敗北@布瑠部 藍>
『屋上……うーん……、家庭菜園でもやろうかな。茄子とかキュウリとかトマトとか。ゾンビが来ても大丈夫なようにさあ。』首をこき、こき、と鳴らしながら、長い柄をしたいわゆる木斧に近いそれをぎゃりぎゃりと嫌な音を立てながら引き摺って歩いて、到着したのは屋上。カミサマとの交戦で血だらけになってしまったそれをわざわざこんな場所まで持って歩いてきたのには理由はない。単に、小さな子供が棒を持って歩きたくなる心理だ。床に真っ赤なラインが刻まれていることなんて、またあの人が奇行に走っているのかと言われることも一切気にしたりすることはなくて。『あーあ、誰か遊んでくれないかなぁ。私だって暇な時も寂しい時もあるし……』あーあ、つまんないな。と声に出して今のところは無人の屋上で駄々を捏ねては_____空に吸い込まれていった。 (1/25 19:06:21)
鈴之芽 景燵>
「うーん…?随分と物騒な足跡を付ける者が居たものだ。(廊下を歩いていると赤い線がまるで足跡のように屋上へ続いていて、山の中で暮らしてた彼からすると屋上は山に近くいい空気が吸えて最近はお気に入りのスポットだったのだがどうやら先客が居る雰囲気で。そのまま進み、屋上の扉を開けるとそこには血だらけの斧とその所有者であろう女性が居て)お主か?ここまでにその物騒な足跡が綺麗についておったぞ?(彼はそう言って赤く染まった斧を指差す。そんな彼は腰に刀を一振り携え、和装、腕の細さ髪の長さから女性と言われても信じられる程だろう。そして左頬には目立つ傷があり腕にもいくつか古い傷がある)ふむふむ、中々いい斧だな。随分と良い使い手と見える。(彼は斧の前でしゃがみふむふむと眺めているだろう。そしてそれを眺めたあとにまた君を観察するようにじっと見ていて」 (1/25 19:20:14)
敗北@布瑠部 藍>
『あ、っちゃ〜〜……。持ったまま来ちゃったかあ。カバンとか間違って洗面所に持ってっちゃったりとかさ、そういう現象だと思って許して。』先程から手に程よい重量がかかっている感触がなんだか心地よくて忘れてしまっていたが、流石にどこそこかに置いてくる予定だったものを、今の今まで小さい子の玩具をもちあるくように来てしまっていたことは盲点だった。支部に帰るまでは楽しく振り回していたとはいえ、どこかに既に置き去りにしてあったはずで。気晴らしに来た屋上にまでご一緒なのは自分でもどうかと思った。『ふーん、使い手っていうのはわかんないけど、結構色んな生き物殺したからなあ、斧で。だから使い方がわかるっていうのかな。致命傷になる時に """"プツン"""" って手にくる感触があるの。それが分かるようになったっていうのか……。うーん、君ならわかる?わかんない?やっぱり。』彼に振り返り、あくまでこれは武術やらその他ではなく、感覚なのだと。その道具で命を奪う感触が肌でわかるから武器として損傷を与える使い方もわかるんだと懸命に説明しては、わかるかなー?と腕を組んで悩んだ。 (1/25 19:33:59)
鈴之芽 景燵>
「まぁ、儂が許す許さぬを決めることでは無いのでな。誰かが掃除するのでは無いか?(確かに武器を肌見放さず持っていることは大事である。この世の中、いつどこで命の危険があるか分からないのだから)さて、どうだろうな。斧と刀では感覚がまるで違うからな。だが感覚があるのは分からんでも無いな。(感覚の話をされれば若干表情が暗くなるがそれは一瞬だけで。)それでもやはりその感覚を掴めるというのはお主の力、そんな使い手が居るのはやはりここの施設は凄いものだな。儂は9番小隊の新入り鈴之芽 景燵。(村の中ではそれなりに名は通っていたがここの施設は様々な場所から優秀な人が集められている。その中でも目の前の相手は上位だろう。まずはこちらから名乗って相手にも名を聞いて」〉敗北さん (1/25 19:58:20)
敗北@布瑠部 藍>
『……これは初めての理解者だァ。いやー、やっぱり友人は共通点を探しましょう、朝本で読んだけど血だらけの斧持ってたら友達が増えるなんて本当にびっくりだなー……!ふふ、お友達だね。』わかる?わかるのか……と自分から言っておいて若干引いたような面持ちを浮かべてから。友達は共通点から産まれる。そして今、血だらけの斧を持って歩いていたから友達が出来た。つまり、友達を増やすには血だらけの斧を持つ必要があるんだな、と頭の片隅にメモをすると、にへら、と懐っこく笑んで。『私は02番小隊の小隊長、布瑠部 藍。藍隊長って呼んでねー。っていつも名乗ってるのに……あんまり呼んでくれないんだよね、何故か。』藍隊長です。と、改めて繰り返し。敬礼のようなポーズをする。一応隊長であるはずなのに、なんだか隊長扱いされていないような気がするなあと普段の素行を顧みず首を傾げて。『時にさあ、カゲヌイくんは随分古風な話し方をするけど、方(ほー)言?』『多分遠くからだよね、来たの。何やらかして来たわけぇ?』 (1/25 20:25:51)
鈴之芽 景燵>
「その本は随分と突拍子もない事が書かれているようだね…。普通の人なら近付かないのが吉だろうな。儂は単純に慣れているだけ、そのように血だらけの斧を持っても友達になれるのは同業者か人ならざる者くらいだろうさ。(どうやらここでは、不思議な本があるらしい。自分が田舎者なだけでそれが普通なのか?と思いつつもそんな訳は無いと脳内で即刻否定して。)なるほど、隊長ならば納得だ。実力と地位が一致しているのはとても好感が持てる。2番小隊は恵まれておるな。(隊長と聞けば、彼は納得したようで。彼の嫌いな人は実力と理想が伴っていない人物。だが裏を返せば実力がありそれ相応の振る舞いや地位がある人は彼にとって好感が持てる人物のようでそのように実力のある人物が隊長を務めているのであればその隊は安定するだろうと)方言なのかどうか…儂はずっと山奥の村に居たので分からぬな。特に何かをやらかして来たのではない、村が機能しなくなったので放浪していたらたまたまここに流れ着き、飯と寝床が貰えているからここに居座っておる。(彼は特になにか目的がありここに居るのではなく。あくまでたまたまここに流れ着いただけ。楽して飯と寝床が与えられる環境がこのご時世には珍しいと居座っているだけの浮浪人であると。」〉敗北さん (1/25 20:39:04)
敗北@布瑠部 藍>
『……?友人は共通点を見つけましょうって書いてあっただけだけど。そんな変な本?』きょとり、と目を丸くして首を傾げる。別に斧は勝手に持ってきただけだとわかるのが、果たして君には幸か不幸か。『ふふー、そうでしょそうでしょ!まあね、弱いやつも役立たずもあんまり居ないし。居てもサクッと死んでくれそうな感じだから、部下には結構恵まれてると思うよ。』『ただ……。なんかたまに嫌になっちゃうんだよね。好き勝手いじくって捨てるだけのオモチャだって見てるからより多数を助けるって選択肢を踏める。でも、ぼけてきたのかなー。』『たまに悲しくなって、二、三日酒が増える。私は強いっちゃ強いだろうけど、隊長としてはまだまだかなあ。』生き延びるために安全牌を打つクレバーさ、場合には冷酷な決断をする判断力は、身内も人と思わないような倫理観だからこそ生み出される長所だと藍は認識している。友情や根性でモチベーションが上がる人間でもない。中途半端な愛着は身を滅ぼすと。しかし、分かっていても……人間は人間だ。『ふうん……そっかあ。都会は楽しいだろお?あ!地元に住めなくなったんなら私もお揃い!実家の財産かっぱらって逃げたから、もー入れないんだぁ、あの町。にひ、お揃いが二つ目だ。これは親友だなーあ!』 (1/25 20:56:41)
鈴之芽 景燵>
「それは多分趣味の事だと思われるぞ…。血だらけの斧で共通点を見出さなくても例えば好きな食べ物だの好きな本だのがあるだろうに。まぁその斧のお陰でこうして話せては居るのだがな。(縁と言うのは分からないものだな。と呟きながらも思ってるよりも童子のような純粋さもあるのだなと)ふむ、まぁ儂は人を率いたことはないので分からぬが。人として同じ隊と言う縁がある以上簡単には捨てきれぬものだ。だからこそ、今こうして生きている間にその人との縁を深くし忘れないようにする事が大事だろう。そのような心を持つ人が隊長ならば自ずと隊員も答えようとなる筈。見えなくなる前に聞けなくなる前に。ただの浮浪人の戯言だがな。(最後の一言を話す彼の表情は何処か寂しさを感じるがすぐに先程までのように戻っていて)どうだかな…儂には異文化過ぎてな。難しいとさ感じる。片や村から人が消え、片や財産の持ち逃げとは。中々奇妙な縁があるみたいよな。(彼女の話を聞けば、あちらも故郷には戻れないようだ。ここには様々な事情を抱えるものが多いがどうやら彼女とは奇妙にも共通点が多くこれもなにかの縁かと思っていて」〉敗北さん (1/25 21:20:54)
敗北@布瑠部 藍>
『あー、趣味かあ。なら、趣味っぽいもの持ち歩かないとなー。』自分の場合現金だから、現金見せて歩くか。と閃いた顔で。『かもね……。いい隊長になるために私が頑張っちゃえばだいじょーVってやつかあ。考えるのは嫌いだけど、可愛いぶかのためだーし、な。』部下との付き合い方も、少し変えようかなと思った。思い出をふかめ絆を繋ぐ。そんなものとは無縁な気がしたけれど。そうでもないのかな、なんて。『んじゃあ、私もこれから仕事がまだすこーしあるところだし、またね。今度はどこかお出かけしようよ、カゲヌイ君。山奥だとゲームセンターとか、デパートとか……映画館とか。遊べる場所とかってあんまり通ったことないんじゃないかなって。』ぐい、と背伸びをして、これからまだ仕事があるからまたね?と述べる。『いわゆるデートだよデート!ふふ、こ、れは楽しみだなーあ。いっぱいオシャレしよ。』手元の鮮血より鮮やかな笑顔で、思いっきりの笑顔を作って。 (1/25 21:27:03)