マルス&CFTM

うぉっか。@マルス >
 例の一件以降、アルマデル第八支部から追い出された局員たちは各々が街で潜伏することになった。局地の敷地内以外に居住がない少女は、雨夜鳥の家に居候という形で住まわせて貰っていた。但し、日中は殆ど各々が自由行動をとっていることが多く、そんな中少女も今日は外に出て街中を出歩く予定でいただろうか。街に出掛ける準備が出来きれば、少女はスマホを取り出して、とある人物に《電話》をかけたであろうか。(Prrrrrr…)『あ、もしもし?コールさん?ボクだよ!!マルス、マルス!!』かけた相手はコール・フロム・ザ・メトロデッド、貴方である。あなたが電話に出たなら、まもなくして少女の明るくて元気の良い声が聞こえてきただろうか。『ねえねえ、コールさん今日の予定は空いてる??』『空いてるならマルスと一緒に出掛けようよ!!』そして少女はあなたをお出掛けに誘うであろうか。『待ち合わせ場所メールで送るから、○○時に集合ね!!』どうやらお出掛けルートも既に決まっているらしく、少女はとある場所の地図情報をあなたの電話に送れば、まもなくあなたのメールアプリに通知が届くだろう。どうやらお出掛け場所はとある商店街の大通りらしい。今どきのフードショップやオシャレなカフェテリア、時間を潰すならもってこいなゲームセンター、などのお店が立ち並んでおり、曜日問わずなどは若い世代の人々で賑わう繁華街だっただろう。 (2/13 23:16:22)


ず@コールフロムザメトロデッド > 
「こう、積極的というか、無頓着というか、なんというか…(恋というものはわからないから、だろうか。あの日からそう時間は経っていない、と思うのだが…それは僕の感覚だろうか。)いやまあ、行きますけどね?そりゃ嬉しいですよ?でもこれって…(高級ホテルからバイクに乗って、大通り近くの駐車場に止める予定。燕尾とマフラーをはためかせながら、相棒はエンジンの駆動とタイヤがコンクリに摩擦の音でスピードを奏でている。)…(言葉にするのは憚られた。相手の年齢を考えてみろ、無頓着でも当たり前だし、これは『お出掛け』だ。)でも、ねえ。(だがこちらからしてみれば、想像するのも当たり前だと言える。)…デート、ってやつですよねえ。(うつつを抜かしてしまっても、仕方がないだろう。彼はにやけ笑いをしてしまいそうで指先で口角を抑えようとして、ヘルメットに細長い指をあてがった。)…あ、顔ないしヘルメット被ってた。(癖はなかなか、直らないものである。)」「(相棒は地下駐車場に、ヘルメットをお供にして留守番を任せた。)お待たせしました、マルスさん。(リスクはある。けれど、折角のデート(少なくとも僕からすれば)にヘルメットを被るのは無粋極まりない、と思って。)ちょっと見栄張ってきちゃったんですけどね、バレたらその時はその時ってことで…(胸元も今はしっかり閉めている。君と出掛けるとなったらある程度の礼節を弁えて身だしなみを整えて…と考えた。面影がほとんど無くなってしまうのは本末転倒だし、と考え出した結果がリスクあるものだった。ハットを深く被り、顔をマフラーにうずめ。…彼は不器用である。)君の姿をメット越しにというのも嫌ですし。(キザったらしい奇術師らしさは変わらないが。)…なあんてね。今日は君が導いてくれるんでしたね、ぜひぜひ手を引き連れてくださいな。(そっと、細長く陶器のような指先を君に向けて、手のひらを差し出した。)」 (2/13 23:51:56)


うぉっか。@マルス > 
『あ!いたいたー!!』待ち合わせの予定時刻より約10分程前くらいでふたりは無事に合流を果たすだろうか。あなたを見つけてついついはしゃいでしまった少女は、そのままあなたの側まで駆け寄ると「お待たせしました、マルスさん。」『ううん、ボクもいま来たところだよ♪』今日の少女の衣装は朱色の袖の長いトップスと少女の膝の丈ぐらいまである黒いスカート。あたまに藍色のベレー帽を被って、肩から赤色のポーチをさげていただろう。https://m.missweets.com/beauty-up-speaker-dress-set-p-63556.html?gclid=CjwKCAiA9aKQBhBREiwAyGP5lUuorycBq4XJgoY7pCElSrTDE7UwcFv8ATJpt-0Q0xQVNJ3PRv0m3BoCEvkQAvD_BwE&utm_campaign=S_PLA_SSC_Dress_Setup&utm_content=&utm_medium=&utm_source=Google そんな少女は、相手を待たせてしまったかと心配する貴方に軽く首を左右に振って、そう答えただろうか。『今日はいつものヘルメットしてないね』「ちょっと見栄張ってきちゃったんですけどね、バレたらその時はその時ってことで…」今日のあなたはヘルメットを被っていない。そんな事細かな違いに少女は目敏く気付き、それを口にするだろう。「君の姿をメット越しにというのも嫌ですし。」『別にぼくは気にしないけどね。ヘルメットを付けてても、つけていなくとも、コールさんはコールさんだよ。』これは互いの感性の問題なのだろうが、少女は別に今日あなたが例えいつもと同じようにヘルメットをつけてやってきたとしても、特に気に障ることなんてものはなく、何の問題もないのである。だから、あなたがそのことで気にする必要もないと答えたのであった。「…なあんてね。今日は君が導いてくれるんでしたね、ぜひぜひ手を引き連れてくださいな。」『もちろんだよ!!』『今日はいきたいところがたくさんあるんだ!!』『まずはあそこだよ!!』そういって指を指したのは、自分好みのドリンクを作れるお店だっただろう。そのお店は移動販売式で営業を行っていて、店員が車の中でお客さんが選んだ素材をドリンクにしてくれるそうだ。もちろん既製品も売ってあり、いちごミルクやカフェラテ、ジンジャーエールなど種類は様々だ。店員曰く、ランダムに素材を決めて提供してくれるシステムもあるんだそうだ。さてさて、あなたは今日はどんなものが飲みたい? (2/14 00:39:23)


ず@コールフロムザメトロデッド > 
「待たせていないようでしたら、よかっ…(深く被ったハットを浅く上げて瞳を確かなものにすれば、唖然としてしまった。)…あらかわいい。(饒舌である。…それを取り戻したのはあなたのせいで、あなたのおかげ。)似合ってますよ、マルスさん。かわいいです。僕は普段とほぼ変わりませんけど…外用の服も買っておけばよかったですかねえ。(どんな答えが返ってくるかほぼわかっていることも語ってしまうものだ。まだお友達だから、とはいえ見栄を破られるのは少し悲しい。)まあ、気にしててもしょうがないみたいですけど。…まあ、でもそうですね。僕は僕だ、身振り手振りより君といられる方が大切なことでした。(しかしこれで見栄を使って魅せるのに懲りて、キザではあるがただただ楽しむことを考えるようになった。君には通じないし、何より君にはそれが大事なことなのだろう、と思えて。)…ふふ。(はつらつな君を温かく見守りながら。)元気ですねえ。(初めて会った頃だとか、叱責の頃だとかでは、ちゃんと『楽しい』という感情を抱かせられていなかった。だから今は、それを一緒に楽しむべきなのだろう。)」「へえ…面白いですね、これは。(店頭に並ぶフルーツを見渡して、やはり目に入るのは。)…でも僕、なんだか呪われたような気分です。(バナナだ。黄色い果実、君との邂逅の証であり、君の激怒の理由にもなったフルーツ。呪われた、なんてのは冗談だが、因果は感じざるを得ない。あってもおかしくはない、けれど。)でも、今となってはこれも、大事な想い出ですし…僕はバナナミルクにしましょうか。(彼はそういうところに執着する癖がある。それが『大丈夫』や『守ること』のように悪く転ぶこともあるけれど、その呪いを解いた先にあるものは綺麗なものだ。例えばこのバナナも、光明を開いてくれた立役者なんて言い方だってできる。悪いことばかりでもない。)決まりました?(応えを待ち、)すみません、バナナと…(目配せ…というより顔配せで君に注文を問うた。)」 (2/14 01:27:03)


うぉっか。@マルス > 
「似合ってますよ、マルスさん。かわいいです。僕は普段とほぼ変わりませんけど…外用の服も買っておけばよかったですかねえ。」『えへへ、ありがと!!』少女はあなたの褒め言葉を素直に受け取り、朗な笑みを浮かべて笑い返しながらそう口にしただろう。『この服もね、今からいく大通りにある洋服屋さんで買ったんだよ?』と、あなたが自分の洋服について気がついたことによって、話を発展させて更に自分の洋服について紹介すれば、もっとこの服を見て欲しい、と言わんばかりに、くるん、と、右足の先を軸にしながらその場でひと回転しただろう。『ふふ♪普段は施設内のショッピングエリアでしかお買い物したことないんだけど、だからこそ、こうして新しいお店をまわるのがとっても楽しいし、面白いんだ!』少女はその類まれなる体質上、あまり外出をさせる許可がおりず、任務以外では街に訪れる機会はなかった。そのため、やや意図した形ではないものの、こうして施設外で暮らすことになり、街での生活も楽しむことが出来たのは、少女にとって、とても新鮮なことなのであった。「…ふふ。」「元気ですねぇ。」『えへへ、だって楽しいんだもん。それにこれからコールさんと一緒にお出掛けするから、もっともっと楽しくなりそうでわくわくしてるんだ!!』“元気ですねぇ”と、言葉にされた少女は、嬉しそうに笑っただろう。そして少女はその理由について自分なりに推察しており、そして今日のお出かけについても楽しみにしていたと伝えれば、早速あなたの手をかるくひっぱり、はやく街へ駆り出よう、と促すだろうか。『ついたよ!!』「へえ…面白いですね、これは」そして、先程いた場所から数分歩けば、先程紹介したお店に辿り着いただろう。「…でも僕、なんだか呪われたような気分です。」『呪い…?』“呪い”だなんて物騒な言い回しが聞こえてきたので、少女は思わず不思議そうに尋ね返したであろう。「でも、今となってはこれも、大事な想い出ですし…僕はバナナミルクにしましょうか。」『……。』少女は何も言わなかったが、あなたの注文を聞いて、先程あなたが呟いた“呪い”の意味を納得していたであろう。「決まりました?」『あ、ボクはチョコミルクで!!』あなたからそう聞かれれば、自分の注文がまだだったことを思い出して、改めて自分の注文を店員に伝えたであろう。…そうしてふたりの注文を聞き終えた店員はさっそくドリンクを作り出して、数分後まもなくしてふたりに注文していたドリンクが手渡せるだろう。『わぁーい!!やったぁー!!』チョコミルクを受け取った少女はさっそくストローの先に口をあて、ドリンクをひとくち飲むであろう。『あ!!ほんとにチョコだ!!すごーい!!』感覚としてはチョコアイスを溶かしたものがドリンクになってるようで、少女は普段口にした事の無い未知なる飲み物に感動を覚えていたのであった。 (2/16 01:31:38)


ず@コールフロムザメトロデッド > 
「(女の子らしい姿だ。可愛らしい服に身を包んだり、誉められて素直に笑ったり、『元気』、だったり。大好きな甘いものを好きなままに舌の上で楽しんで、生き生きしている。)ありがとうございます。(と、店頭に立つ誰かさんに伝えるのは、ドリンクを受け取ったから。それと、彼女が楽しそうだからだ。後者は伝わらないだろう、伝わらなくてもいい。楽しそうにしているのが見れたから、自己満足のようなものだ。)ほんとのチョコ、ですか。へえ…おいしそう。(チョコのドリンク、カカオ繋がりで言えば思い付くのはココア。しかしそれはしっかり『チョコレート』だという、興味深い。)こういう変わった飲み物は、あそこじゃあまり見れませんからねえ。(町中の彼女は今だからこそ見れる姿で、2色のミルクは今だからこそ見れる飲み物で。)貴重な体験ですね。(他でもない君と、その特別を共有している。)今でしかできないことを君とできるのは。今の君を見れるのは、嬉しい限りだ。(出会った頃の、衰弱しきった姿とは打って変わった君と。)」「呪いとか鎖とか縁近い存在ですけど、そう悪くはないですよ。むしろ、そのお陰でこの『デート』に、付き合わせてもらってるのですからね。(特別を明確に言葉にするならば。強調して言葉にした。)それじゃ僕も、いただきます。(それを残して、バナナミルク。頭が鉄筒に変わる前も後も飲んだ記憶はない。期待しながらマフラーを少し下げ、空いた隙間にストローを通して。下顎の代わりのようなマフラーのお陰で、その顔は意地悪い笑顔のようだ。)うん。これもほんとに、バナナですよ。(ミルキーな口触りとバナナの優しい味わいは、期待どおりの甘味と未知を与えてくれた。)そうですねえ…(未知は、けれど一色だけでは足りない。)ちょうどチョコとバナナですし、一口、交換してみます?(だってそこには、2つある。間接キスにたじろぐような気はしないが、まだ『おともだち』だからこそ積極的に。)あ、もちろん無理にとは言いませんよ。(けれどあくまで紳士的に。)今日は君の楽しめるままを選んでもらいたいですからね。(そして君の自由な導きに従おう。)」 (2/17 19:46:48)


うぉっか。@マルス > 
『ぷはぁ…♪』少し中に入ってる飲み物の粘度が高いのか、少女はストローで中のチョコミルクを吸い取る際に目を強く瞑りながら吸っており、そして、ひと通り吸い終えると、少女は無意識的にそんな声をあげながらストローの先から口を離す、を何度か繰り返しながら飲んでいたであろうか。「こういう変わった飲み物は、あそこじゃあまり見れませんからねえ。」『うんうん、ぼくもはじめて飲んだよぉ。』『このお店、アルマデルのショッピングエリアにもやってきてくれれば、またこのドリンクが飲めるになぁ…』こうして街の中を自由に散策できるのも、支部が乗っ取られて、街の中で生活を余儀なくされているこの状況だからこそであり、それはきっと、一時的なものでしかないと少女も分かっていた。支部を取り戻してしまえば、ここのお店の飲み物を飲む機会は失われてしまうだろう。それはちょっぴり悲しいことだが、やはり、支部を取り戻すことの方が最優先であることに間違いはない。致し方ないことなのだ。「それじゃ僕も、いただきます。」『お…!』少女もまた、あなたが持つバナナミルクに興味があるようで、あなたが飲んだ後にどんな感想が聞けるのか、わくわくしながら見つめていただろうか。「うん。これもほんとに、バナナですよ。」『へぇー!!』やはりバナナの味がするのか、と少女は驚きと感動が現れた表情で思わずそんな声をあげながら反応し、改めて、このお店は色んな味を再現するのが得意なお店なんだな、と、少女はこのお店の飲み物のクオリティに深く感心していただろうか。「そうですねえ…」『…?』「ちょうどチョコとバナナですし、一口、交換してみます?」『うえぇ!?』あなたから飲み物の交換を申し込まれ、少女は思わず困惑して驚いた表情で突飛な声をあげてしまっただろうか。「あ、もちろん無理にとは言いませんよ。」「今日は君の楽しめるままを選んでもらいたいですからね。」『……うーん』少女は悩み、揺らいでいた。このままチョコミルクを全部飲みたい気もするし、あなたが持つバナナミルクも飲んでみたい気持ちもある。『むむむ……』少女は飲みかけのチョコミルクを見つめながら、さらに悩むだろう。それほどまでに、このチョコミルクの味は少女も気に入ったようである。『……いいよ!!』少し名残り惜しい気もするが、あなたが持つバナナミルクも飲んでみたい気持ちの方が勝ったのか、少女はあなたの提案を受けいれただろう。『はい!!』そういって少女はあなたに飲みかけのチョコミルクを差し出したであろうか。さて、では飲み物の交換といこう。 (2/21 21:07:58)


ず@コールフロムザメトロデッド > 
「こうして新しい体験をするのも、ちゃんとおでかけできるのも今でこそですよね。(楽しげに息をついて、おいしそうにストローからとろけてミルキーなチョコレートを吸い出して。バナナミルクはすっきりとした吸い心地で、)ぷは。(しかし君の真似をしてみせる。)…なんて。息が漏れてますよ、かわいらしくね。(意識的に、弄ぶように。)共に道を行くのはなんだか、暖かいものです。感覚は姿形が人でなくなってからもう薄いはずなんですが、これだけは手放せないなあ。(『マフラーのお陰で、その顔は意地悪い笑顔のようだ』。奇術師はおどけて、踊って、舌を自由自在に回す。)どうでしょ。『デート』。君にとっても暖かく感じるものなら、いいんですが。(不器用なりに問うてみて。)…ああいえ、楽しいと言っていましたね。すみません、聞くまでもないか。そりゃそうだ。(けれど早口に自分で結論を出してしまうのは、真意がそこにないからだ。『楽しい』にも方向性がある。それが、アトラクションにでも乗るようなものか、あるいは共にいれて嬉しいか。単純な話で、さすがに野暮な質問だ。答えるかは君次第。)」「(口の中にはまだ、バナナの独特な風味が残る。早口に、後味が残る。)では、いただきますね。(根性だ。野暮なのだから、我慢して。純粋な君には『間接キス』だなんてまだ早い概念だ、野暮だろう。赤面を見るのは、まだ先の話。)…(チョコを吸い上げる。異形の体にてその吸引力は人並みで、透かしてみた液体の進みは遅い。)…ぷは。(2度目の、君の真似。)これは、息も漏れてしまうわけだ。(呼吸は必要なくとも、なんだかどこか力を使ったように感じて、声をあげてしまって。)…うん。思ったよりチョコバナナですよ。ちょっぴり高級な。(そんなやっとの思いの1口は、残った風味に混ざり合った。)」 (2/21 21:51:44)


うぉっか。@マルス > 
「こうして新しい体験をするのも、ちゃんとおでかけできるのも今でこそですよね。」『えへへ、そうだね!!』あなたの言葉に少女も無邪気に賛同する。今でもこそ、今だからこそ、こうしてあなたと時間を共有することができ、かけがえのない思い出がつくられていく。この一瞬、一瞬すべてが愛おしく感じるほどの[楽しさ]というものは、まさしく、筆舌に尽くし難いもので。『…!』こちらもあなたから譲り受けたバナナミルクのストローの先に口をあて、中の液体を吸い出そうとしただろう。どうやらこのバナナミルクにはバナナの果肉が少し入っているようで、その存在が少女を感動させていたであろう。もちろん、バナナ特有の甘酸っぱさも感じることが出来て嬉しそうな表情を浮かべていただろう。『…、…んん♪』『ぷはぁ…!』どうやらあなたから譲り受けたバナナミルクをもうすべて飲み終えてしまったらしい。それほどまでに少女を夢中にさせるおいしさだったのだろう。少女は少し名残おしそうに中の容器の僅かな残りを必死に吸い出そうとして、何回か錯誤すれば、もう本当に容器の中に飲み物がないことを確認した後に、諦めがついてからストローから口を離したであろうか。そして、やはり少女はストローから口を離す時に無意識に声が出てしまうようで、再びそんな無邪気で愛らしい様子が見れただろう。「ぷは。」「…なんて。息が漏れてますよ、かわいらしくね。」『え…!!?』思わず驚愕したような表情を浮かべてあなたの方へと顔を向ける少女。まさかそんな癖が出ていたとは露知らず、それを指摘された少女の顔はどんどんと赤くなっていって『……。』『…ぅ、ボク、そんな変な声でてた?』『ぅぅ…なんか、ちょっと恥ずかしい。』ジト目を繰り出しながら、羞恥心を与えられた原因であるあなたを少し恨みがましく思っていて、同時に突如として訪れた羞恥心に少女の心はひどく困惑していただろう。『…。』『コールさんって実はイジワルだよね??』その状態のまま、少女は少々不満げにあなたに向かってそう言葉を飛ばしただろうか。あなたも、以前食堂であった頃に比べれば、随分と気さくになったように思える。肩の荷が少しだけ、軽くなった証拠なのだろう。少女は表情のうえではあなたを少し睨みつけるような顔をしているが、内心ではちゃんとあなたのユニークさを面白がっており、無邪気に微笑んでいただろう。そしてそんな無邪気な心はすぐに少女の顔にも出てきて、無意識的にそれが見え隠れしていただろう。『うん、これもおいしかった!!』バナナミルクも非常においしい飲み物だった。少女はきちんとそれを声にして、そんな無邪気な姿勢は、つくってくれた店員の笑顔をもつくり出すであろう。「…ぷは。」「これは、息も漏れてしまうわけだ。」『あー!!』『むぅ、いま、絶対わざとやってたでしょ??』2度目の悪意あるモノマネには流石に少女も過敏に反応して、片頬を膨らませながら再びあなたを睨みつけては、堪忍の尾がきれたといわんばかりにそう文句を垂れていただろうか。『あんまりしつこいと、ボクもコールさんのモノマネしちゃうもんね!!』目には目を歯には歯を。モノマネにはモノマネを。少女はあなたの仕返しとしてそんな発言をして、あなたの隙を伺っていただろうか。仕返しの方法がやたらと幼稚なのは、きっとそれが少女の精神性故であるからであろう。 (2/21 22:58:16)


ず@コールフロムザメトロデッド > 
「(チョコミルクのとろり、はしつこく、なかなか吸いきれない。また一口、首の上に浮かべられる許容量まで吸うには時間が掛かる。けれど奇術師の沈黙は、飄々とした言葉を考えるまでの時間だ。)ふっ…ふふ。やっぱり、おいしいですね。(真似っこの『癖』の代わりに繰り出されたのは小さな笑い声だ。苦しくて息を出すのではない。それは人であった頃の名残。)ええ、わざとですよ。チョコで息が漏れてしまうのも事実ですけどね。(それは漏れた息と混じって。陶器のような体から吐かれる息は、白く凍ることもなく冷たい。全く感覚はないが、深く息をついてしまうのが君と同じであるのは嬉しくて、ついつい。)奇術師ですから、そうしてからかうのも生業なんですよ。何より『かわいらしい』んですもの。(純粋で、無垢で、そして無邪気な。君は豊かな感情を色を変えて見せてくれる。だから恥ずかしがったり怒ったりする姿は彼の見たかったもので、つまり『手の内』にある。それもまた事実だ。)君の表情が、もっと見たかった。駄目ですか?(だからまた彼は、意地悪く笑うだろう。意地が悪いのは彼の強みだから。)」「あともう1つ理由があってね。(飄々とした言葉で、『奇術』な言葉で無邪気な君には荷が重く。)真似をするのはその人の気を引きたいから。(シルクハットの先を摘まんで、)ふふ。(だなんて笑って見せて。)つまりアプローチ。そんな意味も込められているんですよ。(お誂え向きな笑い癖を出しながら、やはりイジワルだ。)恥ずかしくなければ、僕はモノマネしてもらえると嬉しいですけどね。(だがそれは君に対しての特別で、だから嬉しいのは本音のところだ。)…次、どこに行きましょうか?(あまり図に乗って泣かせてしまったら奇術師失格、本末転倒だ。いつの間にやら飲みきったチョコミルクのプラコップをゴミ箱に捨てて、彼は君の方を見ながら背を向けていた。)」 (2/21 23:52:11)


うぉっか。@マルス > 
「奇術師ですから、そうしてからかうのも生業なんですよ。何より『かわいらしい』んですもの。」「君の表情が、もっと見たかった。駄目ですか?」あなたはそう悪びれることも無く少女に尋ね聞く。そしてそれは、少女の羞恥心と反抗心を煽り、弄んでいるようだ。『…ぅ、だめ!!』それを受けた少女は反射的にそう叫んで、思いを伝えたであろう。これ以上はあなたの思いどおりにはさせない、という意思表示の現れであり、『表情』がみたいというあなたの欲求に反抗するように、ぷい、と、あなたにそっぽを向いて後ろへと振り返り、顔を見せないようにしていただろうか。『ボクばっかりじゃやっぱり不公平だよ…。』少女はあなたに背を向けた状態で、やや気を落とした様子でそう呟いたであろうか。『ボクだって、コールさんの色々な顔とか、姿、みてみたい。』『でも、コールさんはきっと、そういう隙みたいなものは見せてくれないだろうし、【表情】もよくわからないから、…やっぱり』『…ズルいよ。』後ろを向く少女の肩がちいさく下がったように見えただろうか。そして、いつまでも後ろ向きのままでいることもできないので、大人しく少女は貴方の方へと向き直るであろう。『あっ…』その時である。『ねえ!!コールさんみてみて!!あれ!!』少女はなにか【いいもの】でも見つけたのか、不意に顔を明るくして、少女が指をさした方向を見るようにあなたを促しただろうか。そして、少女が指さした方向にあったのは『プリクラ』の専門店だっただろうか。確かに、プリクラであれば、互いに色々な【表情】を見せ合うことが出来る。そこに不平等なものなんてないはずであろう。『ねえねえ!!次はあそこへ行こうよ!!ね?いいでしょ??』飲み物も互いに飲み終えたところで、次の行き先を決めるところだったので、実にタイミングとしてはきっと良好だっただろう。あとはあなたの了承次第だが、果たして、どうか (2/22 00:35:45)


ず@コールフロムザメトロデッド > 
「…(からかいすぎたか。と、いうのは、呑気な感想だろう。言葉は嬉しかった。それでも表情を生むのは癖と声と心だけで、それでも隙を生むのはこちらで、奇術師で。だから言葉の通りにするのは難しくて。)君ならできますよ。僕に隙を作るのは。(君が向き直ったら、逆に彼はそっぽを向いた。だがそれは、照れ隠しだ。彼にしてはあからさまだが、確かに隠してしまっているのが、だから彼には『隙がない』。)ねえマルスさん。(縁を摘まむ指先を離して、高い頭をしっかり掴む。)どうして僕が『笑って』いられるか、わかってますか?(肩を落としたままなのは、君の前で緊張はいらないからだ。)君に恋をしたと言ったでしょう、『マルス・マルクス』。(言葉を弄するようになったのも、君のお陰とも言える。恥じらいもなく言葉にするには軽々しくて背を向けて、けれど飄々と。それでいて、この言葉を本当の意味で送るのは君にだけだ。マルス・マルクス、君一人だけだ。)頑張って。きっと君になら、種を見破れるでしょう。(ハットを押さえつつ、天を仰ぐ。碧空だ。)いつかきっと取り落としますよ。僕は不器用なものですから。」「…さて!(指差した君の横顔をまた見て、指し示す先を見て。)プリクラですか。そういえば録ったことないですね、そういうものは。…僕、美顔とか効きそうにないなあ。(ちょっとした冗談をこぼして笑っている。笑顔はやっぱりまだない。楔として捨てた下顎だが、思ったよりも早くに笑顔を取り戻してしまったもので、鉄筒では足りなくなってきてしまった。表情と、それと美顔の効きそうな顔が。)行きましょっか。(経験も顔も、足りないものだらけだけれど了承した。君が僕に、君と僕の表情を見せてくれると言うものだから。)」 (2/22 01:13:33)


うぉっか。@マルス > 
「ねえマルスさん。」『…?』名前を呼ばれた少女はあどけない表情を浮かべて首を傾げる。「どうして僕が『笑って』いられるか、わかってますか」『…?』『…。』『…楽しいから?』少女は再び首を傾げる。今度は逆方向に。そして、その問いについて少女なりにすこし考えてからそう答えてみて。「君に恋をしたと言ったでしょう、『マルス・マルクス』。」『…!』『……。』あなたに改めて“恋をしている”と告白されれば、少女は少し驚いたような表情をみせた後に、無意識的にあなたから目線を逸らしていたであろう。それが【気恥しい】という感情であることに少女は気付くことなく、自分の感情に突如として生まれた新たな気持ちの変化に戸惑いを見せていただろう。「頑張って。きっと君になら、種を見破れるでしょう。」「いつかきっと取り落としますよ。僕は不器用なものですから。」『……。』少女の回答は無言だった。それは少女が恋心というものを理解していない故なのか、それとも見て見ぬふりをして誤魔化しているだけなのか。その是非は誰にも分からない。…当の本人である、少女でさえも。「行きましょっか。」『…!』『うん…!!』何はともあれ、次のお店へと向かおう。少女もまた『プリクラ』というお店に向かうのははじめての経験である。使い方で手間取ったりしないか、だとか多少不安要素があったりもするが、最新鋭のプリクラであれば、操作もきっと簡単な筈だと信じよう。『ついた!!』まもなくしてお店に辿り着いたなら、さっそく『プリクラ』を撮る箱のうちのひとつを見つけ、あなたを呼ぶだろう。『ここ空いてるよ!』少女が見つけたのは何の変哲もない普通のプリクラである。機能としては写真を撮った後に色々と文字やスタンプを加えられたり、目の大きさや肌の艶などを変えられるなどがあるようだ。このプリクラは特にスタンプが充実しているようで、写真を編集する画面もふたつあるため、撮った後にお互いに編集しあって完成したものを見せ合うことができるようだ。『さっそく中にはいってみようよ!!』そういって、少女はあなたの手を引き、プリクラの箱の中へと誘うであろうか。 (2/22 02:02:22)


ず@コールフロムザメトロデッド > 「(移り変わる心の中で、誰に何を見出だすか。それは僕に決められることではない。だからただ、この形の『愛』を君に送るだけ。)専門店…いろんな台があるんですかね?(『おでかけ』に戻ろう。愛だ恋だを僕が導くのは、少し『ずるい』。振り向いてもらうというのは、彼にとってはそういうことではないのだから。)ゲームセンターには遊びに行きますから、遠目で見たことはあるんですけどねえ…入ったことはありませんからねえ…ちょっと怖いな。(少し背の高い段を登った君を、少しだけ見上げる。やっぱり楽しげで、足を踏み入れる勇気は、君からもらえた。)よい、しょ…(その先に広がる空間は、2人分には十分な広さで、機械と緑の背景しかないはずなのになんだかきらびやかだ。)おお…(これから始まることが楽しみで、好奇心と怖いもの見たさというものか。)『写真を…』うわっ(怖いものは見た。…突然音声ガイドが話しかけてきたのだ。)…最新鋭ってすごいですね。(驚いて、彼はシルクハットで口元を隠してしまっていた。)」「(被り直すシルクハットは筒からぷかりと3cmほど浮き上がり、閉じた胸元をはだけて縫い跡と包帯を露にして。)せっかくですから、いつもの姿で録ってもらいますか。(胸のはだけた燕尾姿で、ショーマンは人でない姿に形を変えて。)…どこが肌か認識してくれればいいんですけど。(だなんて、ほんの少しのちょっとした不安を小笑いに言葉にした。)」 (2/22 02:40:34)


うぉっか。@マルス > 
「ゲームセンターには遊びに行きますから、遠目で見たことはあるんですけどねえ…入ったことはありませんからねえ…ちょっと怖いな。」『へぇ~、…コールさんでも[怖い]って思うことってあるんだ。』あなたがプリクラに入ることに対して少し戸惑いを見せている様子を少女は意外だと感じていただろう。しかし、少女にはあなたが何に恐れているのか、いまいち理解出来ていなかった。可愛らしく、煌びやかな箱のいったい何処にそんな恐怖するものが隠れているというのか。未知への憧れのみしか知らない少女は、そこに潜む脅威の存在など露知らず、だからこそ、こうして無邪気で、だからこそ少女は“少女”たらしめているのである。…だから、せいぜい少女が予測するあなたが抱く[恐怖]とは、箱の中が狭いだろうから、という具合なのだ。『でも、大丈夫!』そんなあなたに少女は明るく笑いかけながらそう言葉をかけてきただろうか。『マルスがついてるから、怖くないよ?』と、少女が呟いたのはあなたを恐怖から奮い立たせ、安心させる言葉。その言葉はきっと、日だまりのような温かさがあり、木漏れ日のような優しいひかりに満ちていただろう。そして、それはあなたが漠然として抱いた恐怖を拭い去るに値するほどのちからが、きっと存在したであろう。『あ!はじまった!』“写真を…”から続くプリクラの音声ガイドが流れ始めて、少女はプリクラの画面へと視線を移しただろう。すると、画面にはしっかりとふたりの姿が映し出されており、画面の端ぐらいのところに[START]ボタンがあっただろう。これを押せば、きっとシャッタータイムが開始されるのであろう。「せっかくですから、いつもの姿で録ってもらいますか。」『うん!!ありのままでいいと思うよ!!』今日はせっかくふたりの『お出掛け記念日』である。記念写真ならば、やはり、飾らず、ありのままの姿の自分をみせるのが一番良いであろう。少女もそう答えると、さっそく画面の[START]ボタンを押して、シャッタータイムを開始させるだろうか。『よぉし!!ポーズをキメるぞぉ〜!!』シャッタータイムが開始されれば、少女は大きな声でそうやる気に満ちたセリフを口にして、どんなポーズを取ろうか、少し考えていただろうか。『よぉーし!!』『えっへへ♪これでどうかな??』それから少女は少し画面に近づいて、顔の横に両手でダブルピースをつくれば、無邪気に笑ってみせたであろうか。『…コールさんはどんなポーズをキメる??』こちらのポーズが決まれば、少女はポーズや姿勢は変えずに顔だけあなたの方へと向けて、そう尋ね聞いたであろうか。…さて、あなたはどんなポーズをとる?? (2/22 03:26:14)


ず@コールフロムザメトロデッド >
 「『大丈夫』、ですか。(初めて君と、出会った時にかけた。)…ええ、確かに。(無意識なのだろうか。それとも確かな意味を込めた、おまじないなのだろうか。抑揚豊かな女性の声のナレーションを聞きながら、噛み締める。陳腐な言葉であるのは間違いない、君は無邪気でだからそれはただの偶然なのかもしれない。だが陳腐なれども、それは想い出の中に確かに包んである、『木漏れ日のような』言葉。)君といれば、大丈夫な気がしますね。(それがおまじないであれ、ただの君の言葉であれ、心に刻まれた『大丈夫』を、勇気を現すには十分なものだった。)かわいいですよ。とっても、とーってもね。(勇気は恐怖を振り払い、彼の軽々しさは元に戻った。)それじゃ僕は…(指先で鉄の頭をつつき、少し考えて。)いつもの姿、らしく。奇術師らしく自分らしく、そして『コール・フロム・ザ・メトロデッド』らしく。いつもの、というのは立ち振舞いも大切ですからね。(カウントダウンが始まろうとするその時に、彼は君の質問に答える。)それと君の真似も含めて。」「(3。こつこつと、汚れもない真っ白い靴の音を鳴らして君の隣、2。よりは少しだけ離れたところで。左手ではハットのつばを持ち上げ、1。右手は顔の横でピースサインを。鉄筒の奥では笑顔も浮かべながら、シャッター音がその姿を映した。)…(そのあともなぜかしばらくその体勢のまま、じっとして。)録れましたかね?(と、ポーズや姿勢を変えずに顔だけ君の方を向けながら、問う。)…どうでした?僕のポーズ。一生ものですから、ちょっとお揃いにしたかったんですよね。(そして、長い指で形作られたVをたたんで開いてを繰り返し、『お揃い』を示した。いたずら、でもある。しかし1番にはそれが本音なのだ。)」 (2/25 21:01:08)


うぉっか。@マルス >
 3、2、1…カシャッ…カウントダウンがはじまってまもなくして、シャッター音がなり、一瞬だけすこし眩い光がふたりを包み、その仲睦ましい姿を写真にしてしっかり記録されただろう。「録れましたかね?」『んふふ、気になるね!!』写真を撮ったあとでも暫くそのままのポーズをとったままの貴方。その様子がいつも紳士的で真面目な印象があるのも相まって、普段あまり見られないその“かわいらしさ”が意図せずギャップを生んでいたことだろう。そして、あなたにそう尋ねられた少女は、それを受けて楽しそうに微笑み、撮った写真の出来栄えがどうなったのか、少女も一緒になって気になっていたであろう。…それから間もなくして、画面には先程撮った写真が映し出され、見事お揃いのポーズで撮った、良い画が撮れていたことだろう。…どうでした?僕のポーズ。一生ものですから、ちょっとお揃いにしたかったんですよね。「…どうでした?僕のポーズ。一生ものですから、ちょっとお揃いにしたかったんですよね。」『えへへ、いいかんじだね!!』どうやら少女は写真の出来栄えに大変満足のようだ。そして『ふんふん、まだまだ沢山撮れるみたいだから、今度は違うポーズでやってみようよ!!』と、どうやらまだまだ撮影は続けられるみたいで、いま撮った写真はいったん保存されるであろう。『ねえねえ!!コールさんはなにかポーズのアイデアある??』先程はお互いにすきなポーズを取り合ったが、今度はあなたのオーダーを聞いて、そのポーズをとろうと少女はあなたにそう提案してきたであろうか。ちょっとした被り物や小道具なんかもお店に用意されているみたいで、色んなシチュエーションのプリクラが取れるみたいだ。 (2/25 21:35:21)


ず@コールフロムザメトロデッド > 
「…おぉ。(録れた写真を見ての声をあげる。形の残る想い出は、いつだって思い出すことができる。一生もの、というのは。)いいですね。『想い出』には、ぴったりだ。(忘れることはない。色褪せづらくもある。しかしそういう大切な形が同じポーズで…というのは見返してみれば小恥ずかしいものだ。彼自身が言った通り、それはアプローチなのだから。それでも、色鮮やかな形であるのは間違いない。)楽しい。(そして小恥ずかしいなんてものよりも、緊張という恐怖と、それを振り払う勇気よりも。)とっても、とーっても楽しい。です。(彼に表情はない。いまだに笑えるような部品が足りなくて、不器用な彼に手繰れるのは言葉だけ。奇術師…というより、これではピエロのよう。けれど心の底で笑っていれば、無表情だけれど化粧はもういらないだろう。)君のお陰でね。(あの食堂で、僕のために怒ってくれた君と今ここで仲睦まじくある。それと言葉さえあれば、笑顔の証明は十分だろう。)」「さて………ポーズですか。(そして今度は、君が僕の言葉を聞いて、『真似っこ』してくれるらしい。)ちっちゃい頃は結構ヒーローもの見て、真似したりしてたんですがねえ。(とはいえ『ポーズを取る』なんて今日日やらない。迷ってしまうものだ。)では。(なればまた、君の表情を映すために奇術師をしよう。)そこに立っているだけで構いませんよ。(ピースサインを引っ込める。しかしハットからは手を離さない。3。カウントダウンが始まっても。このままでは、ふたり並んだだけの写真。)僕が君を動かすのですから。(2。だが、321で驚かせるのが彼のやり口だ。)それっ!(1。白鳩がハットから飛び出して、君の驚きを誘うだろう。シャッター音が鳴るのは丁度、『リアクション』がよく出た瞬間。)」 (2/27 20:17:56)


うぉっか。@マルス > 
「楽しい。」『…!』(色んな感情が混ざりあって、形になって、溢れ出たあなたのそのひとことを少女は聞き逃さなかっただろう。)「とっても、とーっても楽しい。です。」「君のお陰でね。」(さらに繰り返しもう一度。しかも今度は『とっても』なんておまけがついてきて。まるであなたにも少女の無邪気さが乗り移ったかのようで、言葉だけでその“気持ち”が直に伝わって来る程だった。)『えへへ、ボクもコールさんと同じ(おんなじ)!!ボクもとーっても楽しいよ!!』『今日はコールさんといっしょにお出かけできて、ほんとうによかった!!』(あなたとこうして同じ時間を共有し、同じ場所であそんで、同じ喜びを分かち合えている、今、この瞬間が、少女にとって何よりも愛おしく、かけがえのないものであった。…少女は当初、あなたとこうしてお出掛けをする際に、ひとつだけ“不安”に思っていたことがあったのだ。それは、自分ばかりが楽しんで、あなたの気持ちを置き去りにしてしまわないか、という点だった。しかし、それはどうやら杞憂に終わってくれたようで、あなたもちゃんとこの《お出かけ》を楽しんでくれていたみたいで、少女はひと安心していたのであった。)『それに、“君のお陰”というのは、ボクからも言えることなんだからさ。』(キミが偶然あの時、少女の部屋の前に通りかかって、車椅子が倒れる音を聞いて中へとはいって来なかったなら、この縁はきっとなかったのかもしれない。今でも、少女はあのときのことを深くあなたに感謝している。その恩は、未だ全部返しきれてないと思っているが、これから少しずつ、あなたに精一杯、恩返しができたら、と、そう思っている。) 「さて………ポーズですか。」「ちっちゃい頃は結構ヒーローもの見て、真似したりしてたんですがねえ。」『えっへへ、どうする?どうするぅ?』(別にあなたを催促する訳では無いが、少女はそう尋ね聞いて、あなたが少女の言葉に暫し悩んでいる様子を面白がりつつ、あなたがどんなポーズを提案してくれるのか、楽しみに待っていたであろう。)「では。」「そこに立っているだけで構いませんよ。」『…?』(少女は首を傾げて疑問符を浮かべながらあなたを見つめるが、あなたの指示通り、少女はその場に突っ立ったままでいただろう。)「僕が君を動かすのですから。」『動かす…?』(言葉の真意が分からない少女は、さらに首を逆方向へ傾げながら、あなたの呟いた言葉を一部復唱して。) それっ!(次の瞬間、あなたが被っていたハット帽から、1羽の白い鳩が飛び出し、少女の目の前で大きく羽ばたいただろう。『わぁああっ!!?』思わず大きな声をあげて驚いてしまった少女の反応は、きっとあなたの期待通りかそれ以上だっただろう。そしてカメラはその瞬間を決して逃すことなく、パシャリ、と撮られたその写真には鳩の白い羽が舞う様子と、少女が両腕を上にあげながら驚く様子がしっかりと映っていたことだろう。『あぁ〜!!』『またコールさんボクをつかって遊んでぇ〜。……むぅ』またしてもあなたにしてやられてしまった少女は、片頬を膨らませて眉を寄せながらあなたを見つめただろう。しかし、あなたに《マジック》をみせて貰った楽しみもあった分なのか、さほど言うよりかは怒っているような様子には見えなかっただろう。 (2/27 21:32:20)


ず@コールフロムザメトロデッド > 
「(ショーマンはそのままハットを翻し、懇切丁寧な礼をする。タキシードの着こなしは『礼儀』とかけ離れた姿ではあるが、確かに敬意を持った『ショーマンのおふざけ』である。)君で遊んでる、というのは少し違いますよ。(ふわふわと、表情も感情も読みづらい言動行動ではある、それが『彼らしさ』だ。しかし1つだけ、最初から最後まで貫き通した感情がある。)一緒だから、君の表情を、姿を、君を見ていたくて、『楽しませたくて』。(それは熱く、固く、根強く、彼にとって何よりも大切なもの。君を守りたい。君のそばにいたい。君に楽しませられたい、君を楽しませたい。その全ての源だ。)『マルス・マルクス』。(その心地よい名を呼びたくなるのも。)僕の本当の名前は『古海 命路(コウミ メイジ)』。(そして自分の、大切な名を教えたくなるのも。)正直もう隠す意味もないんですが…できればそれを呼ぶのは二人きりの時だけで、お願いします。(君に、特別な名前を呼んでほしかった。悲しくならないわけではない。それでも、『君たち』に前を向く姿を見てほしくて。)」「分かち合って、一緒に楽しんで、そんな風に時間を過ごす。…なんというか、幸せなものです。本当。(『君のおかげ』同士で成り立った関係。名前のつけることのできる関係ではないけれど、彼の感情には名前がつく。)まだまだ時間はたっぷりあります。もっともっといろんなとこ行きましょ。もっともっと『想い出』作りましょ。(愛の形は、確かに哀ではなかったから、目の前にある君に抱く『救われた気持ち』の、『安らぎ』の正体を知ることができたのだ。)楽しみですね。(君といれば『楽しく』感じる、理由なんかも。)マルスさん。(恋をしている。その確かな言葉は、さすがの彼でも軽々しくは使ったりしない。その代わりにからかったり名前を呼んだり、そうして暖かみを君に。そして今度は指の長い掌を、君の頭の上に乗せて。)ありがとう。(…不意にシャッター音が鳴る。)…おや。(彼が確かに、君の頭を撫でるところが、そこには映されていた。)」〆 (2/27 22:45:24)