ダウノット&雨晴高良

照焼@ダウノット > ( 事務棟3階。冷たい床を、ブーツの鳴らす音はなく。進む。進む。ふんわりと、歩むその都度に足を隠す布は揺れ、両の手を隠す長い布地も、提灯こさえてその行く先を照らすように、揺れる。揺れる。普段隠されながら面倒を見る両の手は、今は書類の面倒を見ていて。揺れにはいっそうのこと落ち着きがなかった。1つの窓の前、書類の送迎屋の少女は足を止め、真っ暗闇の外をみた。反射した暗闇に顔が映る。重たい瞼、眠そうな事に代わりはなく。愛想にかけた見慣れた少女の顔を見た。両の手は書類の座席になってしまっているものだから、顔を揺らせば前髪と花の飾りが動きに合わせて揺れる。整うか荒れるかは2分の1。けれどなんだか、前髪の感じが気に入らなかった、なんて、乙女心。身形を整えてから会いたいのっなんて、恋する方の乙女では生憎無いけれど。ふぅ、と浅く息を吐く。仕事の終わりは何時になるか、あまり検討は付いていなかった。)   (1/5 21:17:43)

雨晴 高良 > 「・・・外に何か居たか?(月明りに照らされた廊下の先に、君と同じように瞼が下がり気味な男が居て。片手には購買部のビニール袋が有り、中身は軽食と栄養ドリンクだろうか。男は君の送迎先である事務室の扉を先に開けて、中へと促していて。)・・・書類、持たせて悪いな。」   (1/5 21:37:23)

照焼@ダウノット > ……どうだろうね。居ないように見えるけれど、もしかしたら、何か居たかもしれないよ。( ここで停電か、或いは雷でも落っこちてしまうか。電気系統のトラブルがあれば一見ホラーだっただろう。廊下の先に、厳めしい男の姿有り。こんな施設なものだから、カミサマか、研究員の怨霊か、或いは…………なんて、そんなことだって無い訳じゃない。尤も、電気系統のトラブルも、何か危害を及ぼす存在との遭遇も、今回は何も無いわけだが。ふっと窓から貴方へ視線を移して。ひどく曖昧な返事を交わした。   (1/5 22:02:28)
照焼@ダウノット > 『 ……もしかすれば、大遅刻のサンタクロースがあの雲の向こうを駆けているかもしれないね。眠れない子の元に、眠り粉をかけに飛んでいる妖精だっているかもしれない。透明人間が空を飛ばないとも限らないし………、…まあ、そんな非科学的と呼ばれるような存在達は、今となってはカミサマとなが付いてしまったんだから、本当に居たのなら捕まえに行かないと行けないんだろうけどね。 』なんて夢の無い。夢が形になってしまえば、それが夢で無くなるなんて必然のこと。けれど、もっといい無くなり方もあっただろうに。何も知らない人々は、サンタクロースにも妖精にも、未知の生物というのに対してまだ夢を見ていられる。羨ましいわけではないけれど、現実と比較してはいけない。また音もなく足を進めた。緑信号。送迎屋は前に進む。) 仕事だから構わないよ。ボクは書類を確認できるような立場ではないからね。運んだ分、なるべく早く次に回してもらえればそれで充分というものだ。   (1/5 22:02:31)

雨晴 高良 > 「・・・?(結局、何か居たのだろうか。その表情は変わらなかったけれど頭の中ではハテナマークが浮かんでいて。もし未知のカミサマであれば討伐か捕獲かしなければならないところだが、今はさっさと書類仕事を片していち早くふかふかのベッドへと戻りたい。何故ヒラの研究員から隊長になるだけで、こんなに書類を書かされるのだろう。という、ちょっとした不満も有ったが、それも表情には出さないでおこう)・・・確か君は、第六隊の研究員だったか。働き過ぎも良くない、少し休んで行くといい。(事務室には書類の山が端の方に固められていただろう。君の持って来た書類もそちらへ置くよう指示して。部屋の真ん中にあるソファーへ座り、手に持っていたビニール袋から温かいお茶とおにぎりを手渡そうか。)」   (1/5 22:21:56)

照焼@ダウノット > ………案外お茶目なんだなぁキミというやつは、或いはもっとユーモアというものを持った方が良いんじゃあないかとボクは思うよ。( 何も伝わりはしなかったか、若しくは馬鹿馬鹿しいと相手にされていないのか。どちらかは分からない。けれどShall we dance ? そう問われたときキミは踊れなさそうだ、なんて勝手な自己評価。貴方と比べれば位の低い研究員にこんな風に馴れ馴れしくも話し掛けられ怒らないのだから、受け皿は大層広いのだろうけれど。『 そういうキミは、確か第1小隊の隊長だったか。……なぁ隊長、といってもボクはおっしゃる通り第6所属でキミの直属の部下ではないんだけれどさ、そんなことは置いておいて良いかい隊長。確かに働きすぎるというのは良くないことだ。休むのもうん、大切だね。おにぎりとお茶も有り難くいただくとしよう、とても感謝だ有難う。……ただね、出来ることならボクはとっとと帰る或いは自分の研究を進めたい。』   (1/5 22:47:12)
照焼@ダウノット > 『隊長と1職員という立場上、断ることが出来る人は少ないだろう。同じ理由で気を休められる人も少ないんじゃないだろうかとボクは思うよ。例えばそれがへろへろの職員であれば話は別だが、見ての通りボクは元気だ。そうなるとね、端から端まで有り難いことだが結論からいうと休めば無駄に仕事が滞る上にキミの前では緊張で寝転べやしないのだからボクはとっとと帰りたい。 』書類の山が書類の山脈となりつつある。キノコの一本勝利。これではタケノコ派も笑えはしない。地震でも起こればかくも無惨な光景を見ながら、貴方からお茶を受け取りながら、ソファに腰を下ろしながら、つらつらつらつらと部屋の中を埋め尽くさんとする勢いで、小さく開いた口は回るも回る。上官の立場に従うように休みながらも、気持ちは一切伴っていなかった。というか、人によってはクビを跳ねられかねない言葉だった。けれどそんな職員は多い筈だ。望まぬ飲み会に連れていかれたり、一緒に休憩をしてからよし、もうひと頑張りするか!って……いやいや、まず帰してくれよ。)…………というか、キミこそ適度に休みたまえよ、作業効率落ちてるだろう?   (1/5 22:47:17)

雨晴 高良 > 「・・・なるほど、そういうものか。・・・貴重な意見、感謝する。(自分としては気を遣ったつもりだったのだが、休憩よりさっさと終わらせる方が良かったらしい。自分直属の部下を持ったことが無く、隊長という役職も初めてである為に、上に立つ者としてどう振る舞えばよいのか。少し分からなかったが、自分の思っていることが間違っているということもある。むしろそういった意見は大歓迎だったのだ)・・・俺は大丈夫だ。それに、そこの書類もまだ期限が有るしな。ある程度減らしてから、頃合いを見て帰る。」   (1/5 23:14:18)

照焼@ダウノット > ………運気が上がる壺を買ったり、お菓子をくれたからって怪しいおじさんに着いていってはいけないよ。そういう輩は人を食い潰すことしかしないと証明されているからね。( あまりにも素直。ロリおじ、娘も上京し野良猫に餌をやって可愛がっている父のような日常系漫画に登場しそうなブサカワのように相反した関係が何故か合体してしまったワードが脳裏を過る。目付きが変わることこそないが、若干の杞憂がそこにはあった。真っ白なキャンパスは人の意見に如何様にでも塗り替えられる。良くないものほど、色は濃く塗り替えられないのはつくづく厄介な事象なものだ。   (1/5 23:39:47)
照焼@ダウノット > 『 …………もしも、てんてこまいになってしまったらボクを御呼びよ。偉い人の仕事を代わってやることは出来ないし、代わるもなにもボクらにだってボクらなりの仕事はある。けれど、上が潰れては下は機能しなくなってしまうものだ。平でも手の届く範囲の手伝いであれば不馴れというものでもないし………、なに、潰れる前に他も頼りなよとそういう話さ。それほどキミの仕事は多い。』 他の部隊もこうであるなら補助は必須ではないか、ああけれど、…付けた端から、隊長も補佐も離職してしまうのだからキリがないか。書類の代わりにお茶とおにぎりの送迎屋。ゆーらりゆらりと揺れる布地は代わらずに。立ち上がれば身体を傾け。) それじゃあお疲れ様。また頃合いを見て書類を回収しに来るよ。   (1/5 23:39:48)

雨晴 高良 > 「・・・流石にその心配は無用だと思うぞ。(今更ながら、彼女は自分の事を何だと思ってるのだろうか。成りたてとはいえ隊長だし、顔つきも優しいとは言えないだろうに。ただ、人より色んな事を考えてしまうだけだ。少しだけ肩を竦め、再び事務室の席に着くとしよう。ひとつ、深呼吸をして気合を入れれば)・・・分かった、雨晴の名義でまた呼ばせてもらおう。第六の研究員、最後に名前を聞いても?」   (1/5 23:50:18)

照焼@ダウノット > あぁ、名前が無くては呼びつけるのは確かに難しいことだろうね。失念していた。…ダウノット、ダウノット・リーグリット。以後お見知りおきを、第1の雨晴隊長。( 失敬失敬と布地をぱむり、重ねて離して。名乗る名前は何年もの付き合いになるだけあって馴染み深い。対する貴方の名前は馴染みも浅く、舌の上をなんだか滑ってしまうようだった。それは貴方も同じだろうか。一礼をして、扉を開ける。以後なんて、此処ではあるか分からない。けれど悲観して投げ捨ててしまう方がきっと、寂しいというものでしょう。/〆)   (1/6 00:06:21)