敗北@布瑠部 藍>
『さて、君とはあまり組んだことは無かったような気はするけれども____』転移ゲートの前で、彼と視線を合わせる。衝撃吸収式粉砕型大斧「ガイア=ノヴァ」。頼みの綱として愛用する巨大な斧と_____多分こんな場所にいるのは場違いだろう、愛玩動物____それは猟犬や、大型犬などの戦闘のパートナーにするような猛獣の類などではなく_____ポメラニアンが、服を着せられてリードに繋がれている姿だった。絵面としては不気味で、不釣り合いで、不合理だ。巨大な武装、矮小な動物。そんなものを連れて歩いて任務に行くのはこの女くらいのもので。『たー、だ。安心して。好きに動いてくれていいよ、お姉さんは大体合わせられるから。』多分、彼とはあまり組んだことは無いだろうと、少なくとも藍は認識している。たとえそうだとしても、間違いなく合わせられるからと_____余裕を持って口に出すのは、長い長い勤務歴からだ。『ねぇ、君の名前を聞かせてよ。君は、可愛くて、綺麗に見えて____なんか、すぐ死んじゃいそうだから。』『ただ、今回はその時じゃないけどね。』 (1/24 22:58:20)
黒鐘 志朗>
「そうだねぇ、私はこれでも研究職だから籠ることも多いし。あなたのようなベテランと組める機会などは、そうそうなかったかな?」(片手に支給用マシンガン『エルド』、背にはエルドをライフルにカスタムしたものを背負い腰には紐でつけられた懐中電灯。それらを最後に確認し、最後に邪魔にならぬようにサングラスを胸ポケットにしまい込めばあなたに向き直る。可愛らしいペットを連れてまるで今から散歩にでもいくような……しかしそれには不釣り合いな大斧がその存在を主張している。あまりにそれは、相反するものに見えるが……小隊長であるあなたのこと多分無意味はものではない、筈だ。)「あはは、それはありがたい!あまり私は戦闘向きでないのでリード頼むよ。……やめてください縁起でもない、でも名前はもっとはやく名乗るべきだった。私は黒鐘志朗、よろしく」 (1/24 23:16:38)
敗北@布瑠部 藍>
『シロウ君ねぇ、うんうん……。じゃあ、君はぜーひとも、頑張ってくれたらいい。』『薄気味悪いところだねぇ……本当に。こんな下水道、匂いが着いたら洋服が台無しだよ。』そこは、下水道の中だ。背が高く遥か遠い地下の貯水槽、洪水の時に水を流し込むために作られた地中の摩天楼だ。その中は饐えた匂いが充満し、カビと湿り気が混ざりあってお世辞にも過ごしやすいとはいいがたかった。ああ、呆れる。こんな場所で戦い、こんな場所を守らなければならないんだ。___なんて、そんな感傷に浸っている暇はない。かさかさと歩き回る、無数の足音。巨大な蛇やあるいは蜘蛛が歩き回るかのように、ル・ロワの眷属が一糸乱れぬ統率で二人の周りを蠢く。今か、今か、と、こちらを地獄へと引きずり込むその瞬間を待っている。『___と。ふふ、子ネズミ風情が積極的だねぇ。』ガイア=ノヴァ、を軽々と振るい、水平に振り抜いて背中から食らいつきそうになった "兵隊" の頭を吹き飛ばす。重さで潰す兵器だけあり、破壊力は技術抜きでもやはり折り紙付きだ。『さ、だいたい敵はざっと10から15ってところだ。君ぃ、背中は任せてもいいだろ?』 (1/24 23:33:00)
黒鐘 志朗>
「さっさと終わらせてお風呂にぃ……いけたら良いのだけどね。ここが死に場所というのは私にはお似合いかもしれないけど、あなたには似合わないでしょう」(軽口を叩きながらも辺りを見渡す。暗くてじめじめとしていて、何より酷いのはその匂いだ。好き好んでここにくる人はそうそう居ないだろう。素早く終わらせて暖かいお湯に浸かりたいものだ……しかしそれは簡単な話ではない。何せここは既に、敵の巣の中なのだ。辺りから感じる視線と気配、普通のネズミとは違うまるで人間の軍隊のような一糸乱れぬ動き。ここからこちらが隙を見せれば、命はないと思って良いだろう。)「勿論!せめて背中くらいは守れるよ……多分!」(先ずは目の前のネズミにマシンガンタイプのエルドを向ける。数弾打ち込んで散らし、その隙に腕に噛み付こうと横から飛んでくるだろうと予測。数歩だけ後退りしつつ、冷静に銃弾を撒いて処理していく) (1/24 23:53:04)