圧縮@八月朔日礼>
中庭で拙い絵を描いて暫く、そろそろ別の事をすべきだろうかと持っていた荷物をケースにまとめて詰め込む。お散歩がてらどこかに向かおうか……と、少し歩き出すと小柄で儚げに見える少女をみつける。誰だろうか、とりあえず声をかけて挨拶でもしてみよう「……はじめまして、ここで何かしているのか?」近づいてからそう声をかけた>芽森さん (1/26 19:59:34)
ぐ@芽森 壱歌>
「ひとつ、ふたつ、みっつ……また三つ葉だあ……(中庭、茂みの中にぽつり。彼女は体を更に縮めるかのようにしゃがみこんで草を掻き分けていた。しゃがみこんでいるのに白い髪は結ぶことなくおろしたままで。地面に髪が擦っているというのにそれにすら気付かずひたすらに掻き分けていく。なにをしているのだろうか?答えは簡単、幸運のクローバー探しである。ひとつに絞れば葉の数を数えそして項垂れ手放し、またひとつ横のそれを掴めば同じように繰り返していく。髪の毛先は植物の露の擦れ合い、うっすらと湿り気を帯びていて。この作業以外のことをシャットアウトするかのように没頭していれば突然聞こえる声。後ろから聞こえるそれは、他でもない、自分に向いているのだろう。彼女はゆっくりと振り返り、)あえ?あ!こんにちは!はじめまして!なにしてるかって?え〜〜っと、あれ!…あれ?何してたんだっけ?(白みを帯びた青い目に映るは深い深い夜の様な髪の彼。声をかけられたのだ、返事をせねば、と言葉を唇から紡げば少しずつ鈍る思考。相手へ振り返り、会話をする刹那、自分が今の今まで何をしていたのか、彼女にはそれが抜け落ちていた。)」 (1/26 20:17:06)
ぐ@芽森 壱歌>
「ひとつ、ふたつ、みっつ……また三つ葉だあ……(中庭、茂みの中にぽつり。彼女は体を更に縮めるかのようにしゃがみこんで草を掻き分けていた。しゃがみこんでいるのに白い髪は結ぶことなくおろしたままで。地面に髪が擦っているというのにそれにすら気付かずひたすらに掻き分けていく。なにをしているのだろうか?答えは簡単、幸運のクローバー探しである。ひとつに絞れば葉の数を数えそして項垂れ手放し、またひとつ横のそれを掴めば同じように繰り返していく。髪の毛先は植物の露の擦れ合い、うっすらと湿り気を帯びていて。この作業以外のことをシャットアウトするかのように没頭していれば突然聞こえる声。後ろから聞こえるそれは、他でもない、自分に向いているのだろう。彼女はゆっくりと振り返り、)あえ?あ!こんにちは!はじめまして!なにしてるかって?え〜〜っと、あれ!…あれ?何してたんだっけ?(白みを帯びた青い目に映るは深い深い夜の様な髪の彼。声をかけられたのだ、返事をせねば、と言葉を唇から紡げば少しずつ鈍る思考。相手へ振り返り、会話をする刹那、自分が今の今まで何をしていたのか、彼女にはそれが抜け落ちていた。)」 (1/26 20:17:06)
圧縮@八月朔日礼>
「ああ、こんにち……ん? やってたことを覚えてない、のか?」相手の返答に思わずぽかんとする。疑問に疑問がかえってきた上、疑問も答えも本人しか知らないというのに何を言っているのかと小首を傾げる。と、相手の髪が濡れていることに気付く「それは俺が質問したんだが? ……というか、髪、濡れてるな」流石に大丈夫なのかと不安になってきたのかまだ使っていない真新しいタオルをケースから取り出して見せる「開けてもいないから汚くはないと思う、風邪を引く前に吹いたほうがいい」使いたくないならそれで構わないと添えつつそれをそっと差し出してみる>芽森さん (1/26 20:29:35)
ぐ@芽森 壱歌>
「……神?カミ…?あっ髪?!えっ?!ほんとだ!!!気が付かなかった!!えっ?タオル?いいの?(相手から髪を指摘されれば数拍置いて飛び上がり。立ち上がって髪の毛をぶんぶんと振り回しながら手で掴めばしっとりと湿り気を帯びたそれ。知らぬ間に起きていた事象に思わず大きな声が出ればオロオロと慌て出す。そしてタオルを渡されれば少しの躊躇いを見せたあと受け取りぱさっと広げて髪を包み込む。透き通る髪は露によって艶を見せよりその透明度を高めている。まあ毛先だけであるが。ぱたぱた、ぱたぱたと髪をタオルで叩き込めばまた相手の顔をみて)タオル、ありがとう!あのね〜、思い出した!いちかね、四つ葉のクローバーさん探してたの!(屈託のない無邪気な笑みを相手へ惜しげも無く向けようか。)」 (1/26 20:38:55)
圧縮@八月朔日礼>
躊躇してることに「気にせず使え、返さなくていいから」と返してから視線の先が決まらなかったのかタオルで拭き取る様子を何となく見つめる。まぁ、凝視するのはさすがにあれだから拭いている先というのが正しいのだが「毛先とはいえ濡れたままは流石にな。……四葉なんて探していたのか」屈託のない笑みにつられてふって笑ってから確かに探せばありそうだなと軽く足元を確認する。この中から探すのは大変だろうとは思ったのか小さくため息をついてから「丁度暇してたからまだ探すというのから少しなら手伝う。……ついでに自己紹介もな。04小隊のホズミだ」と名乗り、そちらの所属等は? とかんたんに尋ねた>芽森さん (1/26 20:53:27)
ぐ@芽森 壱歌>
「えっ?!タオル?!返すよ?!!ほら、え〜〜っと……ふろ…ふろら……ふろーらる!!ふろーらるの香りの柔軟剤でお洗濯する!!(返さなくて良い、なんて言われればそんな申し訳ないことをしてたまるか、と。……そういえば洗濯するといい匂いになるのがあったな…。ええと、あれだよあれ、あれなの。お花の…ふわふわになる…あ!ふろーらるの柔軟剤!それなら嫌じゃないよね。…あ、いちかのにおい残っちゃってたらどうしよ…くさい女になっちゃう……。なんて、思考を巡らせ。考えと共にころころと表情は移り変わる。出やすい態度と、表情。)おにいさんいっしょに探してくれるの?!いちかと!うれしい!!(相手からの提案にぱあっと瞳を輝かせれば相手に近寄り、そして自分より高い位置にある(であろう)顔を見上げて)いちかは12小隊!お掃除係!めもめもめもりー!めもりいちかであります!(ぱっ、と敬礼をしながらにぃっと口角を吊り上げる。)」 (1/26 21:07:20)
圧縮@八月朔日礼>
「そ、そうか? 返すのは面倒だろうから気にしなくていいというつもりだったのだが……」百面相する顔を興味深そうに見てからなら次あったときにでも渡してくれればいいと返す。どうせ渡されるまで忘れてるだろうからとか、そんな感じだ。が、自己紹介にてお掃除係と聞いたのを確認すれば「め、めもめ……? ……ん、と、ふむ、とりあえず君がお掃除係なのはわかった。ならふわふわにしてタオルは返してくれそうだな。よろしく」と微笑む。洗剤とかそこら辺に多分詳しそうだなとか適当なことを考えかながらどこまで探したのかと尋ねる。同じところばかり探しても意味がないのは明らかだからだ>芽森さん (1/26 21:21:35)
ぐ@芽森 壱歌>
「返して大丈夫?じゃあお返しする!お洗濯ね、ちゃんと洗濯機にやり方書いてるんだよ!」(返しても良い、とお許しが出ればやったぜ、と言わんばかりに両手を広げてばたばたと嬉しそうに手を上下させる。…まあ彼女に洗濯を無事遂行することができるのかはまた別のお話で。)「どこまで探したのかなあ、、、え〜〜〜っとね、さっきまでここに居たでしょ?でおにいさんが来てこっちに来たから………この辺!この辺探してたの!もうこーーーんなにおめめ開いて探してたのに四つ葉さんちっとも出てきてくれないの!いちかはこんなにも会いたがってるっていうのに!もう!」(じたばたと動き回りながら先程までの行動を思い返せば相手からの問の答えを伝えて。そして頬をぷくりと膨らませながらぷりぷりと怒ったような素振りで不満を口にすればおにーさん、あっち探そ!なんて言いながら相手の手を取り先程まで探していた場所とは逆方向へ歩き出そうか。) (1/26 21:30:15)
圧縮@八月朔日礼>
洗濯機の説明文頼りという部分に大丈夫なのかと頭抱えつつ嬉しそうなのを見ればまぁ失敗したら何かで励ましてあげるかと適当なことを考えながら手を引かれる「いちかくん、もう少し探せばきっと見つかるから」と怒ってる様子に苦笑いしながらそんなに見つからないものなのかとついていく。そういえば生まれてから今まで四葉を探したことがあっただろうか。言い出した手前、あとには引けないが目の前の少女ももうひと頑張りするみたいだからきっと大丈夫だろうと連れて行かれるがままに移動する。1面のクローバーにこんなにあるのかと頭を若干抱えつつ目的の場所についたら探すぞとしゃがみこんだ>芽森さん (1/26 21:41:02)
ぐ@芽森 壱歌>
「おにいさん優しい〜!四つ葉のクローバーね、いっぱい集めたら幸せになるの!たぶん!いまいちかが決めた!」(この辺で良いか、と引く手を離せばしゃがみこんだ相手に続くようにすぐ横にしゃがみこむ。ふんふん、と上機嫌で相手によく分からない自分で即席で作った理論を伝えればにしし、と笑みを浮かべて。)「いちかね〜、友達ひゃくにんつくるの!あ、でも会って挨拶だけするようなお友達は嫌だなあ〜……いちか、友達みんなの癒し係になるの!あ、でも癒し系って自分で言っちゃダメだね……う〜〜ん…こう…お悩み相談センターみたいな……迷子センターみたいな…」(草を漁りながら口から紡がれるは色々考えているようで、何も考えずにぽんぽんと考えを纏めずにそのままつらつらと並べているもの。上手く伝わりそうには無いが、つまりはみんなと仲良くなりたい、そう言っているのである。二人の間には、風が、吹いている。) (1/26 21:53:19)
圧縮@八月朔日礼>
「俺は、別に普通というか、なんというか……」少なくとも優しいかどうかはなんとも言えないと返しつつポンポンと何かを喋ってるのを黙って聞き流す。そうしてるうちに一つ見つけたのかヒョイッと引き抜いて立ち上がり彼女のもとへ向かう「……俺には迷子センターとか癒やしとかは知らないが友達を作るのは好きにしたらいいと思う。後悔がないなら、な」こんな職場だから誰がいついなくなるのかも分からない。だから自分は交友関係はあまり広げないようにしているが少女がそれを求めるというのなら好きにすればいいと思っているようで「……そら、一つは見つけたから友達の一人はすぐにでもできるだろう」と応援するように言いながら摘んだ四葉を差出した>芽森さん (1/26 22:09:51)
ぐ@芽森 壱歌>
「え゛。おにいさん見つけたの?!?!すごい!!!」(相手がこちらへ差し出すそれをみて目を大きく見開けば口まで目と同じように大きく丸く開かれて。じっくりとそれを眺めればそれはまぎれもない、幸せを運ぶ四つ葉のクローバー。後悔がないなら。後悔がないなら?後悔がのこるような出会いなんて、そんなものあるのだろうか。出会いはふとした瞬間、なんて言うものだ。出会うことは偶然であり必然の出来事で、それを止めることはきっと誰にも、出来やしない。)「いちかは、色んな人と仲良くなっても、後悔しないよ?だって、出会えることが1番の嬉しいことだもん!」(相手を見上げてにっ、と笑うその表情に曇りは見当たらない。空には雲が浮かんでいるが、今の彼女に広がるは晴天である。出会い、別れ、全てが経験として身に残るのだ。)「おにいさんはもういちかの友達だよ!えへへ、クローバーが運んでくれたね!」(相手が手にもつそれを受け取れば握手待ち、と言わんばかりに反対の手を差し出し。あまりにも幼い会話内容であるが、相手に彼女はどんな人間に映っているのだろうか。まあ、年齢なんて関係ありゃしないが。会話に反して、二人を包む風は、冷たく、突き刺さるものであった。) (1/26 22:23:55)
圧縮@八月朔日礼>
「想定よりだいぶ簡単に見つかった。もしかしたら今までの場所でも見逃してるだけかもな」と返してから幼さを帯びた少女と目を合わせる。いつか来るお別れがわからないほどこの子も子供ではないだろう。けれど、出会いも別れも全て経験として受け入れられるその姿はどこか眩しさを感じてしまう。故に、少女の真っ直ぐな言葉には何も返せずにいたが友達の一言にハッとしてから差し出された手をそっと取る「……こんな小さい友達は初めてかもな。ん、冷えてきたしそろそろ中に戻ろうか」流石に俺も冷えてきたと羽織るだけだった上着に袖を通してから今度はこちらから手を差し出す。冷えるからこっちに来いという合図だろう>芽森さん (1/26 22:33:49)
ぐ@芽森 壱歌>
「このクローバーはねえ、本でぎゅう〜って潰して押し花にして大切にするの!ありがとう!」(嬉しそうに片手に持つそれを眺めればへにゃり、笑みを浮かべ。また1人、大切なお友達ができたよ、やったね壱歌ちゃん。)「小さい?!小さくないよ!いちかだってもう1人でお風呂入れるからね!」(小さい友達、と言われればそれまでにたりと吊り上がっていた口角が下がり、再びぷく、と頬を膨らませる。そうして冗談めかして離せばへらり、とまた笑顔に戻る。彼女なりの冗談である。実際、風呂なんてずっと1人で入れるが、でも自らを大きい、とは言い難い。大きいと小さいの間に挟まれた小娘は、年齢に追いつかない脳みそに無意識のうちに追い詰められているかのようで。…。そして相手から差し出された手を取れば少し冷えた相手のそれの温度に驚いて、ひゃっ、と小さな声を上げることだろう。) (1/26 22:46:16)
圧縮@八月朔日礼>
「……そこまでするほど大層な代物でもないだろ、それ」ただの草ではないかと思いつつも押し花にするのは別に止める気はないのか特に拒絶するようなことは言わないことにした「まぁここに来れるような年齢でお風呂にも入れないのならそれはもう赤子と同等だからな」憎まれ口を叩きつつ、板挟みになっていた少女が表情が戻ったのを確認すればじゃあ行くかと少女の奇声をスルーして歩き出す。寒いのもそうだがさっきの声と手から伝わる体温から察するに少女と冷えてきたことが伺える「温かい飲み物でも飲むか」と手を引いたまま少女の顔も見ずに歩き出した>芽森さん (1/26 22:56:41)
ぐ@芽森 壱歌>
「温かい飲み物?飲む!いちかココアね!」(そちらからの提案に嬉しそうに頬を緩めればわほーーーい!と繋いだ手を振り回す。それの先にいる相手はなんというか、不器用な優しさを感じる。真っ直ぐなものでは無い、すこしひねくれた、と言うと少し言い過ぎか。そんな遠回しの優しさも彼女はしっかりと感じ取り、そして、それが喜びになる。風と共にふわりふわり、スカートが揺れればほんの少し、足に刻まれたとても綺麗とは言い難い痣が見え隠れすることだろう。こちらを振り向いていないのであれば、気付かないだろうが。知らぬが仏、とはこのことか。)「寒い日って甘いもの欲しくなるんだよね〜!甘いの、おいしいの!」(相手の後ろをちょろちょろと着いていく。肌に刺さる風は時間の変化も表しているのだろうか。) (1/26 23:11:48)
圧縮@八月朔日礼>
「ココアか、じゃあ俺もそれをのむな」そう言いながらホットココアを二人分注文し、受け取ればそのまま少女の方にホイッと渡す。その拍子に痣が見え隠れするが聞くような間柄ではないからとこの場では特に尋ねないことにした「……ん、俺は苦いのよりは甘いほうがいいから季節関係なく甘いものを選びがちだな」コーヒーが飲めないのもこの甘党のせいである。ただ本人は無駄なプライドの高さ故そのことについては語らないようだが――閑話休題。ココアを渡して満足したのか自分も口をつけて飲みだす。寒かったのかココアを口に含みながらホクホクとどこか幸せそうな顔をしていた。やはり寒いときは暖かくて甘いものに限る>芽森さん (1/26 23:24:27)
ぐ@芽森 壱歌>
「うわっ!え!いーの!?ありがとう!!!あつっ!あったかい!」(相手から渡されたココアを手に持てばはじめは手とココアの温度差に驚いてわたわたと動くも少ししたら体に馴染んできたのだろう、大人しくその温もりを感じれば笑みをひとつ。先程受け取ったクローバーは無くさないように一旦ポケットにそっと差し込む。その丁寧な所作からするに、きっと帰るまでにぐちゃぐちゃになったりはしないだろう。)「ほへー。おにいさんも甘いの好きなの!いちかね、ブラックコーヒーとかは飲めないなあ。あと抹茶も!苦いのはだめ〜〜!えへへ、ココアくらい甘くないとね!」(先にコクコクと飲み物を喉に流し込んでいく相手を眺めて、自分も1口。ほうっと息を吐けば蕩けた幸せそうな笑み。おにいさん、甘いの好きじゃなさそうなのに、なんて一瞬頭をよぎるが見た目は人の判断基準にはならない。目の前の相手が、自分が美味しいと感じるものを共有できる相手で良かった、嬉しい、とすぐに考えは軌道を直して進み始める。体に染みる温かい甘味と共に、冷たい風が吹いている中で、心地よい空間が生まれ始めている。) (1/26 23:35:59)
圧縮@八月朔日礼>
「一人で飲むような人に見えるなら心外だな」と答えながらポカポカとあったまる。ココアのあったかさのおかげで先程までの寒さも和らいだと感じたのか飲みながら廊下の方に入った「抹茶と珈琲は苦手だな……教え子や同僚から差し入れで貰ったりしたが対応になかなか困ったものだ」と少しだけ微笑みながらどこか懐かしむようにポツリと洩らしてからふと思い出したようにこの後何か予定とかあるのかと尋ねてみる。自分には特にないが相手は他部隊所属、仕事内容が違ってもおかしくないと思ってのことであろう (1/26 23:47:31)
ぐ@芽森 壱歌>
「教え子?!同僚?!えっ!おにいさん教えてる側!!!の人!!!すごい!!いちかも教えてもらいたいこと考えとくね!!」(相手からぽつりぽつりと発せられる言葉を聞き流し……ていたが、気になるワードが聞こえて思わず口に出す。目の前の相手のことはまだよく知らない。しかし言葉のひとつひとつから少しづつ、少しづつ得られる情報を飲み込んでいく。まだ世の理を知りきってはいない少女には新鮮な言葉であった。年上であることはほぼほぼ間違いはないが、きっと、思っているよりももっと年の差はあるのだろう、なんて。)「これから?…う〜〜ん、何かあったような…無かったような……。どうしよう、不安になってきた。お部屋に戻れば予定分かるんだけど…。、あーーー!!!どうしよう!多分なかったはずなんだけど…ごめんなさい、確認したい!!おにいさん、ありがとう!!」(相手からの問いかけに対する返答を考えるも、すぐに答えは出ず。すっかりと頭から抜け落ちてしまっているそれにひたすらに思考を巡らすも…わからない。ぱ。と顔を上げ、そして焦ったようにわたわたと体を動かせばいてもたってもいられず、せかせかと相手へ断りを入れ、そして走り出す。……そして、ぱっ、と何かを思い出したかのように振り返り彼の方を見れば)「おにいさん、またいちかとココア飲も!」(にいっ、と無邪気に笑えば振り返りまた駆け出す。きっと脚の痣はよく見えてしまっていることだろう。でもそれも、彼女のひとつである。室内は、冷たい風は、吹いていない。)〆 (1/27 00:06:07)