Pinky@Jenne > (静寂が耳に響いて、ただただ五月蝿かった。)(─────────ヒュッッッ)(...........トン。)(静寂を突き破って、空気を切り裂く音がした。)(────ヒュッッッッッッッッッッ)(...........................トトトトトトトトトトトトン。)(的には、投擲された様々なデザインのダガー、ナイフ、エトセトラ。的から少し離れた場所。その、ラインの上に立っているのは───────)(アルマデル第八支部、十三番小隊隊長。)(ジェンヌ、という名の女だった。)(一通り刃を投擲し終えた彼女は白息を一泡、二泡だけこぼせば、カツン、カツン。ヒールを鳴らしながら、的に歩いていくの。)(つぷ、ってナイフを手にとれば、ヒュンッッッッって。ジャグリングの要領で頭上に放り投げて、刃先を指の間ではさみとるように腕を上げて受けとるのさ。)「おはよう。眠れないのかい?"オプスキュリテくん"。」(君に、話しかけるのさ。さぁ、本のページを捲ろうか。どんな話になるかなんて、心躍らせてさ。) (1/5 23:51:20)
りょうが/シエル > 「あはは、そこまで子供じゃないですよ。ジェンヌ小隊長」(まさか、鮮やかな投擲術に見惚れていた、と言う訳もなく。肩を竦めてシエルは物陰からふらりと姿を現した。身につけているのはトレーニングウェア。自主訓練の後、というのはみてとれるだろう。)「風切り音が聞こえてきたから、少し様子を覗きに来たら小隊長殿が投擲ショーをやってた感じですよ。」(遅ればせながらも、おはようございます、と。ニコリと微笑みも混じえて挨拶を交わす。)「ジェンヌ小隊長こそ、こんな時間にいるのはあまり見かけない気がしますけど。どうしたんです?」 (1/6 00:24:23)
Pinky@Jenne > 「私からすれば君なんてまだまだ"青二才"さぁぁぁ...................ヒップの青い少年くん。」(彼女は貴方にカツン、と近寄れば、流れるような手付きで貴方の両肩に手を添えようとするだろうね。)「随分と汗をかいているねぇぇぇ訓練終わりかい?シャワーでも浴びてきたらどうだ。おや、まさか怖いのかい?そうだねぇ確かにこんな夜には出てしまいそう。ずぅっっっっっぅと自分の足を探しては、夜な夜なうめき声をあげつつ君の足を食いちぎりに来るぅぅぅ..................」(彼女は君との距離を0にまで縮めては、うっすらと黒い笑みをこぼしながら君の耳に唇を近づけてさ。)「幽霊のシキガミさんが。」「噂には聞くねぇ。うちの小隊の子たちもたまに囁いているよ。『次に狙われるのは』」 (1/6 00:43:10)
Pinky@Jenne > (彼女はツゥっっっっと君の脇腹をなぞっては、うなじあたりにヒュウっとやけに冷たい吐息を吹きかけて。)「『自分かも』って。」「まぁ?君は怖くないもんなァァァなぜなら君はもうおとな、だもんなぁぁぁぁ。」「大丈夫かい?一緒にはいるかい?」「二人で入れば、怖くないかもねぇぇぇ。」「うふふふふふふ。」「ふふふふふふふふふふふ。」(カツン。)(床の色を映した真っ黒なガラスの靴。貴方の瞳を写しているよ。君の色は───────)「冗談なんかじゃあないよ。」(何色でしょうか。) (1/6 00:43:27)
りょうが/シエル > 「ひぃっ!!」(背筋が震える。まだ明るくもない時間にそんな話をされてしまえば、嫌でもイメージは想起される。そして自分の足が食いちぎられる想像をしてしまう……)「……って言えば満足ですかね? 13小隊の隊長殿がそんな趣味があるなんて、びっくりしちゃいますよ……」(ことはなかった。下手くそな演技である。我ながら出来栄えの酷さに嫌気がさす。)「お風呂の話は遠慮しておきます。幽霊よりもジェンヌ小隊長の方が怖くなっちゃいますよ」(至近距離からその目を見返した。怖くない訳では無いが、怖気付くほど弱くはない。) (1/6 01:03:18)
Pinky@Jenne > 「かぁぁぁああああわいいねぇ..........................」「いいよ、可愛らしい演技が見れただけでも十分だ。『とでも言えば満足だろうか』って顔してる。」「すごくかわいいよ。うちの隊に欲しいくらいさ。」(ニマニマ笑いながら、彼女は君から離れてはさ。)「───────ほう。その怖いってのはァァァ.........................」「自分の罪から"逃げる"ことよりもかい?」(ナイフをとん、とんって。順番に拾い集めては、バッグにカラカラとしまっていくんだ。一つ、二つ、三つ。)「何も怖くないと言い張る奴ほど愚かな者はいないよ。ああ失礼。君のことじゃあない。君にだって怖いものはあるだろう。欠点なんて、誰にでもある。『甘い物』、とかね。」(かわいいだけじゃあ、生きていけないんだ。可愛さ寄りも必要な愛嬌が、備えられている者が人を魅了する。そうして人は生きていく。、果たして君にあるのは、どちらだろうね。) (1/6 01:27:27)
りょうが/シエル > 「やめてくださいよ、童顔少し気にしてるんですから」(可愛いと言われるのは慣れてはいる。悲しいことだが、自分の見た目は可愛らしいに部類するものだと自覚している。どうせならかっこいいと言われたいものだ。もう少し身長伸びたりしないだろうか。)「…………はっ、まさか。そこまでじゃないですよ」(罪から逃げたところで、どうせ亡霊に追いつかれることになる。それなら、真っ向から立ち向かってやる、そう思っている。今はまだ、その勇気がないだけで)「……………………好物って、欠点にはいるんです?」(言葉の意味を吟味して、問い返す。あれだろうか、ネズミ捕りにチーズを仕掛けるとネズミが引っかかる、的な。) (1/6 01:45:34)
Pinky@Jenne > 「論点はそこじゃないよ"オプスキュリテ"くん。」(アッハァって、広角を上げながら君に再び近づこう。)「私ァ君の顔が可愛いって言ってるんじゃぁない。」(息継ぎももったいないとばかりに、彼女は続ける。)「そういうね、助けに行く勇気も無いのに、ありもしない胸を張って青いケツ振って『そこまでじゃない』って言ってくれる、予想を裏切らないところだよ。」(うっとりしたように琥珀色の瞳をくにゃぁと歪めて、貴方を見つめるの。)「気を悪くしてしまったらごめんね。そういう君の『青色』な部分も含めて愛おしくて堪んないよ。」「甘い物が大好きなら。」「あまーーーい、甘い。」「"これ"はどうだい?」(彼女は。もし君が拒まないのならば、ゆっくりと君の唇に唇を重ねてしまうだろうね。)(うぶな君には、少々刺戟的過ぎるかもしれない激アマのキス。受け入れるかい?) (1/6 02:13:38)
りょうが/シエル > 「遠慮しときます」(言葉の後に、手を割り込ませて近づく唇を拒絶する。)「運動後に甘いものも悪くは無いと思いますけどね。それはさすがに、胸焼けひどそうですから」(そういうのは他に見つけてください、と。苦笑しながら、すり抜けるように距離をとった。)「…………というか、ジェンヌ小隊長こそこんな時間に一人でなにを? あまりこの時間は見かけなかった気がしますけど」 (1/6 02:33:22)
Pinky@Jenne > 「釣れないねえぇぇぇぇ。」「とっっっっても。かわいいよ。」(彼女は避けられた唇を名残惜しそうに開いて微笑めば、『そういうのは他に見つけてください』なんて苦笑する貴方に、あらあらと可笑しそうに笑うのさ。)「言ってなかったかい?私には恋人がいるんだよ。」(ガタン、と開く扉に。向こう側から誰かの叫び声。)「ほら、お出迎えだ。そろそろ用も住んだし、私はお暇させていただくよ。うちの少年くんがいい加減泣いてしまいそうだからね。」(扉の向こうのライトグリーンに向かって軽く手を振れば、彼女はまとめ終わった荷物をぐい、と背負えば、君の頬に手を添えてさ。) (1/6 02:51:57)
Pinky@Jenne > 「何しにきた???そりゃあ............」「─────いつもこんな夜中に欠かさず真面目に訓練してる馬鹿者がいるって聞いてね。」「訓練場の使用時間は守りなさいっていうナズナ管理官のお叱りを受けた私が直々に君をからかいに来てやったわけさァ。」「じゃあね、"オプスキュリテ"くん。【頑張り給えよ。】」(彼女は扉の方へと歩きさりながら、ライトグリーンに着ていたコートを被せてやってね。ほらほら、泣くな泣くなって、声をかけてやるのさ。甘い甘い、静寂を切り裂いた夜の噺。この続きは、また今度。) (1/6 02:52:12)
Pinky@Jenne > 【〆】 (1/6 02:52:22)