小鳥遊慈鳥&布瑠部藍

【四界兄弟 ver.1】

木靴下@小鳥遊> 
(ふわふわ、ふわり。)(負荷を感じない彼女は空中に漂いながら大きく伸びをした。空中に浮く自分の姿を見て、こちらに手を振る一般人に向けて、彼女は嬉しそうに手を振る。)(やはり、ヒーロー。【平和の証】。市民の信頼を得てこそその特性を発揮する立場である自分には、市民の信用は欠かせない。)「あら。」(漂う彼女は遠目から見つけた貴方の姿を見て、ぱちぱちと目を瞬かせるでしょう。)(それから自分の体をゆっくり地面へとおろしていけば、軽い体で地面を走り、貴方の方へと向かって手に持つ花を貴方に。)「こんにちわぁ布瑠部さん。今日も素敵ですね、結婚しませんか?」(羽のような軽い体。太陽のような明るい笑み。)(多くの市民から信用を得る人懐っこい性格と、突拍子もなく距離を詰めてくるほどのフレンドリーさは、貴方にも警戒を持たせることは無いでしょう。)(【信用】×5)「布瑠部さんは今日どのようなご予定で此方にいらしたんですか?」(ふわふわの彼女は貴方に問いかけるだろう。)(支部以外で隊員の姿を見ないという訳ではないが、同じ仕事場の人と出会うことはなかなか無くて。珍しくて、つい貴女に聞いてしまうことでしょう。)   (1/26 18:11:15)


敗北@布瑠部 藍> 
『結婚かァ〜〜。死ぬまで貢いで別居するならいいぜ。』藍も、言ってしまえば元はお嬢様だ。縁談やプロポーズという話もなくはないところであり、そうした経験もある。しかし……こんな女と付き合っていたらどうなるのかはご想像にお任せする次第だ。『パトロールの帰りってところかな。新米の指導とか、実地訓練的なものとかはやっぱり、隊長ですから。』実はさっきまでパトロールだったんだよね。とピースサインをすると、少し遠くを指さしてケラケラと笑う。そこには路地裏の隅の暗がりで吐きそうに蹲る青年。カミサマの被害者を見てなのか、カミサマを見てなのか、はたまたカミサマへの加害者を見てなのか。その辺は判然としないけれども、あまりタフには見えない整った女性的な顔の彼は見た目のままに繊細で、きっと刺激が強すぎたのだろう。『ほら見て。あはは、ノビてる。』  惨憺たる景色など日常茶飯事で、それこそ血や内臓を間近で___手ずから捌きあげて____その後食事をするなんて当たり前だったこの女からしたら、いい見世物だ。『んで、そちらは………言うまでもないか。というか、プロポーズするなら目立たないところで頼むよお〜〜。それ、テーマパークとかで事前に頼み込んだりテレビ企画で告白するやつと一緒だぞ。』当然、ヒーローを称えていた一般市民が急に泡沫のように消えるわけではない。君の告白シーンは大勢に見られながらであり、それに嘆息しながら息をつくと。『んじゃ、あのワンコくんを連れ立ってさ、帰る前に寿司でも行こうよ。お昼だよお昼ー。お腹すいちゃった。』脳天気に帰路につこうとする藍の足取りは軽く、無防備で。まさか、隊長不良を起こした部下を連れ立つ時になんて……何も無いと思っているかのようだった。   (1/26 18:41:18)


木靴下@小鳥遊> 
「まぁ!!…大丈夫ですか?」(彼女ははっきり言って善人だ。エゴの塊だ。)(だからきっと、気分が悪くて真っ青になる青年に早足で駆け寄るだろう。背中を摩ったり、何度も呼び掛けをして気にかけている。)「駄目ですよう、部下が体調が悪いのなら気にかけてあげるべきですっ!」(ぷっくら膨らんだ彼女の頬。はっきり言って一切怒っているようには感じられない怒りの表現を見ても、怖いなんて感じないだろう。)(笑うべきじゃあないだろう。自分の部下が不調を示しているのに。)(はっきり言って上に立つものとしちゃあ失格だ。)「もうっ!」(不調を示す部下を放棄して呑気に飯でも行こうなんざ、中々常識外れだ。彼女にゃあ合わない。)(蹲る隊員に何度も呼び掛けて、「立てますか?」とか「どこか他に悪いところは?」なんて、優しく聞いていることだろう。)(流石は「ヒーロー」、と言ったところか。)(最終的には彼に肩を貸して、ゆっくり歩幅を合わせるように路地裏から二人で出てきた。)「そんなことより、先に支部に彼を送り届ける方が先ですっ!行きたければお一人で行ってくださいっ!」(ぷりぷりと、やはり全く怖くない怒りを貴方に突きつけながら、不調の隊員を連れて、歩き出すことだろう。)(───────────刹那。)(並びにある店の中。目玉と書かれた電化製品。……【テレビ】がノイズと共に電源がついた。)(そこに映るのは真っ黒な影。輪郭はぼやけているが確かに人の形をしている。)(そう。)(──────〖布瑠部 藍〗。君の背格好と同じ人型だ。)   (1/26 19:05:22)


敗北@布瑠部 藍> 
『いや〜〜……だって面白くて。』く、く。と喉を鳴らして失笑する。部下を気にかけたりなんてしないし、優しくなんてしない。そう振る舞おうとしている人物もままいる。それが差別心だったり、優越感だったり、あるいは見栄や、気持ちを保つためだったりと様々だが……。そのどれとも特には当てはまらない。今このタイミングで優しくないだけ。面白いから面白がっているだけというのは、隊長などやっている理由が、余計にわからなくなるというものだ。『私だけ行く……というか、君がリスク負ったりしたくないなら私置いて逃げていいよ。運悪いなー……犬も武器も使い切っちゃったんだけど。』ドッペルゲンガーという怪異がある。 自分と同じ見た目の人間を見るというものだ。一説には殺し合いをするとも、一説には死の予兆だとも伝わるそれだ。今まさに、その本物を見ている。まだ自分本人だと確実に判断できるほどの精密さではないが____あれは自分だ。雑踏に紛れながら、遊園地にあるミラーハウスのように今にもテレビから出てきてこちらに歩み寄りそうに見える人は。そう見咎めた瞬間、見捨てていいよと断言する。一体ならいい、しかし複数それがいたならば、数が多ければ多いだけ訳の分からない乱戦になる。下手なことをして標的になりたくないというならその通りだ。『ちなみにさあ……出てきてから捕まえようよ。とか言ったら君怒る?』   (1/26 19:24:37)


木靴下@小鳥遊> 
「???……何を、」(『仰っているんですか?』)(そう続けようとして、耳に届いたノイズを頼りに彼女もようやくテレビを見た。)(映るのは真っ黒な影の人型。見るからに先程まで愉快そうに笑っていた彼女に似ているが。)「あら、可笑しいですね。【故障】でしょうかぁ?」(─────残念なことに、彼女はそれをすぐ【カミサマ】だとは認識できなかったようだ。)(ぱちぱちと瞼を瞬かせて、不思議そうにそれを見ては一人呑気にそう口にするでしょう。)(暫く彼女は貴方の言葉を噛み砕くのに苦労して、頭を傾げるでしょう。)(急に、この人何を言い出すのかしら。ってね。だって君、さっきからずっと意味不明だし、そういう病気なのかって普通は思うでしょう。彼女も一般的だしね。)(……でも、案外すぐその言葉を飲飲み込んだ。)(───────これ、何かしらのカミサマなんじゃあないかしら。って。)「……怒る怒らない以前に、無事でなくては困るので。」「このカミサマの対処法は知らないんですか。そもそも、貴方は市民の前で能力は使えないでしょう。」(彼女から珍しく笑顔が消えた。)(そして淡々と言葉を繋げ、貴方に対処法や、詳細なんかを知っているか尋ねるだろう。)(市民の前では大事にできない。)   (1/26 19:51:50)


敗北@布瑠部 藍> 
『ナア、ナア〜〜ナアナアナアナアナア。どーーおして私が映るんだい?このテレビに。故障ってわけにいかないだろお。』まだぼんやりとした人影。本当は故障だろうと言われても、正直自分以外なら信じてしまいそうなものだが。まだ稚拙だとはいえ、反射でもなしにそのまま自分が映るような状況になっていたら……。強い違和感くらいは抱く。そして、その理由を考察しない。だから口に出すのだ。いやいやこれは間違いなく私だろうと、店の目の前で堂々と。はたから見たら異常者でも気にすることは無いし、逆に可哀想な人を装って周りに積極的には近寄る人がいなかった。『さあ、知らないな、対処法なんていうのは。標的は私というのはわかるし、支部にデータベースくらいはあるかもしれないが、通販サイトの便利機能じゃないんだ。写真をパシャっとしてすぐに、とはいかないだろ。』『それ以前に、仮に私が処分でも処刑でも覚悟したところで、この手の意味不明な「現象タイプ」とは相性が悪いしなあ〜〜。頭使うのは苦手なんだよ私ぃ。』段々と、自分ではないだろうが自分に見えるような状態から、肖像画でもやらせたらこんなものかと見えるようなくらいにはじっくり近づいていく。どうしたものかなぁとく、く。と囲碁や将棋の名勝負でもやるように見つめながら『ひとまずぶっ壊せば早いだろうね。何がともあれ元を絶つ方向で試すってのはアリだ。壊して発動するとかそういうタイプならお陀仏だが。何か妙案はある?』   (1/26 20:08:19)