CFTM&マルス

ず@コールフロムザメトロデッド> 
「(いつか辿り着けなかった食堂にて。)ごきげんよう。お久し振り、でもありますかね。(君がここにいるのが嬉しくて、つい話しかけてしまいました。…なんて言うのはさすがに小恥ずかしかった。)近況はいかがですか、マルスさん。(飲み込んだけれど、その根本はいつ離れるか分からないものへの恐れ。)見る限りはお元気になられたようですけれど。(浮き世を離れていきそうな姿が怖かった。怖いから触れようと、焼け落ちる君を拾おうとしたのは、『負けることの出来ない呪い』のせいだ。いっそ逃げてしまえれば楽だったのかもしれないけれど、愚者にそれは通じない。)そうであれば、本当に嬉しいです。(そして今も、ふらと浮いて逝ってしまわないかと恐ろしくて、君のそばへ手を伸ばす。)前、失礼しますね。(トレイはない。彼に食事はあまり必要のないものだ。)」「…任務。助けに向かえなくてごめんなさい。(それと。大爆発への罪悪感。背負えなかった、罪悪感。彼は負けることが出来ない。けれどだから、その感情はやはり隠せなかった。)守ると言ったばかりだったのですけど…これじゃ形無しだ。(行動は、間違いではなかったのだろう。『人を守る』は多くを、という面では大きく果たすべきものだった。そこに疑念は抱かない。けれど『気付くことができなかった』事実が、心を締め付けた。)君が無事でいてくれたのは、嬉しいですけど…私、もっともっと気を付けなけれななりませんね。(鉄仮面は笑顔なく、心は不敵に笑む。)湿っぽくするんじゃありませんよ!(それは自分への叱責でもあり。)ただ今度こそ守ります。…そういう意思表示ですよ。(そして同時に、震えていた。姿に出すことこそない。ただシルクハットが、彼の顔を隠していた。…助けてくれた人に、挨拶しなければな、なんて。)それとそう。近況が聞きたいんでした。元気にやれていますか?おごりますから、ちょっとお話しさせていただければなと。(手を伸ばせなかったから。せめてそばにだけでも。)」   (2/7 20:59:20)


うぉっか。@マルス> 
『…───────♪』アルマデル第八支部食堂にて。そこにはもうすっかりいつもの生活に戻っていた少女の姿があっただろう。どうやらいまは好物のアイスクリームを堪能している最中だっただろうか。小さなカップ容器にはいったバニラアイスを銀のスプーンで掬い、それを口に運んでは度々甘美なる笑顔を浮かべていただろう。「───────ごきげんよう。お久し振り、でもありますかね。」『……?』『あっ!!』するとそこへ少女へと声をかけてきたものが現れただろうか。…そう、コール・フロム・ザ・メトロデッド、あなただ。アイスを口に含んで、スプーンの先端ごと咥えていた少女は、声をかけられた方向に顔を向けると、そこにはあなたの姿があり、思わずまた逢えて嬉しそうな顔を浮かべては、そうひと声発していただろうか。…ごくん、と半ば無理やり口に含んでいた分を呑み込んで、貴方と喋る準備を整えてから、再度あなたの方を見て『こんばんは!!…えへへ、そうかもね。でもぼくまたコールさんに逢えて嬉しい!!』少女は自分が元気になった印として、開口一番大きくて明るい挨拶を貴方に口にしては、少し小恥ずかしそうに笑い、それからあなたがかけてくれた言葉、それに返答するかのように、自分の率直な気持ちをそのまま口に出しては、また無邪気な笑みであなたに微笑みかけただろうか。「近況はいかがですか、マルスさん。」「見る限りはお元気になられたようですけれど。」『……ふふん、おかげさまでこのとおり!』『ぼくは元気いっぱいだよ!!』つい最近、また心が壊れかけてしまいそうな出来事が起きかけていたけれど、その問題はうまく解決することが出来て、結果的に少女にとってその出来事は【大切な記憶】のひとつとして思い出になったのだった。…そして、近況を聞かれた少女は、あなたに先程からずっと向けている笑顔をよりアピールしながらあなたにそう告げて、両腕を上にあげながら、自分がこんなにも元気になったということを貴方に強く伝えようとしただろう。「そうであれば、本当に嬉しいです。」その返答として、貴方からそう言葉を貰えば、少女は笑顔のまま両腕を下におろしただろうか。そして、あなたの手はやがて少女の座る席の前の椅子に手が伸びていて「前、失礼しますね。」『うん、いいよー!』貴方が呟いた言葉に少女はそう返しては、あなたはきっと、少女の前の席へと座るのだろう。…そして、それから少し間があいて「…任務。助けに向かえなくてごめんなさい。」『…?』突然の謝罪の言葉に少女はあたまに疑問符を浮かべていただろうか。少女からしたら貴方には感謝の言葉を言い尽くしても足りないほど、恩義に感じていることはあれど、謝罪をされるようなことは全く見当になく、少しだけ困惑してしまって「守ると言ったばかりだったのですけど…これじゃ形無しだ。」「君が無事でいてくれたのは、嬉しいですけど…私、もっともっと気を付けなけれななりませんね。」『…。』まるで懺悔のような貴方のつぶやきに、少女は押し黙るように声を発さずに、あなたの〝後悔〟を聞き続けるだろう。「湿っぽくするんじゃありませんよ!」「ただ今度こそ守ります。…そういう意思表示ですよ。」『…。』貴方の顔には〝表情〟と呼べるものがない。だが、少女はそんなあなたの〝表情〟を心の中で【直感】的に感じ取れていただろうか。…今のあなたは、どこか無理をしていて、愛想笑いを浮かべているように感じる。『Prrrrrrrrrrrrrrr……』突然、あなたの電話に〝着信〟があっただろうか。…そして、着信先は目の前にいる少女であっただろう。『…電話に出て、コールさん。』指で電話のかたちをつくりながら、それを耳にあてて、そのまま少女はあなたを見つめながらそう呟いただろう。

……電話に出ますか?   (2/7 22:20:34)


ず@コールフロムザメトロデッド> 
「電話、ですか?(今も取り繕っている。それが根性の正体。負けられない心が繕う、針の跡。けれどその奥を見透かされるなんて、今までなかったものだから、彼はまだ気付いていない。)いいですよ!お電話の方が色々やり取りしやすいですし、食事処ですし。(『がちゃ』。当然のように彼はそのスマート・フォンを耳に当てて、『表情』を見られているなんて知らなかった。)『…もしもし。』(なんて明るく呼ぶその合間にも、彼は君を前にして恐れている。)『何か相談事ですか?それとも秘密事?なんでも聞きますよ。僕は君を、【守らなきゃいけない】んですから。』(守ることを、見失い始めている。守らねば、背負わねばならない、僕だけが背負わなければならない。懺悔も、僕だけが彼女を救わねばならない。みんなが残した全てを、背負わなければ。だって、そうでないと、『可哀想』で。)『大丈夫。僕は、大丈夫ですから。』(その言葉に込められた意味だけは、残酷にも忘れられなかった。)

「(それは呪い(まじない)。)」

「(自分を救えない理由。君を守らなければならない理由。)…ね。(彼はまた、笑っていた。シルクハットはまだ無くなった笑顔だけを残して顔を隠し続ける。優しい笑顔だけれど、自分には向けたことの無い笑顔。僕は大丈夫だった。人よりも強かった。人よりも心が頑丈に出来ていた、そのはずだ。だから彼を抱き抱えて、その腕の中で見守っていたはずだ。)ゆっくりでいいですよ。(哀れだった。死に行った人々があまりに哀れで、彼はその感情を許せなくて、けれど捨てることができなくて、まだ『彼女』を救うのに手をこまねいている。それが恋でないことなんて、とっくのとうに知っていた。何が懺悔なのだろうか、何が彼らのためになるのだろうか。わからないまま、君に優しげな言葉をかけた。)『僕が、守りますからね。』(そしてまだ、彼の表情は小さく、けれど笑っていた。彼にはまだ、懺悔ができなかった。彼はまだ、『守らねば』ならなかった。)」   (2/7 23:29:11)


うぉっか。@マルス> 
「電話、ですか?いいですよ!お電話の方が色々やり取りしやすいですし、食事処ですし。」まるで営業のスマイルだ。相手の様子を伺い、取り繕い、自分の顔に仮面をつけて、本音を隠す笑顔。それはもはや笑顔ではない。ただの頬の筋肉の運動に過ぎないのだ。《ガチャッ》「〝…もしもし。〟 」「何か相談事ですか?それとも秘密事?なんでも聞きますよ。僕は君を、【守らなきゃいけない】んですから。」【義務感】と【罪悪感】から生まれでた【脅迫観念】が貴方の口を操り、少女にそう呟いてしまっている。 「〝大丈夫。僕は、大丈夫ですから。〟 」「〝…ね。〟 」[大丈夫]その言葉は、果たして少女に向けられたものだったのだろうか?…否、その言葉はきっと、自分を言い聞かせる為に吐いたものだろう。そうやって自己暗示をして、自分の中にある【それ】に気付かないようにして立ち振舞っているだけなのだ。少女にはそんな様子がなんとなしに伝わってくる。「〝ゆっくりでいいですよ。〟 」『………。』少女はまだ喋らない。「〝僕が、守りますからね。〟 」その言葉を最後にして、そのあと暫く、ふたりの会話に間が生まれただろうか。『…………。』『〝……もしもし?〟』その静寂を破たのは、少女の方からだっただろうか。少女は改めてあなたの【心】に向けて応答を尋ね、問い掛けただろうか。『〝無理、しなくていいんだよ。〟 』少女は開口一番に、一番伝えたいことをまず口にしただろうか。『〝…ううん、違うよね。〟 』それからすぐに、いまさっき口にした自分の発言が正しいニュアンスのものでないと思い、首を軽く振って先程の発言を改めて言い直すことにして『〝無理やりにでも頑張らないといけなくなっちゃってるんだよね。〟 』そこで少女はあなたがいま囚われしまっている【脅迫観念】に気付かせる為に、そう告げて、少女はあなたの理解者になろうとしただろう。『〝────コールさんはいつもみんなを守る為に頑張ってるもんね。〟 』『〝─────えらいね。 〟』少女はあなたがこれまで行ってきた【やりかた】を優しく賞賛しただろう。『〝でも〟 』…と、そこで否定的な言葉を一度挟み、あなたに再度自分の言葉に集中を促す。『〝─────その【守るべきひと】の中に【自分自身】がはいってないよ?〟 』…と、そんな風に、あなたがずっと見落としてたことを、少女は朗らかに笑いながら指摘してくれただろうか。『自分も守らなくちゃ、傷だらけになって、コールさんがいくら強くても、いつか倒れちゃうよ?』そして少女からそんな心配をされれば、あなたはどんな反応を返してくれるだろうか。   (2/8 00:38:50)


ず@コールフロムザメトロデッド> 
「…ゆっくり、ね。(沈黙の間にある言葉は君に向けられた。けれどそれこそ、彼に言い聞かせるべきものなのかもしれない。)」「………(君が、もしもし。と問い直すのに聞き入って、えらいねなんて言葉に迷って。)…僕は…まだ、ですよ。まだやらなきゃいけないことがある。まだ誉められるには遠い。(負けられない。だから、理想は高く高く、追い求めねばならない。ならない、ならないのだ。)僕は。…君のためなら倒れられます。(変わりたくない。…いや、変わってはいけない、これ以上。それは、背負えなくなるかもしれない。)…ただ…(誰かに少しでも頼る事ができれば、どれだけ楽だったことか。まだ我慢のしすぎではない、そのはずだ。)いえ。(…振り払う。小隊長だ、負けない。負けられない。)誰かのためなら倒れられます。(小間使いに、今の立場は重すぎた。誰かのためにと血反吐を吐くのは慣れているから、さらにその責任が増えた形。)僕の勘定は、最後ですよ。…でも大丈夫です、心配しないで。僕はそれでいいんです。(けれど受け入れるのは、そうであれば君を守れるから。)自分が入っていないのなんて、よく知ってますよ。わかってます。でも僕にできるのはそれくらいだ。(守りたいのは、今を生きる大切な人が離れるのを恐れた執着だ。)」「(【根性】。何と言われようと、いくら見透かされようと、彼は『朗らかな』笑顔を、まだ、まだ続けていた。)だから大丈夫、心配しなくても、僕は守るために、生きねばならないんですから。(ある意味で、命でさえも彼を縛る鎖だ。命を鎖にしているのは自分自身で、そうあることが彼の『守る』源だ。)だからそんな目をしないで。僕に向けないで。…恐ろしくなってしまいます。(守らねばならない源だ。決意、ではなく恐れの鎖だ。)僕は、大丈夫。(このままでいなくては、ならない。彼は君の優しさを、あえて無碍にしようとしている。)」「…あ、バナナ食べます?あれとか、狙い目じゃないですか?(配給に並ぶ黄色い果実は微笑むように。彼が姿を隠すように。それは黒く、斑点が浮かんでいた。)」   (2/9 23:47:59)


うぉっか。@マルス> 
「〝…僕は…まだ、ですよ。まだやらなきゃいけないことがある。まだ誉められるには遠い。〟 」謙遜。…否、もはやそれは自虐に等しい発言だっただろう。天高く見える【理想】という名の【太陽】へと手を伸ばすも、その【理想】に全身を焼き尽くされて失落してしまう憐れな【天使】のようだった。そんな天使のような貴方の在り方に少女は思わず眉を顰めてしまう。「〝僕は。…君のためなら倒れられます。〟 」『…。』きっと貴方は【こわい】のだろう。変わってしまうことで、時間が経っていくことで、〝背中に背負う【誰か】のことを忘れてしまうのではないか、と。…その思いを失ってしまうのではないか、と。〟「〝 …ただ…〟 」『〝…ただ?…〟』ほんの少しだけ、あなたの〝本音〟が聞こえてきそうな気がして、少女はその声を聞き逃さない為にあなたが呟きかけた〝本音〟を繰り返し呟いて。「〝…いえ。〟」『────。』嗚呼、残念。聞こえるかと思った貴方の〝本音〟は直前になってまた心の奥底へと沈んでいってしまった。「〝 ───誰かのためなら倒れられます。〟」『…。』「〝僕の勘定は、最後ですよ。…でも大丈夫です、心配しないで。僕はそれでいいんです。〟」…なんで「〝自分が入っていないのなんて、よく知ってますよ。わかってます。でも僕にできるのはそれくらいだ。〟」…なんで貴方は「〝だから大丈夫、心配しなくても、僕は守るために、生きねばならないんですから。〟」そんなにも頑なに、拒絶するのだろうか。「〝だからそんな目をしないで。僕に向けないで。…恐ろしくなってしまいます。〟」〝そんな目〟とは、今、ボクはどんな【顔】をキミに向けているのだろうか。…心の中が、ぐしゃぐしゃになっていて、自分を、客観的に見ることが出来ないから、今、ボクがキミに向けている【表情】がわからない。…嗚呼、でも、恐ろしい、なんていっているということは、ボクはきっと今____「〝僕は、大丈夫。〟」「〝…あ、バナナ食べます?あれとか、狙い目じゃないですか?〟」『〝…ッ!!〟』瞬間、少女の心の中で何かがぶち切れたふうになって、思わず自分の奥歯を噛み潰すが如く、大きく歯軋りをしてみせただろうか。そして少女は繋いでいた電話を一方的にきり、あなたの顔をまっすぐに見ては『───いい加減にしてよ!!!!!』食堂に響き渡るほどの大きな声による叱咤。その声が響くと、あたりは忽ちほんの暫くの間、静まり返ってしまっただろうか。『ごめん、生憎と今日は、そんな気分じゃないや。』あなたが少女の機嫌をとるために、話しを変えるために選んだ少女の好物であるバナナですらも、今の少女を止めることは出来なかっただろうか。『ねえ』『今日のぼくは、ちょっと〝辛口〟だよ。』【甘いものはいらない】【甘いことを言わない】あなたにとって【甘さ】が仇となるならば、例え苦手な【味】でも、あなたに伝えなくてはならない。『ねえ…』『…さっき、ぼくの為なら倒れるって、コールさん言ってたよね?』『あれ』『ぼくの為じゃないでしょ?』あなたが先程少女に告げた誓い、それを少女は掘り起こし、本当は違うのではないかと指摘したであろうか。『…第一、ぼくはコールさんが倒れること、望んでないし。』そもそも、少女はあなたが倒れることを望んでいない。それなのに頑なに自分の身を投げ捨ててまで守ろうとするのは、その【背中】に、そうさせている【誰か】がいるということに他ならないからであろう。『…少し嫌な気持ちにさせちゃうだろうけど、覚悟して聞いてね?』きっと、次に口に出す言葉は、あなたを大きく傷つけてしまうかもしれない。もし、傷つけたことで、あなたは自分のことが嫌いになってしまうかもしれない、と、そんな不安と恐怖を覚えながらも、少女も覚悟を決めて、あなたに伝える勇気をもって 『──────ボクは、〝今〟のキミになんかに守られたくない。』『────ボクは、キミの【背中】にいる【亡霊】じゃないんだ。』『──────ボクを勝手に、キミの都合のいい【贖罪】の道具にしないで。』少女は冷たくあなたにそう言い放っただろうか。果たして、あなたは少女の言葉をどのように汲み取るだろうか。…あなたは少女の【真意】に気付けるのだろうか。   (2/10 00:57:21)


ず@コールフロムザメトロデッド> 
「(この手から取り落としてから、2度と口にしなかった言葉がある。)」「…なんで、そう、見逃してくれないんですか。(彼は頑固だった。貫きたかった。貫き通したかった。けれど君はさらにその先で、硬い心の先へ先へと手を伸ばす。食堂だとか、人前だとか、そんなこと関係なく、君は怒りを露にした。周りは喧騒に構いなく、人の往来だって止まることはない。)…(彼は俯いて、迷っていた。逃げ出してしまおうかとすら考えた。そうすれば、変わらないでいられる。彼女たちを、報ったままでいられる。)なんで、なんで放っておかないのですか。僕はこんな、守るしかできない『小間使い』なのに。(小隊長という規模で、彼がやろうとしていたことは、ただの『小間使い』なのだ。)…(ほどけていく。【根性】で、こんがらがったまま縫い着けた糸が、ほどけていく。彼は人一倍強く、けれどだから、そのまま進んでしまえた。)マルス、さん。(君の目を見ながら名前を呼んだ。その糸に手を加えて、ほどく準備、を進めたのは、あの煙の。我慢をしすぎるのはよくない。だなんて、懐かしい言葉を。昔何度、誰に言われた言葉だったか。)」「(その瞳が、僕を見ていたから。)」「(プロポーズは、格好のいいものだった。『私が君を守ります』。だなんて言っておいて、すぐ1人で死んでしまったのだから呆気ない。…それまで、何度も何度も励まされてきた。目的は見失うなと、何度自分に言い聞かせてきた。)…そうですね。ええ、そうです。(根性を、命を呪いにしているのは自分だ。目的を見失ってはならない、守るために守る。それは『手段しかない』。理由を度外視した。)倒れて欲しくない、だなんて、嬉しいことを言ってくれますね。(小隊長だって人間だ。…だから、人を想うことも、人に想われることも、人間だからできるのだ。)言い訳したりとか…そういう逃げ道は、もう、ありませんね。(最初は君を守ったのは、確かにその、『理由』だったはずだ。そしてそれは、贖罪などではなかったはずだ。)もう、そんな気もないです。(辛さは、どうにか彼の舌には合っていた。『哀れみ』は、死に行った人も今生きる人間も、侮辱する行為だった。)僕は。」「共に立つために、守っていた。」「(円情報局長は、ぶっ倒れていたところを拾って。イヌガミトウマの、意思を継いで。レイ・ラベットに、『子供』のまま、そっと抱き締めて。)ねえ、マルスさん。(彼女は哀れみを求めているか?)『電話』。(prrrrr…もう、君が守る必要もないくらい、強い男になったことを見せよう。)出てください。(君はもういないけれど、彼のそれは、偶像との『共依存』、だったから。)僕は君に諭されて思ったことがあります。この際だから、言ってしまいますね。そんなことにさせる気はありません、でも『共に立つ』ための覚悟として。(饒舌が回る。『根性が据わる』。繋がる糸はまっすぐぴんと張っていて揺蕩わず、それは『こころとこころ』の間に架かった。)」「『君に、恋をした。』」「受け取るのも拒絶するのも、どちらでも『大丈夫』。これが伝えたかっただけです。(根性は、呪い、などではなくなった。)死んだら、全ておしまいですからね。(この手からこぼれ落ちてから、2度と口にしなかった言葉は。きっと、『関係』というものを大切にしたからだった。)」   (2/10 02:21:15)


うぉっか。@マルス> 
「…なんで、そう、見逃してくれないんですか。」「マルス、さん。」『…。』少女は、答えなかった。しかし、少女があなたにそこまでする理由は、きっとひとつだけだとわかるだろう。…あなたに、心を救われたからだ。あなたは少女の命を救った。その恩返しをしたくて、少女はあなたの抱える【それ】に真摯に向き合い、それに付き合った。「…そうですね。ええ、そうです。」「言い訳したりとか…そういう逃げ道は、もう、ありませんね。」「もう、そんな気もないです。」「僕は。」『…!』今度こそ、あなたの【本音】が聞けるのだろうか。…また、先程のように直前に消えてなくなったりしないだろうか、…いや、どうやら、今回はもう、あなたの覚悟も決まっているようだ。『……。』少女の表情が和らいだ。もう、キミにこれ以上の辛さは必要ないだろう。そして、少女はあなたの【決意】に耳を傾ける。決して聞き逃さないように、あなたの顔を改めて見つめ直して。「───ねえ、マルスさん。」『─────。』(Prrrrrr…)電話が、再び鳴りだした。「『電話』。」「出てください。」既に相手は電話を耳にあて、此方が出るのを待っている。『─────。』(Prrrrrr…)(…ガチャ)そして、少女も電話をとり、【『こころとこころ』】は、ついに繋がっただろう。『〝…もしもし?〟 』もう一度、改めてあなたの心に問い掛ける。そして、これから聞けるであろう、あなたの本音がどんなものなのだろう、と、期待半分、不安もたくさんな気持ちで、あなたの言葉を待っていれば「〝『君に、恋をした。』〟」『〝____え…?〟』少女はあなたの予想外の言葉に困惑しただろうか。聞き間違いなのだろうか、とすら、一瞬そう感じたが、この電話で、それは発生する筈もない、とすれば、今、聞こえたあなたの言葉は紛れもない【本音】であることを理解し、それが余計に少女を驚かして固まらせていて。率直にいうと、少女はあなたの【本音】に絶句していただろう。「〝受け取るのも拒絶するのも、どちらでも『大丈夫』。これが伝えたかっただけです。〟」「〝死んだら、全ておしまいですからね。〟」『〝……。〟』確かに、あなたにとってそれは大きな決断だったのだろう。現に、もうあなたの様子に無理をしているような気配は感じられない。…だからこそ、少女は、そんなあなたからの【プロポーズ】に戸惑いを隠せずにいた。少女は、あなたの【プロポーズ】に対して即断することが出来ず、顔を赤らめてしまい、あたまのなかが真っ白になって、あなたに合わせていた目線も、今ではとてもではないが、その目に合わせることも出来なくて、少女の目は左右に揺れ動いて、時折あなたの言葉が本当なのだろうか、と、目で訴えるようにあなたをちらり、と見ては、また視線を外していただろうか。『〝…あ、あのね。〟』少女は、落ち着きを取り戻したのか、ようやく言葉を伝えることが出来て、あなたにそう語り掛けるだろう。『〝まさか、こんなこと言われるなんて、全然思ってなかったから、びっくりしたけど…。』『〝……あの〟』『〝____友達からなら、いいよ?〟』いきなり恋人になるのは流石にはやすぎる。それが少女の答えだった。…まだ、恋心がどんなものすらもよくわかっていない少女からすれば、その決断はとても難しかった。…だが、あなたにとって、少女がどれだけ大切な存在なのかも察することが出来た少女は、あなたのそんな思いを汲み取り、そう提案したであろうか。   (2/10 03:25:30)


ず@コールフロムザメトロデッド> 
「前向きな返答、ということで。…フフ、なんてね。(憑き物は全て落ちたようで、彼の動かない表情は和らいでいる。)でもこの恋は、嘘ではありませんよ。(笑顔は、戻った。)では。改めてよろしくお願いしますね、『ご友人』さん?(…皆さん、見てますか。『お友達』が、できました。そんな風に、鍵のかかった魂の国へと彼は糸こそ繋げることはできないが、哀れみでなくその『勇姿』を、送ったのだった。)」〆   (2/10 03:37:27)