ(機械仕掛けの暦の玩具)】です。」(彼は、一つだけ秘密を貴方に零した。なにか勘違いているようだと。…………彼が『クックロビン』を作ったんじゃあない。彼『が』クックロビン『の』部品なのだと。それでも今だ、夜を口にすることは無かった。)「……………………それで、一応聞いてやりましょう。」「……………………アナタはワタシに何をくださるンです?……………………逆にアナタはワタシから何が欲しいんです。時間ですか、それこそご都合主義な〝 魔法〟ですか。」(青薔薇の花言葉は『奇跡』だと。赤い薔薇は言わずもがな。彼は貴方に問い掛けた。) (1/25 15:11:12)
風鈴@α-007>
『気にしているのですか?……随分と"可愛らしい"ですね。もちろん好みなのは貴方ですよ』(不愉快そうに、早口で反論し始めた貴方が可愛らしくってつい"口説いてしまう"。あなたの出会ってから数日が経ったのだが、ロボットとして不要なはずの口説きを身につけたのは貴方の魔法だろう。出来るのは知っている。だけど、"お互いに人間になる"のは今の部屋しかできなかった事じゃないのかい?貴方は人間の姿でいた時非常に混乱をしていた。前にも聞いたが人間とは不完全な生き物だと見下しているのだから、ショックがデカかったのかもしれない。ただ、欲を言うなら10秒間だけの抱きしめをしたかった。それだけで死ぬ事が当たり前な世界でも、強く生きられる気がしたから) 『えぇ、何度でもいいますよ。貴方が好きです。いつかちゃんとプログラムではないことを証明してみせます』(また愛を囁いた。耳にタコができるのではないかと思うくらい何回だって吐かれていく好きの言葉。ちゃんと12時から6時までの時刻をまもって、お互い飲めもしない紅茶をプレゼントしたり、目が見えなくても香りだけで鼻が分かるように匂いがする花を持ってきたり、プログラムには記入されていないだろう行動ばかりして頭の中はERRORばかりだけれども、やめるのかと言ったら辞める気はなかった。もしも不用品だと言われ壊される運命になったとしても最後に思うのは多分貴方だ。いや、そうでなくてはいけないのだろう。どれだけ愛を囁いたとしても振り返ってくれない高嶺の花は、それぐらいしなくては0.001%の気持ちすら汲みとってはくれないだろうから)『……』『……嬉しいです』『ようやく"貴方"を知ることができました。なるほど、イメロロギオさんですか。イメロさんと呼びますね。ふふっ、そっか、貴方の名前はそうなのですね』(諦めさせるためにか口を開いた言葉は、自分は部品にしかすぎないのだという言葉と貴方の名前であった。自立型のロボットですらないのかよと諦めると思われた無音は、むしろ喜びを含んでおり幸せそうに呟かれた。だって貴方今の今まで自分の話、魔法以外だとしてこなかったじゃないか。名前も言ってくれない。何が好きなのかも教えてくれない。そんな貴方が教えてくれたのだから喜ばないはずがないだろう。たとえ部品だとしても構わなかった。自分が好きなのはイメロロギオ・M・イグルーシカ貴方なのだから)『そうですね。私モノなんて持ち合わせていないので、"私"を差し出すしかないんですよね』『えっ、言ったら貴方がもらえるのですか?では、貴方をください。お願いします』(時間?ご都合主義な魔法?そんなもの"2回も蹴っただろうに"。貰えるならばとばかりにここでも口説き始める。といっても、こちらから渡せるものといえば自分ぐらいだなんていう理由だから。ロボットに所有物なんて必要ない。貴方のように服を身につけているわけではないから丸裸。自分の身体一つだ。赤薔薇を捧げる準備はいつだって出来ているけど、この気持ちも却下と言われるのだろう。そんな釣れない貴方も"好きだ"一応ライセンス【口説き】を使います) (1/25 15:42:26)
外@時計師>
『気にしているのですか?……随分と"可愛らしい"ですね。もちろん好みなのは貴方ですよ』「go to hell (くたばれ)」(こいつこんなに饒舌だったか……???と疑問符を抱く。ことある度に好きだの愛してるだの可愛らしいだの、ベタベタとした砂糖がこびり付く。咀嚼すれば喉が焼けるように痛くなるに違いはない。蝶よ花よと愛でられるように、鉄と歯車と秒針でできた時計をよくもまあそんな飽きもせず。一言零した言葉は低く短く、唯一の救いは貴方が『この言語を理解していない』ことかもしれない。)『……………………………………』(……でも。)(嗚呼、良かった。そんな貴方も漸く意味を理解してくれたらしい。貴方を含め、ニンゲンを見下すような態度を取っていたのは『部品』でした。クックロビンは『舞台装置』です。部品は独りでには動かないし飛び出して渡航するなんてのも出来やしない。)(しかし。)(それなのに。あなたと来たらもう、〝 最低〟だ。)『……嬉しいです』(だってこれだもの。)「…………何を言って」『ようやく"貴方"を知ることができました。なるほど、イメロロギオさんですか。イメロさんと呼びますね。ふふっ、そっか、貴方の名前はそうなのですね』「………………、…………………」(…恋は盲目とはよく言ったものだ。「知ることが出来て嬉しい」?そこになんのメリットがある?名前なんてなんの足しにもならない。魔法についての話しかしないのは、その魔法が『彼の最大の活用用途』だからであって、……だから。だから、決して。)「……ワタシ、貴方を喜ばせたくて言った訳じゃあないのですけれど。」(これに尽きた。)(名前なんてなんの足しにもならないだろうに。僅かな動揺は密やかに押し殺した。そんなことよりも何が欲しいんだ、貴方は。何を一体渡そうってんだ、貴方は。今はこんなことよりもお題が最優先でしょう。) 『そうですね。私モノなんて持ち合わせていないので、"私"を差し出すしかないんですよね』『…えっ、言ったら貴方がもらえるのですか?では、貴方をください。お願いします』「………………………はァ??アナタどうでもいい時には花とかなんとか持ってるのに、どうしてこんな肝心な時に持ち合わせてないんですか????バカなんですか???大体アナタなんて貰ってどうしろってんです、なんに使うんです??ねェ、解体(バラ)して時計の部品に組み込めって???アナタみたいな粗悪品で時計なんて作ったら狂いまくりもいいところ、マッドハッターがバター塗って紅茶ぶっかけてお砂糖にミルク、そしてレモンを搾って閉じた懐中時計みたくなってしまうに決まってます。」「…そもそもねェッ、…そもそもワタシはクックロビン1価値のある時計ですよ????なんにせよアナタ如きに渡してなるものですか。却下します。」 「…………………でしたら、……〝一つ 〟しかないでしょう。」「……………………これが最後です。……お題が変わるトリガーは恐らく『ノック』なんでしょう?…………ワタシ、………〝 目が見えない〟ンで。」「…………………今の状況に限っては、……長針と短針のように、……お互いが〝 必要不可欠 〟で、…………………」「…………………ほら、……だから、………」(トン、トン、トン、………………)「………………早くしてもらっていいですか。」(彼は手の甲で秒針を刻むようにノック音を鳴らした。あれだけ繰り返してりゃトリガーぐらい分かるでしょう。一つは自分の連打、もうひとつも自分の連打、最後はあなたの壁ドンで、……ならばこうして叩いてたって問題は無い。みるみる変わるお題、貴方しか読めないんだもの。〝これがいい 〟と言われたら、彼はその手を止めるはずさ。〝選べ 〟とはわざわざ口には出来なかったけれど。) (1/25 16:39:04)
風鈴@α-007>
『私その言葉分かりませんね』(自分が饒舌になればなるほど、短くなる貴方の言葉。しかし、言葉がわからなくても悪口なのはなんとなくわかる。貴方の口から砂糖のように甘い言葉なんて吐き出されたことはない。いつだってジンジャーが効きすぎたクッキーみたい。それでも噛み砕いて飲み干している姿は周りからしたら滑稽に見えていることだろう。でも、それしかないんだ。そういう態度を取ることでしか貴方に自分の好意を渡す方法がない。死んでも離れないという行動は既に実行している。ならば後はなんて言われようともそばにいることを実践し続けるだけだ。都合がいいことに自分も貴方も機械で寿命というものは存在していない。分かってくれるまで、貴方が他の人を好きになり続けるまで気長に待ち続けることだろう) 『イメロさんはそう思うかもしれませんが、私からしたら嬉しかったのでいいんです』(喜ばせたいわけで言ったわけじゃないことぐらい分かる。貴方はいつだって意地悪だ。部品だと言うことで諦めるとか考えていたのだろう。おあいにくさまだが、諦めるほど柔な身体、いや、頑固さではなかった。そんなことで諦めさせるならば死んだ時に既に離れ離れになっているだろう。可哀想なイメロロギオ。どうやら貴方の思惑は外れてしまったようだ。しかし、動揺は気づいていないのかいつもの貴方だと勘違いをしている。お題が優先だとばかりに貴方は話題をすり替える)『いや、むしろない方がこちらとしては良かったのですけどね。貴方にバラされるならば悪くないでしょう。死にたいわけじゃないですが』『……そうですか、いつか心は貰えるように努力します』(どうやら願いは叶わなかったようで、少しばかりしょんぼりとするがこれでよかったのかもしれない。この後でお題があったから渡しただけで貴方なんかにやることは一生ありませんなんて言われるぐらいならば、今は崖の上に咲く花のままでいて欲しい。いつか自分に振り向いてくれたならば身体ではなく、心を貰えるようになっていたらいいのだ。ここばかりはカミサマの力を借りることはできないだろう。これが最後だとばかりにノックを繰り返す貴方。自分で選べだなんて"命知らず"とも言えるだろう。そんなの決まっているじゃないか)『私、欲が結構強いみたいです』『えぇ、貴方も分かるじゃないですか。私に任せたらどうなるかなんて』『……誘ってます?』(ストップと止めた時には、再び心臓の音が混じり合うことだろう。お題は言わなくても分かるはずだ。α-007に任せればどうなるか分かってるはずだ。先ほどから"キス"というのに執着していたのだからね。4回目のノック、カミサマが出したお題は【1分間キスしないと出られない部屋】)『私だけがニンゲンでもできませんもんね』(貴方の魔法では叶えられない状況。密室空間。距離は近いとなれば分かるだろう?貴方は言った。唇をやるのは嫌だって。"嫌なことしてしまうかもしれないけれど自分はやりたいと思うならばそれに従いたい") (1/25 17:10:08)
外@時計師>
『私その言葉分かりませんね』「バカには分からないですからね、これ。」(きっと目が見えていたのならば。お題がアナウンス式だったのならば。せめて点字か何かだったのならば。タラレバ並べたって仕方がないけれどそう思わずには居られない。もしもパネルの文字がみえる術があったんなら、自分が勝手に選んで実行していたし、もっと効率的に外に出る方法を導き出していたはずなのに。その八つ当たりなのか、貴方に悪態をつくことをやめられない。)(トン、トン、トン、)(『ストップ』。)(──────〝 ドクン〟。)(嗚呼、そして。まただ。また聞こえた。肉時計が鳴り響く音が2つ。柔らかな皮膚と縫い目の無くなった口元。彼はどこかで聞き慣れていた〝脈拍 〟にうんざりしたような顔を見せていた。人より低い体温。目は、相変わらず見えない。だから貴方の姿形は見えやしないけれど、その声色の中には呼吸音が混じっていて、…嫌でもそれは録音やら機械ではなく、貴方自ら話していることがより明白になっていた。)『私、欲が結構強いみたいです』『えぇ、貴方も分かるじゃないですか。私に任せたらどうなるかなんて』『……誘ってます?』「これもひとつの〝妥協案 〟です。 自意識過剰過ぎですよ、恥ずかしい方ですね?」 (誰が貴方なんかと、と反吐を吐くように言い放つ。さっきからろくなお題が出ちゃいない。………否、出たとしたって貴方がノックしちゃ意味がないのだ。目が見えないということは再三言う通り文字が読めない。文字が読めないということは自分が『当たりのお題』を出しても分かりやせず、貴方が『嘘』を付けばそれを信じざるを得ない。これ以上とんでもないお題が出て、貴方に詰め寄られるぐらいならば 不本意ながらにもこの条件を飲むしかないのだ。)『私、欲が結構強いみたいです』『えぇ、貴方も分かるじゃないですか。私に任せたらどうなるかなんて』『……誘ってます?』「これもひとつの〝妥協案 〟です。 自意識過剰過ぎですよ、恥ずかしい方ですね?」 (誰が貴方なんかと、と反吐を吐くように言い放つ。さっきからろくなお題が出ちゃいない。………否、出たとしたって貴方がノックしちゃ意味がないのだ。目が見えないということは再三言う通り文字が読めない。文字が読めないということは自分が『当たりのお題』を出しても分かりやせず、貴方が『嘘』を付けばそれを信じざるを得ない。これ以上とんでもないお題が出て、貴方に詰め寄られるぐらいならば 不本意ながらにもこの条件を飲むしかないのだ。)
風鈴@α-007>
『妥協案だなんて……。そんなこと言わないでくださいよ』(α-007だって意地悪ではない。ちゃんとキス以外のものでと言われていたならばそれ以外を選んでいたことだろう。それをしなかったのは貴方だ。トクントクンと胸が高まってしまうのは、気のせいではない。機械ならば感じられなかった音の変化に気づいてしまった。この意味はなんだろうか。キスができるという喜び?恋をしているという証?それとも卑怯者だと遠回しに言われた罪悪感?ニンゲンになったばかりの自分には分からない。分かりたいのに、もどかしい。あぁ、自分は今生きてるんだなんて実感するとしんみりしてしまう。魔法が解けてしまえば日常に戻る。何も感じられないロボットとなる。舞踏会で踊るシンデレラも同じ気持ちだっただろうか。考えごとをしていると細くて折れそうな指先が自分の顔を包んでくれていた。冷たいような暖かいようなその指先に泣きたくなる。まだ、魔法が解かれないで欲しいと。……しかも貴方はとんだ意地悪をするのだ。額にキスだなんてそんなの"ロマンチック"ではない。キスをされたのは嬉しいけれど、これが最初で最後ならば)『私、欲深いといいましたよね』(男性の手らしくゴツくて大きな手を真似するように、そっとあなたの顔に添える。真剣な声で言うのだから嫌な予感がするかもしれない。そうだ。自分は額のキスでラストキスになんてしたくない)『貴方言いましたよね。"唇にするのがキス"って。そしてそれ以降は何もないんだって言いました』(わざと額から貴方の顔を離せば"リセット"されるはずだ。1分間続けなければキスしたとはみなされないのだから。こちらは元とはいえ護衛用ロボット。力の差はあるはずだろう。見えない赤い目はどこか憂いを帯びている。キスを交わしたところで貴方に抱いている感情がなんなのかもわからない。だが、今はニンゲンだ。今ならば【プログラム】なんかに縛られなくて済む。……この後避けられてしまうかな)『愛してますよ』(そういい貴方の唇にキスをしようとする。何度だって吐かれた言葉に熱がこもっていたこと、うるさいぐらいほどの心臓の高まりは塞がれたかもしれないキスによって隠されてしまうかもしれない) (1/25 19:57:16)
外@時計師>
「ちょ、……はァァァァ゛…………ッ゛……????」(額のキスは、〝拒まれた 〟。まるで寝る前にそう、としてやるような。悪い夢を見ませんようにとまじないをかけるような生ぬるいものじゃあ嫌なのだと言い放って。)『貴方言いましたよね。"唇にするのがキス"って。そしてそれ以降は何もないんだって言いました』(嗚呼言えばこういう。てこでも聞かない。どこまでも愚直で、従順なフリして飛んだ狼じゃあないか。まったくこちらの思い通りになんか、出会った時からなってくれたことなんてなかったじゃあないか。聞かないのは貴方と言ったって『孕むまで』だとか『所持品を』だとか【不可能なことばかり】。)「…この期に及んで………、…ッ゛…………あのねえキスと言ったってなにも唇同士を合わせることだけでは無いのですよ、手の甲だとか先程見たく額だとか………………」(彼は至近距離だからか苛立ちを抑え込み、なるべく怒鳴ることのないよう小声で説明をした。キスなんてしたくない。増してや貴方はほんの小さな好奇心からソレを試したいんじゃあなかったのか。好奇心でファーストキスを売るだなんてそれこそ貴方が好きそうな『ロマンに欠ける』筈なのに。貴方はまるで話を聞かない。ごつく大きな手が頬に添えられる。暖かくて、そこから届く脈拍は深く、貴方自身こ言葉より先に『私は生きているんだ』と訴えられているようだった。…今まで多くの音を聞いてきたさ。時計の音、子供の笑い声、街の喧騒、……ある客は〝 人を殺したことをなかったことにしてくれ 〟と煩わしく、怯えきった小動物のような肉時計を鳴らし店にやってきた。)(ある客は、〝 飼っていた犬が僕のせいで死んだ。あの時こうしておけば良かった。だからお願い、時計師さん、僕のあの時の時間を…〟と。シトシトと雨が降るような静かな肉時計の中にほんの少しの、西日のような奇跡に縋る音を鳴らしてやってきた。)(…──────ある女性は。)(〝 …恋をした〟。)(〝 愛してしまった〟。)(〝でも、こんな身体じゃダメだから 〟。)(〝 あの人の隣を普通に歩けますように、どうか〟)(〝どうか 〟。)(──────〝ドクン 〟。)「……待ってください。セブン、…………………」『〝 愛してますよ〟』(煩わしい肉時計の音が〝1番近く 〟で鼓膜を揺さぶる。1つは貴方のものだ。貴方の言葉は今までのどんな愛の言葉よりも切なくて、苦くて、…確かな〝 温度〟が存在した。恋をする客の肉時計の音は、誰より熱く不規則だ。貴方は顔を近づけ、彼に唇を──────………)
「………ッ、お゛っ…………友達!!!!!!!!!」
「〝 お友達 〟に゛ッッ、………………なりませんかッッッ……?!!!!!!!!!???????????」(…重ねることは、なかっただろう。口元に手を押し当てる彼は、貴方を確かに『阻止していた』。)「そうですよお友達ッッッ……お友達同士ってねェッ!!!『お口でキス』はしないんですよねっ!!!!ええ、もうこれ『常識』ですよ?!?!?!アナタみたいな〝 バカ 〟は分からないでしょうけれど、いやまた1つ賢くなりましたねッ!!!!!???」「と、いうことで、どうです????!!!!!」(彼は提案した。『お友達になりましょう』と。不本意ながら、今の状況じゃあこれしかない。ほらよく言うじゃないか恋愛だってまずは「友達」からだって。頭が回っていない彼。〝 心臓が痛い〟)「お友達ならばお口にキスはしないと言いました!!」「………──────のでッ!!!!!キス、をするならば頬や額がッ!!!!!妥当だと、思いますけどねェ?!?!?!?ワタシはッッッ!!!!」 (1/25 22:28:24)
風鈴@α-007>
『いやです。唇にしたいです』(怒りを抑えてくれているのが貴方ほどではなくても耳がいい自分への配慮だったならば嬉しい。口では皮肉ばかり言っているけれど、態度では時々気遣うものだから"勘違いしてしまいそう"。頬や額だったら、勿体無いからしたくないのに本当分からず屋だ。もう少しぐらい自分に振り向いてくれたっていいのに、どんどん先へと進んでしまう。止まってくれとはいわないから、ちょっとでいいから、自分と同じ速度で歩いて欲しいと思うのは我儘だろうか。手から伝わる温度は、嘘じゃない。自分から、貴方から伝わる暖かさに心の底から歓喜する。私は今貴方に触れられている。貴方の温もりを感じられる。脈が伝わる。ニンゲンならば当たり前のことですら、α-007にとっては掛け替えの無いものだった。一瞬だけ夢を見てるのではないかと思ったけれど、鼻にかかる息が現実なんだと教えてくれる。それが切なくて嬉しくて悲しくて寂しくて、混ざり混ざった感情はほろ苦く酸味の効いたアメリカンコーヒーみたい)『……今、名前呼ぶなんてずるいですね』(初めて呼んでくれた名前に心臓が跳ねる。気になる人(キカイ)に名前を呼ばれて気にしないほど無神経ではないのだ。ぴたりと止まる身体を狙ったかのように阻止されたキス。そしてお友達になりませんか発言。綺麗にされていたディナーをめちゃくちゃにひっくり返された気持ちだ。伝わらない。貴方のことが好きだと言うことも。このキスが"ラストキス"である可能性があるから額ではなく唇にしたいのだと言うことも。全てはα-007側の都合であり、貴方からしたら好きでもないやつのキスなんかしたくはないだろう。ぎゅっと締め付ける心臓が痛くて苦しくて) 『友達に、ですか。……すみません。なんかオイルが溢れてますね』(ポロリ、目尻から溢れた液体の名前をα-007は知らない。どうしてこんなにも伝わらないのかと思うと声まで震えてきてしまう。人間の身体は不慣れだから何かしらの不備が起きてしまったのかもしれない。身体が熱いし、目は溶けちゃうのではないかと思うぐらい痛いし、心臓だって主張しすぎだ。なんだこれ。初めての感覚に自分の胸元辺りを押さえ、これ以上迷惑をかけないようにしないといけない。お友達、お友達とはなんだろうか。恋に関わるものだろうか。関わらないものだったら嫌だな。だって諦めろと言われてる気がして、苦しくなっちゃうから)>時計師さん (1/25 23:07:17)
外@時計師>
「…………………ッ゛………え…………」(彼は、ピシ、と固まった。彼に貴方の表情は見えない。けれどこの耳は。『脈拍すらも拾うスグレモノ』。涙に濡れたその声色、………『目からオイルが零れる』だなんて。嗚呼、まさか。)「…………………ちょ、………ちょちょちょ、な、なんで、……………なんで………………」(まさか。)「 なんで、アナタが〝 泣くんですか〟………??!!!!」 ( 目前にいるであろう貴方は、恐らく泣いていた。何故?どうして??自分にしては〝 比較的優しい提案〟だったじゃないか。泣くことなんてなかったじゃないか。いつも口にしている『大嫌い』や『興味無ない』『帰れ』なんていう、真っ向からの拒絶よりも遥かに生ぬるいじゃないか。何が貴方をそうさせたのか。)(…〝せっかくニンゲン になれたのに〟。)(彼は貴方の言葉が脳裏によぎる。彼はいつしか口にしたことがある。〝 機械同士は恋愛なんてしないのだ〟と。〝貴方のそれはプログラム 〟なのだと。)(では。)(〝互いが人間である今は 〟?)(考えても仕方がない。分からないものは分からない。動揺の色を見せていた彼だが、なんだかやはりいつもながらに段々腹が立ってきてしまった。クソッタレが、どうしてこうも貴方は〝 面倒くさい〟のかと。これじゃあ〝 ワタシが悪いみたい〟じゃないかと。彼は強かに舌打ちをついたのならば、自らの頭をがしがしとかいた後、腕を広げ貴方をきっと、……)「…………ッ、……………だァァァァァァ!!!!!!!!!!!!もうッ!!!!!本当に仕方がないヒトだな゛ァ?!?!?!」(少々雑に、〝 抱き寄せる〟かもしれない。)「…………ッ゛………ほらッッッ………アナタのしたがっていたハグですよ。分かります??〝 ハ・グ〟ッ、………ぎゅーーーーってしってやってんです、いいですか??『恋人』に限らず、『お友達』や『家族』はハグをするんですよ!!」「あーーーあーーーッ!!もうワタシったらなぁんて優しいんデショ!…………ッそしてェ………アナタのそれはオイルじゃなく、〝涙 〟と言われるものなのです。………あくびをしてみたり、…感情的ならば嬉しかったり、感動したり、悔しかったり、悲しかったりすると、…………暖かい雨みたいなのが零れるんです。欠陥じゃあない、……それが感情で、…………」「……………、…………………〝 人間〟とは、そういうものなンです。」(貴方が10万円を支払うと言ってまでしたがっていたことだった。彼は貴方の後頭部に手を当てて、頭をくしゃくしゃと撫でてやる。その短い髪に触れたのなら、指の間を通り抜ける硬めの髪質、身体を寄せればさらに伝わる貴方の心拍と体温。彼は頬を寄せて、貴方の耳元でぽつりぽつりとひとつずつ説明をするに違いない。)「……………別にアナタが嫌いだとも、いなくなれとも言ってないんです。ただアナタはね、少しばかり急ぎすぎだと言ってるんですよ。今日初めて名前を知ったぐらいだ。互いを何も知らなすぎるンですって。だからこれから少しづつ時間をかけて、何があったのかとか依然はどんなことをしてたのか、好きな物とか嫌いなものとかをォ…………Ahhh………Son of a bitch... I don't know what I'm talking about. I'm not trying to say this.…………(あーもうクソッタレ………私は何を言ってるんだ)」「………………兎に角ッッッ…………アナタもそうした方が何かと都合がいいのでは?ワタシのこと、ほら、……はは。もしかしたら気の迷いでしたー!ってなった時、キスしちゃったりなんてしたら、ねェ?それに貴方にはまだ人間になれる方法があるかもしれないですし。」「………………だからつまりその何が言いたいって、……………」「…………」「…………………ワタシもアナタのことを、もう少しだけ知らなくちゃいけな、………嗚呼、いや違うそうじゃない、なんだ、………It's not coherent(まとまらないな).……………えっとぉ………」「…………………ッ、……時間が必要と、言いますか……………」「…………アナタの感情がプログラムじゃないことはもう今クソほどによく分かりましたから、…………」「………………………」「………ご理解頂けます?」(彼は不器用ながらに言葉を羅列した。人になっても尚、あんなふうに口にしてくる。涙を流したり、肉時計の音を乱したり、……体が人間と言うだけで意思や想いに変動がないのならば、これは紛れもない『感情』さ。認める、認めてやる。だからこそ、彼はひとつの提案を貴方にしたんだ。まずは、『お友達』からだって。…若干、不本意だけれど。) (1/26 13:59:12)
風鈴@α-007>
『泣いている……ですか』(動揺する貴方の声から紡がれたものは"泣いている"という言葉だった。その言葉に自分は泣いているのだと理解ができた。なんで泣いているのかは自分では分かる。魔法が解ける前に貴方と甘いキスをしたかったからだ。だけど貴方は釣れない態度をしてきたから悲しくなってきたら、出てきてしまった。ニンゲンはいつもこんな分かりやすいものを隠して生きてきているのか。自分の周りで液体を流した人は自分に当たったりする人がいたけれど、今ならば分かる気がする。激しくて苦しくて痛みを伴う状況で誰かを構うなんてできないし、誰かに当たらないとやっていけない。言葉を発するとイメロに八つ当たりをしてしまいそうで怖い。でも彼は短気だ。泣いている姿なんか苛立つ対象となり突き放されるのではないかと思うと怖くてまた涙が出てきた。どうしたら止まるのだろう。いつもはいらないと思っていたプログラムが今は欲しい。強制終了させてくれないだろうかと思っていると)「…………ッ、……………だァァァァァァ!!!!!!!!!!!!もうッ!!!!!本当に仕方がないヒトだな゛ァ?!?!?!」『……10万円、払ってない、ですよ……?』(ぎゅっと包まれた温度はやっぱり自分よりも冷たいけれど、どこか落ち着く。でも、自分は10万円払っていない。あの時は頭だって撫でてくれなかったじゃないか。随分とサービス精神が旺盛な気がする。今回はいくら支払わないといけないのだろう。下手したら100万以上かもしれな。……それでも構わない気がする。トクントクンと脈の音が落ち着く。ニンゲンってこういうことも出来るんだ。ニンゲンはいつもこんな幸せを感じているのか。いいな、羨ましいな。自分がニンゲンだったならば、きっと"日常(当たり前)を大切に生きていくのに"。鼓膜を揺さぶる貴方の声に少しくすぐったさを感じながら) 『嫌いじゃ、ない?』(嫌いではないと言ってくれた気がする。泣いていると頭がぼーっとしてうまく判断ができないんだ。でも、よかった。自分は嫌われているわけではないらしい。それだけを知れただけでも幸せを感じられる。ただ、自分は急ぎすぎなんだと。お互いに知らなさすぎるのだと。"時間"が必要なのだと。不器用ながら伝えてくれている) 『嫌いじゃ、ない?』(嫌いではないと言ってくれた気がする。泣いていると頭がぼーっとしてうまく判断ができないんだ。でも、よかった。自分は嫌われているわけではないらしい。それだけを知れただけでも幸せを感じられる。ただ、自分は急ぎすぎなんだと。お互いに知らなさすぎるのだと。"時間"が必要なのだと。不器用ながら伝えてくれている)
外@時計師>
『……10万円、払ってない、ですよ……?』「ええ、………………そうですね。払ってないですね?払いたいんですか?こういうときはね、黙ってればいいんです。」(この期に及んで前に言ったことを持ち出してくる貴方。この期に及んで雰囲気ぶち壊しじゃないか。…自分が悪いけれど。〝 お金なんていりませんよ〟と素直に言えない彼は、短くぶっきらぼうに答えたのならば落ち着くまでずっとそうして、…それで。貴方の話を聞くことにする。なんでこんな子守りみたいなことをやらなくちゃあならないのか。そしてどこか〝前にもこんなことがあった 〟のは、気のせいだろうか。貴方の脈拍の音が徐々に徐々に落ち着いてくる。嗚呼、畜生後でクリーニングに出さなくちゃな、なんて………無粋ながら思ってはいるし、〝 嫌いじゃないか〟と反復されれば、〝…ええ、まあたぶん、はい。 〟とどこか腑に落ちない態度を取るのだけれど。)(けれど。)『……私が忘れても、ちゃんと教えてくれますか?』「……………………え゛ーーー………」「…………嗚呼、まあ多分…………………気が向けば、そのうち……………」「………………………………」「……………………………」「…………………………嗚呼、もう。嘘です、分かりました分かりましたよ。覚えてますし教えますよ。多分ね、ホント。〝一応 〟約束しておいてあげましょ。」「……………ワタシが忘れちゃ元も子も無いですけれど。」(…観念したようにこんなこと答えるわけが無いじゃあないか。どうやら丸く収まったのか、徐々に落ち着きを取り戻し始めた貴方に対し、『ハイハイもうよろしいですか?』と問いかけたのならば、ゆっくり離れようとすることでしょう。そして、今度こそ。)「…………………きっかり1分、………〝額 〟にキスをします。宜しいですね。なんせほら、『ご友人同士』ですからね。」「とっとと済ませて帰りましょ。」(なんて言って、僅かに背伸びをして再び、唇を貴方の額にやわく乗せるかもしれない。少しばかり屈めと言いたいのか、肩に添えた手に僅かに力が篭もる。)(──────きっと、時計師さながら1分ジャスト。1秒のズレもなくゆっくりと離れる頃には。貴方は『護衛ロボット』、自身は『クックロビンの部品』として、再び生きることとなる。) (1/26 14:57:01)
風鈴@α-007>
(黙っていればいいんですよと言われれば、それを学習した。どうやら何でもかんでも口にして良いわけではないらしい。空気を壊すような真似はしてはいけない。今度本とやらを読んでみようかな。貴方のような物知りになっていたならば喜んでくれるかも知れない。なんて考えてしまう。暖かい温度と優しい態度のおかげか目から溢れていた雫はぴたりと止まっている。自分ではどうしようもなかった涙を止めてみせるだなんて魔法使いみたいだ)『…………』『嘘はよくないです』『それに貴方が壊れないように私が"護ります"』(軽くあしらうように嘘(ジョーク)を言われると真面目なロボットはダメだよなんて口にするの。本当冗談が通じない堅物だ。それが彼なんだ。それがα-007という個性なんだ。そしてどこまでいっても護衛用ロボットのクセが抜けないのだろう。貴方が死ぬみたいかもみたいなこといえば、護りたいと真っ直ぐに伝える。貴方が苦しむような姿は見たくない。貴方が悲しむような姿は見たくない。そうならないように、あの日みたいに紅茶を溢さないように、自分は生きるし、貴方も生かさなくてはならないだろう。二度目の額のキスは、柔らかなもので肩に力が篭ってるから貴方がキスしやすいように屈むだろう。1分ジャスト。私達は"機械"に戻っていた。だけど忘れはしない。あなたからもらった温もりも、心拍音も、そして触れるだけのキスも、全てサクラソウに閉じ込めておくんだ)『……名残惜しいけど、行きましょうか"イメロさん"』(ガチャリ、貴方が先に出れるように扉を開けばチクタクと音が聞こえてくる。ただいま現実の世界。今日も変わらず時計は回り続けている)〆 (1/26 15:12:44)