ハリィ&八月朔日礼

【インボルバー ver.4】

敗北@ハリィ> 
『さーて、お仕事するかあ "お嬢ちゃん"。』分厚いミリタリージャケットに袖を通し、拳銃や予備の弾丸。ホルスター、手榴弾……といった装備を順に身につけていく。いつもの日常、慣れた手つきで戦闘準備をこなしていきながら____『アンタはカミサマの相手は初めてかい?いや、処女でも全然構わねぇが……エスコートにも限界がある。足し算引き算がわからんガキも、方程式がわからんガキも、同じように数学はわからねーっていう。同じように、処女は処女でもどれだけ変態かはちっとばかし差があるとこだろ。僕はそいつが知りたいんだ。』けらけらと笑い声を上げながら、軽快に軽口を叩いていく。言っていることは最悪だが、内容はつまりどれだけカミサマを相手にした経験があるか知りたいというもので。『被害が出てるのは……管轄区域内の古い神社だそうだ。文化財をぶっ壊したら最悪だからな___くれぐれも平穏無事に、とよ。しけてやがるよな。』『私なんか、吹き飛ばしてしょうがねーのにさあ。』   (1/31 18:56:24)


圧縮@八月朔日礼> 
「小隊メンバーの関係上、シキガミとは話してはいるが"カミサマ"については下手な生娘より生娘をやってる。すまないな」故に詳しいところはわからんと答えた。そのまま刀の点検を済ませてから氷砂糖と念の為の磨石を腰のポーチに装備すれば邪魔な髪を縛り始める「神社とはまた面倒な……文化財を破損させようもんならそりゃ酷いお叱りを受けそうだな。ある意味手持ちが刀でよかったのかもしれないが……いろいろと面倒だな」少しため息をつく。相棒は刀だからそう傷つけはしないだろうが不慣れな状態で他にも気にしないといけないというのは少々面倒に思っているのだろう。まぁ、だからといって文句を言える立場でもないからいそいそと支度をすすめる   (1/31 19:15:30)


敗北@ハリィ> 
『あらあらあ。なんだ、結構話したらわかるじゃ〜〜ん……♡ ノリ悪い感じの人かと思っちまったけど、そんなことはなさげだ。』にやにやと笑みを浮かべ、普段はスルーされるか知らん顔をされるような、セクハラまがいの冗談が拾って貰えたことに嬉しくなってか軽く肩を組む。距離感の近いのはどうか許されたし。相棒を失った悲しみが、だんだんと寂しさへと変わり始めていることも一因にある。『刀だと、逆に叩き潰す重さが足りないだろうから、一丁一短かな。杭打ち用のハンマーやら、パイルドライバーなんかあれば、結構それが一番なんだろうが……。ねえもんは強請るなと聖書にも書いてある。頼りにしてるぜ、お嬢ちゃん。』く、く。と喉を鳴らしながら、転移ゲートを潜る。そこは、山奥の神社だった。見あげるほどに高い石段の先に山門、そしてそれをくぐった先に、紅色の社が恥じらう姫君を彷彿とさせるきらびやかな装飾で、控えめな規模なれども荘厳に建立している。改修工事として看板が主要な通路を塞ぐようにして近隣に人払いはしてあるものの、いつまで持つかは時間の問題だ。しかし、今のところはインボルバーの姿はない『どーうする?エスコートしてやるのはいいが、ケツの心配とホテル代だけは勘定しな。僕が思うに、境内までまず上るのが良策だろうけど。やりたいことは何かあるかい。』   (1/31 19:47:43)


圧縮@八月朔日礼> 
「この年で初な反応してる方がどうかと思うがな」と呆れながらかえす。そう好き好んでああいった言い方はしないが合わせることには何も躊躇いがないのだろう。ちなみに距離感についてはスルーすることに決めたようで氷砂糖を口に含んでから「俺が使えるのが今のところこれくらいだから……ま、力技はそちらに任せることにしよう。どうか俺を立派な女にでもしておくれ」と適当に返しながら同じようにゲートの方へ向かった「……ここか」随分と作りのいい神社だと場違いにも程がある感心をしながらターゲットも探す――が、いない。さてどうしようかと考えながら「……同感だ。生憎ココらへんのいいホテルなんて俺も知らん、さっさと上って見つけることにしたいが……」あまり急ぐとかえって見落としそうだなと少し考え込む……が、特に浮かびそうになかったのか「いやいい、先に進もう」と前を向き直した   (1/31 20:34:25)


敗北@ハリィ> 
『……で、だ。僕はここら一帯を消し飛ばすなら出来ても、ちまちまやるのは不向きだ。それに、現代建築の常識じゃ伝統建築は図れない。下手を打ったらどうしようも出来ない_____の、で。』元建築家でもあるハリィの知恵が必要なのは、おそらくはこの部分だ。階段やらは仕組みが簡単だからどうにかなる。しかし、社は一度なにかあったらもうどうしようもない。ある程度の破損ならどうにかなるかもしれない。しかし、大破や倒壊でもあれば一巻の終わりだ。『カミサマとやり合う時には、まず地理条件からさ。あの高い石段がある分、僕らだって場合によっては逃げきれない、が……。向こうだって、これだけの高さから押されたら、自重がそのまま凶器だろう。』長い長い階段を、デートでもしているように隣を歩きながら___平和な行楽のような様子とは全く乖離した物騒な会話だけを重ねる。『つまり、お前は奴を足止めしてくれたらいい。後ろから勢いを付けるのは僕がやるから。』砂利の敷き詰められた境内、そこには不出来な粘土細工のような異物が堂々と鎮座していた。人間の頭が葡萄のように張り付き、半ば溶け、混じりあっている。多分何回みても_____気味が悪いと十人に九人は口にしそうなものだ。つまり彼に口にしたのは、鳥居の間近に引きつけるというもので_____   (1/31 21:03:14)